以前我が家が小さい商店を営んでいた頃、並べる商品はなるべくいい物を揃えたいと考え、砂川から仕入れて売っていたのが「もっきりや」さんの卵でした。
友人から紹介されて知ったのですが、とにかく餌から育て方から鶏思いのご夫婦が大切に育てた鶏のこれまた丁寧に磨かれた卵の本物の味に感動したのでした。
鶏たちのご飯はいいものばかり
もっきりやのご主人の鶏への思いは、まず鶏たちの飼料にあらわれています。
小麦と小米は北海道産、米糠は砂川産、魚粕は羽幌産の添加物無しの良質なもの。
おからは北海道の栗山産の大豆100%、その他野菜類はもっきりやさんの農場で作られた無農薬のものを使用しています。
鶏や卵にとって害がある、ひいては食べる人間にとって害がある化学物質、抗生物質などの有害なものは全く使っていません。育て方がまた鶏思いで、雛の時には育雛箱に発酵させたノコ屑を敷き、保温性を高めています。
大きくなった鶏はケージから出されて、鶏舎の中を自由に動き回り、好きな時に餌を食べて、ストレスのない環境で過ごしています。
雄雌一緒に買っているので、卵は市販のものとは違い有精卵。
味の良さはもちろん、本当の完全栄養食品とと言えるでしょう。
洗卵しないからこそ日持ちするんです
もっきりやさんの卵のもう一つの特徴は、日持ちするという事。
普通の市販の卵だと、綺麗に見せるために洗卵して、卵を保護する役目があるクチクラ層という薄い膜を剥がしてしまいます。
そうすると殻から雑菌が入りやすくなってしまい、腐敗するのが早まります。
でももっきりやさんでは、丁寧に手作業で、ヤスリやカミソリで汚れを落とし、クチクラ層を守っているので、常温でなんと一ヶ月も日持ちするんです!!
これぞ卵と言う味に感動!!
さてその大切に育てられた鶏たちが産んだ卵ですが、割ってみると黄身の色は薄い黄色なんです。
濃い色を付けるための資料を与えていないからなんです。
そして黄身の周りの白身は盛り上がっていて、これは新鮮で元気な卵の証拠。
プルプルとした卵をそのままご飯に乗っけて食べてみると…もう至福の味わいです。濃いんです。これぞ卵!!という味。
値段は1パック10個入りで500円ですが、作り手の手間暇のかけ方や有害物質が入っていない事、そして何より完全栄養食品としての本物の美味しさを持った卵ですから、
全然高いとは思いません。
むしろ物価がどんどん上がっている社会で、卵の値段が上がらない、いやむしろ下がったりしているのが異常なのです。
それらはどんな卵なのか?
ご主人は「高いから売れないだろう」と思っていた卵ですが、健康志向の人が増えたのか、売れているのだそうです。
スイーツで有名な砂川の、お菓子メーカーからの注文もあるようで、やはり本物は認められるんだなぁと納得。
砂川の一の沢という少し山奥に入ったところにある「もっきりや」。
卵の方は市内のスーパーにも置かれているようなので、是非一度食べてみて下さい!!
※画像はイメージです。
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