知床五湖を巡る

知床五湖とは、北海道東部の世界自然遺産 知床国立公園内に位置する五つの湖の総称で、高架木道と地上遊歩道が整備されており、原生林と湖の景観を安全に楽しむことができます。

春から秋の雪のない時期に開園し、北海道の北東の端っこ知床半島のほとんど人の手が入っていない自然を感じながら、ときおり姿を見せる野生動物で癒やされる場所です。

目次

散策コース

散策コースは大きく二種類あります。バリアフリー対応の高架木道は往復約800メートル、一湖を眺望できる手軽なルートです。
地上遊歩道は「小ループ」(約1.6km/所要約1時間半)と「大ループ」(約3km/所要約3時間)があり、季節や体力に応じて選ぶと良いでしょう。
しかし、原生林の中を進むため、事前レクチャーや入場制限が行われてるのでご注意を。

5つの湖を余すこと無く見たいと重い場合、大ループから高架木道を回るコースをお勧めします。

自然と野生動物

大ループから実際に歩いてみると、ダイレクトに自然と接していて”ワイルド”の一言が頭に浮かびます。
道は細い板が敷いてあるので歩きづらいので、慣れてない人だとかなり疲労するでしょう。
ワタシ的には静寂、息吹、力強さ、言葉では言い表せないような自然のチカラを感じ、進むごとに元気がでてきます。

知床五湖は火山活動や地殻変動によってできた湖沼群なので、湖ごとに形状や周囲の植生が異なり、それぞれ独自の生態系を持っています。
それぞれの詳しい説明はあえて省きますが、調べてみるとますます興味が湧くかもしれませんよ?

季節ごとに姿を変える原生林は、野鳥やエゾシカ、キタキツネなどの姿が見られることがありますが、見られることが幸運と思い、そっと観察してください。それもまた自然ならではなのです。
それと厄介なのが、クマです。
高架木道ではウッドデッキのような仕組みですので、比較的に安全に散策できますが、地上遊歩道はほとんど木が数本敷かれただけで、歩くのに少し困難に感じる場所もあります
もし、そんな場所で出会してしまうとどうする事もできないでしょう。

そこで初めての方やちょっと怖いなと思った場合は、ガイドツアーを利用するのをお勧めします。
たとえ慣れていても、クマと出会いたくないですし、気配を感じるのも怖い。
そういう危険な動物である事を忘れないでください。
当然の事ですが、リスやキツネのような安全な動物にであっても、可愛いからと餌をあげるのは絶対だめです。

もう一度行きたい

原生林の中にダイブして知床の大自然を全身で浴び、ときおり視界が開けた先には、大きいとは言えないがそれぞれの特徴を見せて輝く湖。数年経った今でも知床国立公園を訪れたことが一番鮮明に、感動的に自身の中に残っています。

全国を旅していますが、これほど麗な自然は他にはないのではないかと思うほど。
あの感覚は何度でも味わいたいと感じますので、私はいつかまた、訪れることでしょう。

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