夕張の炭鉱と仮面ライダーブラック

子どもが仮面ライダーが好きで、平成シリーズを楽しんでいましたが、「昭和シリーズも面白いぞ!」という話になり、家族全員で一緒に観ることにしました。
その中で私の目に止まったのが「仮面ライダーブラック」で、フォルムやどこかダークな雰囲気がとても格好良く感じられたのです。

特に印象に残ったのが、本編37話と映画版のロケ地として登場する夕張の炭鉱地帯。
夏休みにこれといった予定がなかった私たち家族は、「せっかくだから夕張に行ってみよう!」という話になりました。

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夕張ロケ地めぐり

撮影から30年以上も経過しているため、当時の風景がそのまま残ってはいないだろうとは思っていたのですが、実際に行ってみるとそこそこ残されている場所もありました。
逆に言えば手つかずのまま放置されているのだろうという気持ちになったのを今でも覚えています。

ロケ地で使われたテーマパーク「アドベンチャーファミリー」や「石炭の歴史村公園」は今は無く、話の中のような街の活気もありません。
加えて、何年か前に財政難になってしまったことも知っていましたのであまり良い印象は持っていませんでした。

1990年にすべての炭鉱が閉山し、その歴史に幕を閉じましたので夕張の地に人はあまり居ません。
その中で、炭鉱博物館はロケ地でもあり、その歴史を学べてる事ができるので、博物館に興味はありませんでしたが、来たからには見学をしようと入館しました。

夕張の衰退を感じた

1960年代が最も栄えていたらしく、当時の写真を見ても炭鉱の存在感はもちろんのことそこで働く人のための住宅や店、学校が建てられているなどまさに一つの街を形成していたのです。
今では考えられないその光景を見て、時の流れのむなしさを感じ北の地で涙を流してしまいました。
我々が現在住んでいる街も、時が経てばこのように人がいなくなってしまうのかなと思いながら見学コースを回りました。

館内には様々な資料が残されており、最も気になったのが炭鉱で働く従業員募集の張り紙でした。
何と言っても待遇が良く、いかに採炭をすることが時代が求めていた仕事なのかが窺えるものです。

ロケ地としては

結局、ロケ地は作品の中の面影と全く違っていました。
取り壊されて存在しなかったり、立ち入り禁止になっていて見られない場所もあったのですが、ここで撮影されたとかを親子で話し合ったり、今まで知らなかった夕張を発見できて大満足の旅になったことは間違いありません。

夕張メロンだけに目が行きがちですが、炭鉱にも注目すべきだと思いますと思いながらも、有名な販売所で購入したメロンは、甘みがとてつもなくあって美味しかったです。

※画像はイメージです。

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