「したっけ」で大恥をかいた

私は自身の仕事が理由で、海外や日本を転々とする生活をしています。
数年間ほど北海道にしたときのお話です。

私が住んでいた詳しい所在地は言えませんが、都会に少し離れた田舎で冬の最低気温はマイナス20度が普通のとても寒い地域でした。
近所に住んでいるのはお年寄りが多く、最初は馴染めるか心配でしたがすぐに打ち解けてとても優しくしてもらったのを覚えています。
ただ、地域性でしょうか・・・北海道の方言が強く、正直何を言っているのか最初は分かりませんでした。

目次

したっけ?

近所に住んでいたおばさんに「○○さん(私の名前)、したっけ」と言われたのが始まりです。
「したっけ」は「何かをした」という意味なのかと思い、いったい「なにをしてしまったか」と悩んでしまったのですが、その後なにか追求されることがなかったので、それ以上は気にしませんでした。

段々と地域の人達と話している内、会話の途中や会話の最後に「したっけ」を使われる事に気付き、正直分からないなら聞けば良いだけの話なんですが、聞くのも恥ずかしく分かったようなふりをして「したっけ」を使っていました。

町内会の出来事

北海道に来て数ヶ月たったころ、近所の人に町内会の集会に呼んでいただき、旦那と娘と一緒に参加してご飯を食べたり、ちょっとしたゲームしたり、とても楽しかった。

町内の皆さんと楽しく話していると、あの「したっけ」という言葉が気になってしまうのですが、私はいつもと同じく知ったふりで過ごしました。
そんな時、一人のお年寄りの方が「○○さんはしったけだよね?」と言われたのです。

皆は知っていた

私は「はい」と言って良いのか分からず、諦めて「すみません。したっけって何ですか?」と聞くと、その場にいた人全員が一斉に笑い初めました。どうやら私が「したっけ」を知らずに使っていることを知っていたのです。
私は凄く恥ずかしくてうつむくと「分からないことは聞いて良いんだよ」と優しく諭されて、その後は分からない方言は聞くようにしました。

ちなみに「したっけ」は「そうしたら」という意味と「バイバイ」「さようなら」の二つの意味があります。
慣れないとややこしいですよね?

※画像はイメージです。

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