「第46回インディアン水車まつり」に初めて行ってみた話

北海道千歳市の「道の駅サーモンパーク千歳」のイベント広場で毎年9月に開催される「インディアン水車まつり」。

「さけ鍋」などの様々なグルメや、水路を利用して行われる「ヤマメ釣り堀」、陸上自衛隊の音楽隊やご当地アイドルなどの様々な催し物が楽しめるこのイベントに、2025年9月に初めて行ってみたときのことを、レポートしたいと思います!

目次

「インディアン水車まつり」とは

北海道千歳市の「道の駅サーモンパーク千歳」のイベント広場で毎年秋に開催される、千歳川の鮭の遡上を祝うお祭りです。

「さけ鍋」や「イクラ弁当」などの秋鮭を使用した絶品ご当地グルメや「道の駅サーモンパーク千歳」の敷地内の水路を利用した「ヤマメ釣り堀」、アイヌ古式舞踏や丸太切りレース、バンド演奏や千歳のご当地アイドル「シャオニャン」のパフォーマンスなど、様々なステージイベントが楽しめるイベントとなっています。

「インディアン水車」って何?

このお祭りのタイトルになっている「インディアン水車」を知らない方に説明しますと、「道の駅サーモンパーク千歳」に隣接する「千歳水族館」の裏の千歳川に毎年8月下旬から12月中旬頃まで毎年設置される水車で、電力を一切使用せず、千歳川の水流の力のみで回転し、千歳川を遡上してきた鮭を捕獲することができる装置です。

「インディアン水車まつり」が開催される9月中旬の時点ではあまり多くの鮭を見ることができませんが、鮭の遡上が本格化する10月になると、千歳川を埋め尽くすような何万匹のも鮭が、次から次へと水車で捕獲されていく、圧巻の光景を見ることができます。

ちなみに「インディアン水車」で捕獲した鮭は食用になるのではなく、人の手で採卵、孵化され、生まれた稚魚は翌年春に千歳川に放流されます。

車での来場は臨時駐車場へ

「道の駅サーモンパーク千歳」にももちろん駐車場はありますが、「インディアン水車まつり」開催中はほぼ使用することができませんので、自家用車で来場する場合は「道の駅サーモンパーク千歳」から車で2分ほどのところにある、臨時駐車場を使用することになります。

私はこの日は午前10時頃という早めの時間に到着しましたが、臨時駐車場にはもう車がいっぱい並んでいて、「インディアン水車まつり」の人気のほどを伺うことができました。

「インディアン水車まつり」の絶品グルメを紹介!

「インディアン水車まつり」では、秋鮭を使用したメニューの他、さまざまなグルメを楽しむことができます。
その中からいくつか紹介したいと思います。

まずは「さけ鍋」!

「インディアン水車まつり」に来たらこれはマストでしょう。
豚汁に秋鮭が入れられている、シンプルであっさり目ながら、やはり美味しく、北海道民にとっては懐かしさも感じるおなじみの味。

「さけ鍋」は1杯500円で提供されていますが、秋鮭不漁の年などは、豚汁にメニュー変更されてしまうそうです・・・。

「室蘭やきとり」などのご当地グルメも!

「インディアン水車まつり」では小規模ながらいくつかの出店が設置されており、他のお祭りとは一味ちがったご当地グルメを楽しむことができます。

その中では道民にはおなじみの「室蘭やきとり」が提供されていたのは嬉しかったですね。

「室蘭やきとり」とは、北海道グルメネタになることも多い、「やきとり」と名付けられていながら鶏肉ではなく豚肉を使っているという、北海道室蘭市の名物グルメですね。

豚肉を使っているだけに普通の「やきとり」よりも少し濃厚で、とても美味しいご当地グルメです。

「道の駅サーモンパーク千歳」内のグルメももちろん楽しめる!

「インディアン水車まつり」開催中でももちろん「道の駅サーモンパーク千歳」内のお店は営業しており、そちらのグルメも楽しむことができます。

この日も少し中に入ってみましたが、いつも以上に賑わっていましたね。

釣れない!?「ヤマメ釣り堀」

「インディアン水車まつり」では、1時間400円で「道の駅サーモンパーク千歳」敷地内の水路を利用した釣り堀でヤマメ釣りを体験することができます。
400円で釣り竿やエサ(エサはイクラ!)もセットになっていて、かなりお得に楽しめ、釣った魚は持ち帰ることも可能です。

私が受付した午後には、もう大勢の人たち(主にファミリー)が水路に釣り竿をたらしていました。

しかし・・・釣れない!

さっぱり釣れない!

時間帯が悪かったのでしょうか。

釣れた魚を持っている人が何人か歩いていたので、全く釣れないということはないでしょうが、私たちが釣りをしていた時間帯は、周りの人も全く釣れていませんでした。

ちなみに釣り堀に利用されている水路は浅くて水も澄んでいるので、10cmほどのヤマメが群れで泳いでいるところははっきり見ることができます。

面白いのはたまに間違って水路に遡上してきた大人の鮭が泳いでくるところですね。
もちろん大人の鮭はイクラになど見向きもせず、悠々と泳いでいます。

マグロならぬ「サケの解体ショー」!

「インディアン水車まつり」の一画では、マグロ解体ショーならぬ「サケの解体ショー」が行われていて、多くの見物客で賑わっていました。

もちろん全長何メートルもあるマグロと比べると、サケはせいぜい全長80cmほどの魚なので、マグロほどの迫力はありませんが、サケの解体名人が次から次へとサケを三枚おろしから切り身にしていく光景は、なかなか見ごたえがありました。

解体名人による「イクラの漬け方」のレクチャーもあり、かなり興味深かったですね。

イベント終了後はスタッフとジャンケンして勝った人だけ、イベントで使われたサケの切り身を無料でもらえるサービスがあり、私も参加しましたが、残念ながら負けてしまいました・・・。

楽しい!ステージイベントの紹介!

「インディアン水車まつり」では、午前10時から午後4時30分のイベント終了時まで、特設ステージにて様々なパフォーマンスイベントが行われます。

その中から、私の印象に残ったものをいくつか紹介していきたいと思います!

陸上自衛隊第7音楽隊による吹奏楽パフォーマンス

北海道千歳市といえば陸上自衛隊の駐屯地がある場所でもありますね。
陸上自衛隊の音楽隊といえば、かなりレベルが高いことでも有名です。
この日は30分ほどのパフォーマンスでしたが、期待を裏切らない素晴らしい演奏を楽しむことができました。

曲目も昔ながらの吹奏楽の定番ナンバーから、今大人気の「Mrs. Green Apple」メドレーなど、大人も子供も楽しめる、素晴らしい選曲でした!

丸太切りレース

直径10数cmある丸太を2人ペアでのこぎりで切り、そのタイムを競う「丸太切りレース」。

誰でも参加することができるイベントで、体力勝負なので若い人有利かな、と思って見ていたら、若い人が意外と苦戦しており、優勝者はなんと60代の男性の方で、ものすごいスピードで丸太を切り落としていました!

体力はもちろん必要ですが、同じくらい技術や経験も必要なんですね。

踊らさる!ご当地アイドル「シャオニャン」登場!

2日間に渡って開催された「第46回インディアン水車まつり」のステージイベントのトリを飾るのは、千歳市のご当地アイドル「シャオニャン」です。

私はこのご当地アイドルグループは、何年か前に「支笏湖湖水まつり」というイベントで見たことがあり、北海道弁である「~さる」を多用する歌詞の「踊らさる」という曲がとても印象的でした。

今回もその「踊らさる」を生で聴くことができ、大満足でした!

「シャオニャン」のファンらしきおじさん、おじいさんたちが一緒に踊っているのが、とても楽しそうでしたね。

観て、食べて、釣って、楽しめる秋のイベント

「第46回インディアン水車まつり」、秋鮭を中心とした美味しいグルメを食べ、釣り堀でヤマメを釣り(釣れませんでしたが・・・)、様々なステージイベントを観て、存分に楽しむことができました!

インディアン水車がサケを捕獲するところはこの日は見ることができませんでしたが、橋の上から川をのぞき込めば、まだ数は少ないですが、何匹かのサケが悠々と泳いでいるところを見ることもできます。

千歳市近郊の、道内在住の方はもちろん、北海道外、海外からの観光客の方にもおすすめしたい、本当に楽しいお祭りでした!

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