千歳市埋蔵文化財展示室を見学

縄文時代の動物型土製品 通称「美々ちゃん」も見てみたいと思っていたのですが、普段は平日のみの開館で仕事をしているとなかなか見学する機会がありません。
7月15日~8月31日の間は毎日開館するという話を聞いて、早速行ってみました。

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千歳市埋蔵文化財展示室と美々ちゃん

埋蔵文化財展示室は、平成17年に閉校した長都(おさつ)小中学校の旧校舎を利用した博物館です。
新千歳空港を建設するため、昭和51年から20年をかけて発掘調査がされたときに出土した土器や市内の遺跡等、縄文時代を中心とした、千歳の歴史を紹介しています。

そして私が注目している動物型土製品の「美々ちゃん」。
札幌と苫小牧の中央を美々川(びびがわ)の支流、美沢川ぞいの第4遺跡から出土しました。
約2500年前の縄文晩期に作られた中空素焼きの土製品で、国指定の重要文化財です。
ベンガラを塗られていたあとが残り、とても精巧につくられています。

何ともいえない愛らしい顔と羽を広げた手足?
海洋動物にも鳥にも見える不思議な形をしていますが、何らかの動物をあらわしているのでしょう。

観察した個人的考察になりますが、美々ちゃんのお顔は展示の正面ではなく裏側が正しいのではないかと思います。
なぜなら頭のうしろの突起があざらしやトドやムササビの口、もしくは鳥のくちばしに見えるから。
何を想像して作ったのかわかっていないのであれば、ときどき反対側を正面にして展示してもいいのでは?なんて思ってしまいました。

複製品でちょっとがっかり

展示していた美々ちゃんは本物ではなく複製品でした。
以前、江別市の北海道埋蔵文化財センターに行った時の「美々ちゃん」もレプリカでがっかりしたので、今度こそ本物に会える!と期待していたので残念です。
どうやら美々ちゃんは普段箱の中に保管されていて特別なときしか公開しないようですね。

北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録されたのをきっかけに、千歳市の埋蔵文化財展示室の見学する人も増えるのではないでしょうか。

欲を言えば、縄文マニア向けに美々ちゃんグッズを作って欲しいです。
ぬいぐるみがあったら良いなと思います。

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