その昔「炭坑の街」として栄えていた三笠市ですが閉山後は人口減少が深刻化したまま時代が移り変わる中で、2013年日本ジオパーク委員会より三笠市全域がジオパークとして認定され、再び活気を取り戻し栄えつつある街です。
そんな三笠市にある「三笠市立博物館」は北海道三笠市幾春別錦町にある、三笠を代表する観光スポットです。
博物館がある三笠市内は緑が豊かで、恐竜がいた時代を想像させる環境にふさわしく、博物館に到着すると、そびえたつ大きな恐竜のオブジェが来場者の気分を盛り上げてくれます。
「三笠」といえば「エゾミカサリュウ」が天然記念物として指定されていることで知られ、市内のあちこちでアンモナイトや恐竜のオブジェを目にします。
三笠市立博物館は化石の博物館
そんな三笠市立博物館は別名「化石の博物館」ともいわれ、エゾミカサリュウの化石をはじめ、さまざまなアンモナイトが展示され、その数は3000点以上。
三笠市では数多くのアンモナイトが発掘されているため、市内近郊で発掘されたアンモナイトが数多く展示されていますが、他にも海外で発見された恐竜の骨格標本など、大変珍しい物が多く展示されています。
中生代に存在したとされる爬虫類の骨や、恐竜を再現した標本などがあり、化石に直接触れることができるフロアもあるため、化石が好きな人や爬虫類が好きな人にとっても魅力的なスポットになっています。
ですが、化石に詳しくない人や、お子さんにも分かりやすく楽しめる工夫が随所に見受けられ、年齢を問わず楽しむことができるコーナーが数多くあり、1億年前の地球を振り返る貴重な学びの場となるでしょう。
化石以外も
また、館内には縄文時代の出土品から三笠の歴史、自然についても学ぶことができる貴重な資料も揃っています。
炭鉱によっての三笠の発展に関する資料や三笠の有名人、もう一つ、三笠に欠かせない歴史としての「空知集治監」。
当時実際に使用された品々やジオラマ展示で、「空知集治監」について詳しく学ぶ事ができます。
他にも別館、森林資料展示室では、三笠の林業に関する道具や実物大の杣小屋(そまごや)、生息する動物の標本を展示しています。
分館は、冬季休館になりますので、見学したい場合にはご注意ください。
このように大人も子供も楽しめる博物館として注目され、2015年には日本経済新聞で「何でもランキング」において1位に選ばれています。
更に近年においては、「ポケモン化石博物館」が開催されて話題を呼びました。
さいごに
三笠を訪れた際には、近くにある桂沢湖や自然散策を楽しまれ、地層や炭坑遺産とともに恐竜がいた頃の時代に思いをはせるのはいかがでしょう?
もう一つの楽しみとして、道の駅などで購入できる、炭坑の街三笠の名物の真っ黒な「石炭ザンギ」も合わせて楽しみたいですね。
えり
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