北海道河東郡鹿追町にある然別湖(しかりべつこ)をご存じですか?
この湖は、北海道で1番標高の高い場所にあるため「天空の湖」と呼ばれています。
標高が高いということは、もちろん気温も低くて寒い!それゆえに魅力たっぷりな湖なのです!
今回は、この然別湖について紹介します!
天空の湖・然別湖とは?
然別湖は、北海道のちょうど真ん中、大雪山国立公園内にあります。約3万年前の噴火により、川がせき止められて出来た堰止湖です。道内の湖で1番高いその標高は810mあり、周囲は約13km、最深部は約100mです。 湖畔にはトドマツやエゾマツ・ダケカンバなどの原生林が広がっています。
また、氷河期から生息しているといわれるナキウサギや、オジロワシ・クマゲラ・アオサギなど、貴重な野生動物たちが生息しています。
然別湖へのアクセスは?
道外から然別湖へ行くには、北海道の真ん中らへんなので、十勝帯広空港が1番近い空港になります。
十勝帯広空港からは車で約1時間15分、ちなみにですが新千歳空港からは約2時間30分です。札幌からだと距離にして約200キロ、高速で約3時間かかります。
高速を走っているだけでも、十勝平野の景色が広がったり、牧場が見えたりして北海道感を感じられます。でもせっかく北海道を走るなら、下道を走っていろいろな観光スポットに寄るのもいいですよ。札幌から十勝方面へ向かう途中には、道の駅がいくつかあります。道の駅では、その土地ならではの特産品やお土産が売っていますし、レストランや売店でそこでしか食べられないグルメにも出会えますよ!
私が特におすすめしたいのは、ソフトクリーム!酪農大国・北海道では、その地元の生乳や名産品を使用したおいしいソフトクリームがたくさんあります!
また、冬場は雪道の運転に自信がない方も多くいると思います。そんな方におすすめは、JR帯広駅から然別湖畔温泉までの路線バスです。約1時間45分、のんびりとバス旅もよいのではないでしょうか。
然別湖の楽しみ方は?
雄大な自然湖の然別湖は、四季折々の風景が、美しく透明度の高い湖面に映し出されます。然別湖温泉もありますので、歩き疲れた体を癒やすのにも最適です。
然別湖で話題になっているのが、「湖底線路」。湖の中にどこまでも続くかのように見える線路が、透明な湖面と相まって現実世界とは思えない神秘的な光景です。これは、冬場凍ってしまう湖から船などを引き上げる際に使用する線路だそうです。まさに北海道ならでは、然別湖ならではの風景ですね!
また、然別湖ネイチャーセンターでは、多くのアクティビティも楽しめます。トレッキングからカヌーやシーカヤックなど、大自然を満喫できます。おすすめはナイトウォッチング。然別湖は、天気がよければ遮るもののない満天の星空が見られますよ!
然別湖といえばやっぱり冬!しかりべつ湖コタン
この然別湖に冬だけ現れる「しかりべつ湖コタン」。「コタン」とはアイヌ語で「村・集落」を意味します。
もうみなさん、お気づきですね?!そうです。凍った湖の上に現れる幻の村なのです!
然別湖の1番寒い時期には、最低気温がマイナス25℃、日中でもマイナス10℃の世界です。湖の氷は約1mの厚さになり、その上に氷と雪で創られたチャペルやバーなどの建物が建ちます。氷の柱やブロックで出来た建物を見るだけでも貴重な体験ですが、な、なんと!宿泊することもできるのです!寒さに耐えられない場合には、ホテルに避難も出来ますのでご安心を。
そして、さらに驚きの施設が「氷上露天風呂」。
然別湖温泉を引いている、れっきとした温泉なのです!これもぜひ一度体験したいですね!
いってみませんか?
いかがでしたか?然別湖、行ってみたくなりましたね!
私は関東出身なので、北海道の冬は寒いでしょう!とよく聞かれますが、私個人的には北海道で遊ぶなら圧倒的に冬がおすすめです!
しかりべつ湖コタンなんて、世界の中でもすごいイベントですよね。これが北海道で体験できるなんて、本当貴重だと思うのです。もちろん、然別湖の新緑の季節や、紅葉も綺麗ですので、興味がある方はぜひ一度足をお運びください!
※画像はイメージです。
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