ラーメン激戦区のすすきのエリア。その中でも、70年以上の歴史と伝統を兼ね備え、札幌市民と観光客の双方から厚い支持を得続けているのが、「元祖札幌らーめん横丁」です。その中で、代々受け継がれてきた伝統の味を提供し続けるのが、「ドラムカンスープ天鳳」。
根強い人気を誇る天鳳を、アクセスから店内の雰囲気、ラーメンの特徴、豆知識などを交えて紹介します。
アクセスと店内の雰囲気
北海道各地のラーメン名店が集うラーメン横丁、中央よりやや北側にお店はあります。
ラーメン横丁は、まさに昔ながらのラーメン屋街といった雰囲気で、人がやっと2人立てるほどの狭さ。ただ、その狭さが風情を醸し出し、ラーメンに対する期待値を高めるのです。
天鳳も店内はカウンター席のみと狭いですが、厨房に陣取るドラムカンスープには圧倒されてしまいます。
歴史と伝統の源泉、至高の一杯
天鳳は店名の通り、ドラム缶サイズの特注鍋で一気に仕込んでいます。その事実だけで視覚的、感情的な期待が高まってしまうものですが、実はこのドラム缶には、合理的な理由も含まれているのです。
それが、特大サイズで一気に仕込むために、作り足しが一切ないということです。昨今では、衛生面を心配する声も上がりそうですが、店内は清潔で、作り足しをしないということがむしろ安心させてくれますよね。
肝心のラーメンは、こだわりの濃厚豚骨スープであり、特有の臭みがなく豚骨が苦手な人でも食べやすく仕上がっています。筆者も、どちらかといえばあっさりラーメンが好きで、豚骨ラーメンには独特の臭みを感じてしまうものですが、天鳳のラーメンにはまったくそれがなく、ツルツルと食べ切り、スープまで飲み干してしまいます。
トッピングもチャーシュー、ネギ、メンマ、海苔と伝統的で素朴なラインナップ。スープとこのシンプルな具材との相性は抜群で、札幌市民から「元祖こっさり系」と呼ばれるのも納得の味わいです。
メニューのラインナップも、正油、味噌、塩、辛味噌など豊富ですが、人気No.1、筆者のオススメはともに正油ラーメンです。札幌といえば味噌ラーメンというイメージも強いでしょうが、素朴かつシンプルなスープを最も堪能できるのは正油ラーメンだと思います。特に、観光などで訪れて滅多に訪れる機会のない方には、正油を強くお勧めします。
超有名アーティストもご来店
店内を見渡すと、驚きのポスターとサインが。それは、B’zの「love me, I love you」という曲のプロモーションビデオの舞台が、他でもない天鳳であるということ!
B’zファンや世代の方々にとっては、あの稲葉さんと、同じ空間に居られるということだけで幸せなこと間違い無いでしょう。
ドラムカンスープ天鳳
すすきのエリアでも随一の歴史と伝統を誇る「ドラムカンスープ天鳳」をご紹介しました。
観光で札幌を訪れて、間違いのない一杯が食べたい、歴史ある札幌のラーメンを味わいたいという方には、ぴったりのお店だと思います。ぜひ訪れてみてくださいね!
画像はイメージです。
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