平取町には、二風谷アイヌ文化博物館をはじめ、アイヌ文化に関する資料館や史跡が数多く残されています。
最近では「ゴールデンカムイ」のロケ地としても知られ、聖地巡りとしても人気があります。
以前から気になっていた場所で、せっかく訪れるなら時間をかけてゆっくり見て回りたいと思い、今回は宿泊を兼ねて出かけることにしました。
宿泊先に選んだのは「びらとり温泉ゆから」。
高濃度炭酸泉が楽しめる温泉施設で、レストランでは平取町のブランド牛であるびらとり牛も味わえます。
今回は、この「びらとり温泉ゆから」を訪れ、感じた事をまとめました。
びらとり温泉ゆからに訪れる
「びらとり温泉ゆから」は、沙流川沿いを走る237号線(さりゅうユーカラ街道)から少し高い場所にあります。
もともとは1978年に開業した町営の「びらとり温泉平取町老人福祉センター」でしたが、2014年に隣接地へ新築移転し、現在の「びらとり温泉ゆから」としてリニューアルオープンしました。
そのために建物は比較的新しく、到着してまず目を引いたのがコンクリート打ちっぱなしの玄関ゲートです。
温泉施設らしからぬ、どこかモダンな印象を受けました。
館内に入るとホテルのフロントというより、びらとり和牛や地元野菜、お土産品の売店が目に入り、どちらかといえば、ありがちな道内の温泉施設のように感じます。
一方で、館内にはアイヌ民族の衣装が展示されていたり、壁面にはアイヌ文様を取り入れた彫刻が施されていたりと、平取町らしさを感じられる工夫も見られました。
ちょっとミスマッチな感じもしますが、これはこれで良しです。
チェックインを済ませ、さっそく客室へ向かいます。
今回宿泊したのは宿泊棟2階の洋室です。新築移転した施設ということもあり、ゆったりとした造りになっていました。荷物を広げても十分なスペースがあり、窮屈さは感じません。
ただし、駐車場側だったため、窓からの眺望は微妙です。
部屋でひと息ついた後、温泉へ向かいました。
高濃度炭酸泉で体に残る心地よさ
浴場には温泉高温浴槽、ジャグジー、炭酸泉、水風呂、サウナ、そして露天風呂があります。館内の案内図を見る限り、男女で大きな違いはないようです。
露天風呂は高台にある施設らしく眺望を期待していたのですが、実際に目の前に広がるのは森。
開放感はありますが、絶景を楽しむタイプではありません。
道内では導入事例が少ない高濃度炭酸泉の浴槽もあり、湯に浸かると細かな泡が肌に付着し、じんわりと体が温まっていきます。
刺激が強くないため入りやすく、気が付くと長湯してしまうような心地よさがありました。
入浴後は肌がつるっとした感触になるのも印象的でした。湯上がり後も体がぽかぽかと温かく、ゆっくり温泉を楽しみたい人にはぴったりだと思います。
また、露天風呂付きの客室が用意されているほか、日帰りでも別料金で利用できる家族風呂もあります。
こちらも露天風呂付きとなっており、小さなお子さん連れやプライベートな空間で温泉を楽しみたい方には便利そうでした。
びらとり牛を楽しむ

お風呂のあとのお楽しみは食事です。
夕食付きの宿泊プランもありますが、今回は好きなものを選びたかったので素泊まりにしました。
館内のレストランでは平取町のブランド牛であるびらとり牛を使ったメニューが豊富に用意されています。
今回は和牛焼肉重を注文してみました。
びらとり牛は北海道を代表するブランド牛のひとつとして知られています。
実際に食べてみると肉質はやわらかく、脂も重たさを感じません。焼肉重という平凡なメニューでしたが、肉そのものの美味しさを十分に楽しむことができ驚きです。
びらとり牛、侮れませんね。
機会があれば、焼肉で頂いてみたい。
ゆつくり観光
次の日は朝風呂に入り、ゆっくりと身支度を整えてから宿を後にしました。
時間を気にせず観光できるのは、宿泊ならではの良さだと感じます。平取町をじっくり巡る拠点としても、びらとり温泉ゆからは使いやすい施設でした。
平取を訪れる機会があれば、日帰りではなく少し余裕を持った滞在を選ぶと、地域の良さをより感じられると思います。


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