焼肉の町「北見」とは?!

みなさんは道東の「北見」という町をご存じですか?
特産品の玉ねぎの生産と出荷量は日本一、冬場の気温はマイナス20℃以下に達する極寒の町として知られています。

最近では、「全日本隠れたお土産お菓子-1グランプリ」にて優勝し、平昌五輪でカーリング選手がデットタイムで食べていた「赤いサイロ」という北見名産のお菓子で一躍、知れ渡ったと思います。

そしてもう一つ、実は北見は焼肉の町でもあるのです。
今回は、焼肉の町としての北見について紹介したいと思います。

目次

北見市とは

まず北見市についてで、道東に位置するオホーツク総合振興局の中核都市、東西約110キロメートルあり、国内の地方公共団体では4番目、道内では1番の広さです。

旧北見市は商工業・サービス業、端野町は農業、常呂町は漁業・農業、留辺蘂町は林業・温泉が主な産業です。
玉ねぎと並んで白花豆の生産量も日本一、漁業はホタテ漁が盛んで、ホタテ養殖発祥の地でもあります。

そして焼肉の町たる所以、人口に対する焼肉店の割合が2018年時点で道内最多という点で、その焼肉店の多さは、北見駅前エリアに30店舗もの焼肉店があつまっており一目瞭然です。

なぜ北見で焼肉なのか?

どうやらいくつか説があるようなのですが、北見で焼肉店が発展した理由は旧国鉄北見駅の裏に屠畜場があり、新鮮な肉が庶民の身近にあったためです。

屠畜場は1900年ごろからあったそうで、当時は内臓肉は食べられず捨てられていたのですが、ただ捨てるのはもったいないと、屠畜場の職員が鍋で煮込んで食べていたのが「もつ鍋」のルーツと言われています。
こういった新鮮な内臓肉=ホルモンが安く手に入る環境があり、1950年頃には焼肉店で提供されるようになったそうなのでした。

そうしたなか仕事帰りの国鉄職員や市職員が焼肉店で食べるようになり、やがて市民へ広まっていき、仲間同士でホルモンを鍋や炭焼きなどでつつき合いながら食べる文化が定着していったといわれています。

北見焼肉とは?

北見焼肉といえば、やっぱり「ホルモン」で「北見焼肉」ならではのスタイルが確立されています。

ホルモンと一口にいっても、まず人気なのが「牛サガリ」。
サガリは、一般的には豚や牛の横隔膜の肋骨側の内臓肉を指します。
そして背中側が「ハラミ」で、赤身のように見えて実は内臓肉、つまりホルモンなんですよね。
ここまでは焼肉好きの方なら当然ご存じのことだと思いますが、北海道ではサガリもハラミも全て「サガリ」と呼ぶそうです。

食べ方にも特徴があり、「生ダレ」か塩コショウです。
生ダレというのは、甘辛い醤油ベースのタレにしょうがやニンニク、リンゴ、タマネギなど野菜や果物がすりおろされてブレンドされているタレです。
お店によって、こだわりの生ダレが味わえます。

北海道でメジャーなタレ漬けにされているジンギスカンのようにタレに漬かっているのではなく、基本的には味付けされずにお肉が出てきます。

そこに北見焼肉では七輪に網で焼いて食すのも特徴で、北海道といえばジンギスカン鍋や鉄板で焼く事を北見で見かけることは、ほとんどないのです。

北見焼肉の最高峰?!北見厳寒の焼き肉まつり

焼肉王国な北見では、毎年2月に「北見厳寒の焼き肉まつり」が開催されます。

2月の北海道といえば、とても寒く、しかも北見はすごく寒い日にはマイナス20℃にもなり、暖かい日でも、夜はマイナス10℃近いのは当たり前の気温です。
こんな極寒の中で焼肉をするという過酷なお祭りですが、全国から参加者が集まりリピーターも多い人気のお祭りです。

極寒の焼肉、一度は経験してみる価値ありです。

マイナス10℃を超えたらほぼ同じ

実は私は北見に3年ほど住んでいました。
内陸なので夏はとても暑く、北海道なのに35℃以上にもなり、そして冬は何度も言っているとおり極寒です。
マイナス20℃の日は、外に出た瞬間マツゲが凍ったりします。

北見厳寒の焼き肉まつりに参加した年は、マイナス6℃くらいでした。
マイナス10℃を下回るととても寒く感じますが、マイナス7〜8℃まではそんなに体感変わらないので、寒さ対策万全にしていけば耐えられない寒さではないと思いますよ?!

北海道は車庫でジンギスカンが主流ですが、北見は家でもやっぱり焼肉です。
みなさんも焼肉の町、北見にぜひ行ってみてくださいね!

※画像はイメージです。

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