「週末は子どもたちをどこかに連れて行きたいけれど、近場の公園以外にも、たまには違う場所に行きたい。」そんな気持ちを抱えるパパママも多いのではないでしょうか。我が家も、5歳と2歳の未就学児を連れて過ごす休日は、毎回どこへ行くか頭を悩ませています。
今回は、朝早くに札幌を出発し、日帰りで旭川まで足をのばしてみることにしました。片道およそ3時間の道のりですが、休憩をはさみながら進めば現地に午前中のうちに到着でき、たっぷり一日遊ぶことができます。
目的地に選んだのは「カムイの杜公園」。自然豊かな環境の中に、大型の木製アスレチックや水遊び場、さらに屋内の遊戯施設「ワクワクエッグ」まで備わっており、屋外で一日中遊ぶ予定だった我が家にとって理想的なスポットでした。
この記事では、実際に訪れて体験したカムイの杜公園の魅力を、子連れ目線でくわしくご紹介します。
全天候型の遊びが楽しめる自然派レジャーパーク
カムイの杜公園は、旭川市が整備・管理する総合レジャー施設として、家族連れを中心に人気を集めています。
園内には、大型木製遊具が設置された「わんぱく広場」、天候に左右されずに遊べる屋内施設「わくわくエッグ」、浅瀬で安心して水遊びができる「徒渉池」、そして自然学習ができる「森のふしぎ館」など、子どもが夢中になれるエリアが充実しています。
キャンプ場や多目的広場、テニスコートなども整備されており、アウトドアやスポーツを楽しみたい家族にもおすすめ。
市街地からは車で約20分、自然を感じながらのびのびと遊べる、旭川を代表するファミリー向けレジャースポットです。
まずは水遊び!徒渉池で暑さを吹き飛ばす
夏のカムイの杜公園といえば、やっぱり水遊び。園内には「徒渉池」と呼ばれる浅い水遊び場があり、ごく浅いエリアと、ひざ下程度までの水深があるゾーンに分かれています。水温は冷たすぎず、気温の高い日にはとても気持ちよく、裸足で水に入った子どもたちは元気いっぱいに走り回っていました。
未就学児でも安心して楽しめる設計で、1歳くらいの小さなお子さんも、保護者がそばで見守れば十分に遊べる環境です。地面は滑りにくく整備されており、転倒の心配も少なめ。
特に人気だったのが、池の一角にある噴水の吹き出し口。水がリズミカルに吹き出す様子に、わが子も興味津々で夢中になって遊んでいました。他の子たちと「噴水の中心」の取り合いをするほどの人気スポットでした。
なお、タオルや水着、着替えの持参は必須。水から上がったあとに足を洗えるスペースもありますが、事前に準備しておくと安心です。
森のアスレチックで、自然とともに大冒険
屋外エリアに広がる「わんぱく広場」は、自然の地形を活かして設計されたアスレチックエリアです。シンボル的存在になっているのが、フクロウの形をした巨大な木製遊具。大きく開いた目や翼を模した滑り台、体をよじ登るネットなど、子どもたちの好奇心をくすぐる仕掛けがいっぱいです。
遊具は全身を使って遊べるものが多く、ターザンロープや吊り橋、立体迷路のような構造になっている部分も。小さなお子さんでも楽しめるように傾斜のゆるい滑り台や低めの遊具も整備されていて、年齢に応じた遊び方ができるのも魅力です。
我が家は子どもたちの年齢差があるため、パパとママでそれぞれ年齢に合った遊具を見守るスタイルに。上の子は、高い滑り台をみて「すごい高いよ、みててね」と楽しそうに滑っていました。
兄弟それぞれが自分に合った遊びを楽しめるつくりなので、無理なく安全に過ごせました。
屋内施設「ワクワクエッグ」で雨でも安心の大冒険
水遊びのあとは、屋内施設「ワクワクエッグ」へ。ドーム型の建物内には木の遊具やアスレチックが整備されており、天候に関係なく快適に遊べます。
施設内には、トンネル、滑り台、吊り橋、ボルダリングウォールなどが並び、体を使って思い切り遊べる構成に。天井近くに張り巡らされたネットのトンネルは特に人気で、多くの子どもたちが夢中で登っていました。わが子は「高い、怖い」と怖がって挑戦できませんでしたが、見上げて何度も挑むか迷っている姿が印象的でした。
ゾーンは年齢別に分かれていて、未就学児から活発な小学生まで幅広く楽しめます。木のぬくもりが感じられる空間には休憩ベンチや授乳室もあり、乳幼児連れにも安心。ただし、屋内は空気がこもりやすく、夏は屋外よりも暑く感じることもあります。水分補給と休憩はこまめにとるようにしましょう。
訪問アドバイス
カムイの杜公園は自然豊かで、季節ごとの楽しみ方ができるスポットですが、夏の訪問時は特に「水遊び」と「熱中症対策」の準備をおすすめします。水着や帽子、タオル、サンダルなどの水遊びグッズはもちろん、着替えを複数枚持って行くと安心です。また、園内には飲食の販売所がないため、お弁当や飲み物はあらかじめ用意して持参しましょう。
駐車場は無料ですが、土日は混雑するため早めの到着を。ベビーカーでの移動は一部舗装されていない道もあるため、歩きやすい靴や抱っこひももあると便利です。日陰が多く涼しいとはいえ、こまめな水分補給を忘れずに、安全に楽しんでください。
おすすめポイント
- 徒渉池はごく浅い場所とひざ下程度の深さがあり、年齢に応じて安心して遊べる
- 噴水の吹き出し口など、子どもたちに大人気の仕掛けが多い
- 屋外の木製アスレチックは、年齢差のある兄弟でもそれぞれ楽しめる設計
- フクロウ型の大型遊具は見た目もインパクト大で、遊びの幅が広い
- トイレ・授乳室・日陰ベンチなど、親子ともに快適に過ごせる環境が整っている
気になるポイント
- 屋内施設は風通しが悪く、真夏は屋外よりも暑さを感じやすい
- 人気の遊具は順番待ちや場所の取り合いになることも
- 小さな子には難易度の高い遊具もあるため、大人の見守りが必須
- 徒渉池利用後は着替え・タオルの用意がないと困る場面も
- 周辺にコンビニはないが、屋内施設「ワクワクエッグ」の近くには軽食の売店(アイスなど)や自販機が設置されている
カムイの杜公園
旭川の「カムイの杜公園」は、水遊び・屋内外アスレチック・自然体験と、夏の子連れお出かけにぴったりの総合レジャースポットです。
自然に触れながらのびのびと遊べる環境は、子どもにとっても大人にとってもかけがえのない時間になります。
少しの準備と工夫で、思い出に残る一日を過ごしてみませんか?
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