国道36号線を走っていると、白老町の辺りで「天丼」と大きく書かれた看板が目に入り、気になっていました。
その店は、この近辺では有名な天丼専門店「三春」。
営業時間が短いため、なかなかタイミングが合いませんでしたが、ようやく訪れることができました。
その後、2026年6月に閉店しました。
今振り返ると、あの日に立ち寄ることができて本当によかったと思います。
天ぷら専門店?
店内に入るとまず目に入るのは、カウンター席の寿司ネタケース。
雰囲気もなんとなくですが、お寿司屋さんっぽい。
それもそのはず、もともとは寿司店として、お寿司や生ちらし、定食などと一緒に天丼も提供していました。
しかし、天丼のはみ出るほどのボリュームやサクサクのクオリティが口コミで話題となり、国道36号線沿いという立地もあって遠方からも多くのお客さんが訪れるようになったのです。
やがてお客のほとんどが天丼を注文するようになったことから、営業スタイルは実質に天丼の店へと変化し、寿司より天丼をメインとした内容へと変わっていきます。
天丼を食べた

天ぷらなので、注文してから少し時間がかかるかと思いましたが、思ったよりに早く提供されました。
事前に食べログなどで写真を見ていたため、ボリュームについてはある程度想像していましたが、実際に目の前に置かれた天丼は、その迫力に驚かされます。
丼の上には大きな海老天が5本。器の直径よりも長いため、海老は斜めに立てかけるように盛り付けられ、しっぽは丼から大きくはみ出していました。
衣はやや厚めで海老自体は細めなので、物足りなさをかんじる方もいるでしょう。
タレも甘めで好みが分かれます。
個人的な感想としては、海老と衣のサクサク食感にタレとご飯の相性がよく、全体のバランスは取れていて、見た目だけではなく十分な食べ応えがありました。
他にも一緒に提供された味噌汁が美味しい。出汁の風味がしっかりと感じられ、丁寧に作られていることが伝わり、おかわりをお願いしようか迷ったほどです。
それに、海老5本が器から大きくはみ出す天丼が1000円台という価格設定は、近年の物価を考えると非常に魅力的。
記憶に残る一軒
食べ終えたあと、窓から見えた太平洋の景色が今でも印象に残っています。
職人さんがお寿司で培った海鮮の目利きや丁寧な仕込みの技術があったからこそ、あの天丼が生まれ、多くの人に愛される専門店になったと言えます。
三春が2026年6月に閉店したことをネットで知り、驚きました。
白老には時々訪れる機会があったため、もっと足を運んでいればよかったと後悔しています。
今となってはもう食べることはできませんが、丼から大きくはみ出した海老天のインパクトと味は、今でも忘れられません。


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