北海道の北端、稚内からフェリーで向かう最果ての離島「利尻島」。
礼文島の方が北にあるというご意見は解ります。でも、山が好きな私は利尻山がある利尻島の方が心が踊るのです。
天気さえ良ければ、晴れ渡った空の下で青い海を望みながら登山は最高じゃないですか!
利尻島での夏旅を満喫してきました。
稚内港から早朝のフェリーに乗り、やってきました利尻島。
約3時間の船旅、海の向こうに堂々と姿を現す利尻山の姿にテンション上がりまくり、鴛泊(おしどまり)港に到着してダッシュで船からおりて、本日泊まる旅館に荷物を預けたら利尻山へゴーです。
利尻山に挑む
利尻山(標高1,721m)は円錐形の美しい山容から「利尻富士」とも呼ばれ、山好きにとっては憧れの名峰です。
まあ富士山と比べるとちょっとガタガタしていますが、これはこれでアリでしょう。
山頂までは、鴛泊と沓形の2つのルートがあり、鴛泊の方がフェリー乗り場から近いし、難所が少なくてカジュアルに楽しめます。沓形も良いのですがこのところ運動不足感があるので、鴛泊コースを選びました。
登山口まではズルをして車で送ってもらい、登り始めます。
最初のうちは鬱蒼とした森の中を舗装された道なのですが、突然、山道になります。標高が上がるにつれて植物の背が低くなって、他の登山者と無言のまま、黙々と歩いていくと六合目のみはらし台に到着。
ここがまず最初の絶景ポイントで、休みながら見渡すと開けた視界の先に広大な海が広がります。
そこから尾根づたいに獣道のような登山道を登っていくと、次第に地面が赤みを増し、たぶん初めての人・・・じゃなくもて、滑って転んだら死ぬんじゃないかという際どい道になっていきます。
下品でもうしわけございせんが、ふと道の横をみると、お◯ん◯んがキュッとしてしまうような場面もあり、頑張って登って頂上までいきつくと感動します。
山頂は360度見渡せる大パノラマ、晴れていれば遠くの礼文島や樺太(サハリン)の方向まで見えることもあるとか。
そして山頂神社で旅の無事を願ってから下山しました。
ゲストハウスで味わう島旅情
今回お世話になったのは、ある旅館。別に名前を出しても良いのですが、なんかステマっぽさがあるかもなので、あえて伏せます。
帰りが思ったより遅くなったのに、野営場まで迎えにきてもらって感謝しかありません・・・、まあ他にも宿泊客がいたからでしょうが。
夕食には、利尻島近海で水揚げされたほっけをちゃんちゃん焼。
一般的にちゃんちゃん焼きはサケだと思いますが、利尻ではホッケがスタンダードだとか。ともかく身がふっくらとして脂の乗りがよく、旨味が凝縮されている印象で別格でした。
島ならではのアットホームな雰囲気で、どちらかといえばコミュ障ぎみな私でも、食事をしながら、オーナーさんや他の宿泊者との会話で盛り上がれたのは、新しい発見です。
島観光
次の日は、帰りのフェリーの時間までレンタカーを借りて島をぐるっと一周巡ってみました。
ただ回るだけなら、1時間かそこいららしく、改めて小さな島なんだなと思いました。
特に印象に残ったのは、南側にある南浜湿原で鏡のように映り込む利尻山が幻想的。
グルメは利尻のウニと昆布を使ったソフトクリームで、不思議な甘じょっぱさとスプーンが昆布だったのが衝撃的です。
そして忘れてならないのが「ミルピス」。
島でしか変えない幻のジュース。まあ行ってしまえば、カルピスのような味ですが不思議なコクと、たくさんの味のバリエーションがあって飽きません?
基本、乳酸飲料なのにフルーツ味は見た目、乳酸入っているか疑惑がある・・・そんな飲み物です。
最後に港付近のお土産屋さんで「利尻昆布」買って、ウニ丼を食べて島とお別れしました。
旅の締めくくり
今回は登山がメインで利尻島にきましたが、島には郷土資料館や博物館、詩碑などの歴史にまつわる知的なものから、ウニセンターとか好奇心をくすぐる施設まで、わりあい観光バリエーションが豊富です。
何度でも足を運びたくなる、そんな場所だと感じます。
皆さんもぜひ、最果ての離島でしか味わえない利尻島を体感してみてはいかがでしょうか。
※画像はイメージです。
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