「札幌の奥座敷」と呼ばれる札幌市南区の定山渓温泉エリア。
その温泉ホテル街から少し離れたところに、広大な北海道の数ある温泉施設の中でも異彩を放つ、孤高の佇まいを見せる温泉施設があります。
「豊平峡温泉」は人口200万人弱の大都市、北海道札幌市の中心部から車で1時間弱の近さにありながら、札幌市南区の大自然の景色を楽しみながら入浴できる広大な露天風呂、洞窟のような内風呂、洗い場エリア、昭和を感じる昔ながらの木造の建物、そして本場の味が楽しめるインドカレーなど、数々の魅力があるこの温泉施設。
その豊平峡温泉に、2026年の2月中旬に夫婦で行ってきたときのことをレポートしたいと思います!
豊平峡温泉とは
豊平峡温泉は、北海道札幌市南区の定山渓エリアに1987年に開業された、歴史ある人気温泉施設です。

加水ゼロ、加温ゼロ、貯湯タンクゼロ、源泉から直接浴槽へ温泉が注がれており、湯船に満ちる前は空気に一切触れることがなく、鮮度が落ちることのない「源泉100%かけ流し」を売りにしています。
令和の現代において、昭和を感じる建物、温泉の成分が長い年月をかけて作り上げた鍾乳洞のような浴室の床、大規模温泉施設でありながら、秘湯のような趣のある露天風呂など、北海道の中でもかなりの異彩を放つ温泉施設です。
施設内の食堂では、本場の美味しいインドカレーを食べることができるのも、人気の理由になっています。
豊平峡温泉へのアクセス、料金など
豊平峡温泉へのアクセスは、札幌市中心部からは車で1時間弱、新千歳空港からは車で約1時間半となっており、札幌市南区の地下鉄真駒内駅から有料バスや無料送迎バスも運行しています。
豊平峡温泉の入浴料金は、大人:1300円、小人:600円(2026年4月現在)となっており、各種キャッシュレス決済にも対応しています。
そして私たちが行った2026年2月の時点ではレストランの支払いはキャッシュレス決済に対応していませんでしたが、2026年4月1日からは対応しているとのこと、素晴らしいですね!
入浴の前に本場のインドカレーを楽しむ!
入場手続きを済ませたあと、私たちは入浴の前に、温泉と並んで豊平峡温泉の売りの一つである、ONSEN食堂でのインドカレーを楽しむことにしました。
メニューを見ているだけでもとても美味しそうで、そして他のインドカレー店よりも、ややリーズナブルなのもわかります。

その選ぶのに迷ってしまうメニューの中から、私は定番っぽい「チキンマサラ(税込)1300円」、妻はほうれんそうが入った緑のカレーである「チキンサグワラ(税込)1250円」、そして2人で食べるのに、「チャーシューナン(税込)550円」を注文しました。

ちなみに各カレーにはナンが1枚付いており、ルーの辛さを選択することもできます。
私はルーの辛さは中辛、妻は甘口を選択しました。
食べていて、ナンが足りなくなったときには「おかわりナン(税込)290円」を頼むこともできます。
席はテーブル席と座敷席が半々くらいで、自由に選ぶことができます。
私たちは豊平峡温泉の源泉がチョロチョロ流れてくる雪景色を眺めることができる、座敷席を選びました。

この日は平日で、まだ午前11時台でしたので食堂は全く混雑しておらず、快適でした。
ONSEN食堂は、フードコートのように番号で呼ばれて自分で料理を取りに行くセルフサービスシステムです。
空いていたこともあり、すぐに番号を呼ばれ、カレーを取りに行きました。
私たちは数年前にもこの食堂でインドカレーを食べましたが、そのときと変らずナンが本当に大きい!
よく「顔より大きいナン」と表現されますが、まさにそんな感じです。

カレーのほうもクセがなく、そしてコクがあって本当に美味しかったですね。
私が注文したチキンマサラの中辛は、日本基準の中辛、といった感じで、辛すぎず、食べやすかったです。
チャーシューナンはカレーについてくるナンを4分割した感じで、ナンにチャーシューが入っており、また違った味わいでとても美味しかったです。
風情と歴史ある広大な露天風呂を楽しむ!
豊平峡温泉の浴場は、本当に昔ながらの昭和を感じる作りになっています。
広大な露天風呂に対し、内風呂、洗い場エリアは狭く、温泉の成分が積み重なってできた床は鍾乳洞のような見た目で、歩くと少し痛いです。
この床が好きな人もいるでしょうが、私は個人的には歩くと痛いという状態は、少し改善したほうがよいのでは、と思いました。
風情ある3つの露天風呂
豊平峡温泉の浴場は男女入れ替え制になっており、奇数日と偶数日で男女の湯が入れ替わります。
最も広い「無意根(むいね)の湯」と、二段になっている「ふくろうの湯」と「遊湯(ゆうゆ)の湯」が入れ替わり、この日の男湯は「ふくろうの湯」と「遊湯の湯」の方でした。
数年前に私が入ったのは「無意根の湯」のほうだったので、数年がかりで両方の湯に入れてよかったです。
数年前に「無意根の湯」に入ったときは、「本当に広いけど、ちょっとぬるくて楽しめないなあ」と思ったのですが、今回は、上段の「遊湯の湯」はぬるめだったのですが、下段の「ふくろうの湯」のほうはちょうど良い熱さで、「これなら冬に入っても気持ちよく入浴できる」と思いましたね。
3つの露天風呂の中で1番広い「無意根の湯」は最大約200人収容との触れこみの通り本当に広大でしたが、今回私が入った「ふくろうの湯」と「遊湯の湯」の方も、2つ合わせれば100人以上入れそうな感じでした。
内風呂・洗い場エリア
あまりに広大な露天風呂エリアに対し、内風呂・洗い場エリアは狭く、昔ながらのつくりでとても快適とは言い難いです。
内風呂は3つありますがかなり狭く、混んでいるときはあえて入る必要はないかな、という感じです。
100人以上収容の露天風呂の規模に対し洗い場は10席しかなく、あまりにも少ないです。
そしてシャワーも昔ながらの温水と冷水を自分で調整しなければならないタイプで、最近の便利なスーパー銭湯などのシャワーに慣れ切った我々現代人にとっては、かなり使いにくさを感じます。
ちなみに温泉利用の客層は外国人の割合が高く、札幌の街中の温浴施設の客層と比較すると、かなり国際色を感じましたね。
豊平峡温泉の気になったところ
これは数年前に訪れたときにも感じたことですが、昔ながらの建物ですので、「バリアフリー?何それ?」といった感じで、段差や階段がとても多いです。

エレベーターやエスカレーターもないので、足の不自由な方の利用はちょっと厳しいのでは・・・と思いました。
広大な北海道の中でも異彩を放つ、大規模人気温泉施設
昭和を感じる昔ながらの建物、美味しいインドカレー、あまりに広大で風情ある露天風呂、歩くと痛い床、そしてあまりに不便な洗い場のシャワー。
魅力と不便さが混在する大規模温泉施設である「豊平峡温泉」ですが、行くとやはりまた来たくなる。
また美味しいインドカレーとナンを食べ、ちょっとぬるめの広大な露天風呂に浸かりたくなる。
広大な北海道の、数ある温泉施設の中でも異彩を放つ、人気温泉施設「豊平峡温泉」を紹介させていただきました!


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