絶景の「丘の町」として、全国的に知られる北海道美瑛町。
その中心部から南へ車で10分ほど走ったところにある美馬牛(びばうし)地区にそのカフェはあります。
「ラ・マルタ」
その名のとおりほぼ全てが丸太で作られたこのお店。
そしてありえない大きさの「オープンサンド」が、ありえない価格で食べることができるとSNSでも話題のこのお店。
2025年のゴールデンウイーク期間の平日に、夫婦で訪れたときのことをレポートしたいと思います!
コーヒー茶屋「ラ・マルタ」とは
「丘の町」として、そして全国的にも有名な観光地「青い池」でも知られる北海道美瑛町、その中心部からやや離れた美馬牛地区にあるカフェ。
店名のとおり、丸太で造られたログハウス風のそのお店は、店内のテーブルや椅子、メニュー表なども徹底して丸太で作られています。
そして、ありえないほどコスパが高い「オープンサンド」を中心としたメニューが、SNSなどでも紹介され、話題になっています。
老夫婦が2人きりで運営しているお店なので、料理の提供には少し時間がかかります。
「40分くらいかかりますが、よろしいですか?」
SNSなどでもそのコストパフォーマンスの高さが話題になっているこの「ラ・マルタ」。
もちろん私たちは、訪問するのは初めてです。
スマホのナビゲーションで辿り着いたそのお店は、想像していたよりも少し大きな、ログハウス風の建物でした。

駐車場は舗装されておらず、区画線のない砂利の空地のようなスペースに、適当に停める感じです。
7~8台くらいは停めることが出来そうですね。
店の入口で靴を脱ぎ、スリッパに履き替える珍しいスタイルです。
客側としては少し面倒ですが、店側としては清掃の手間が抑えられるいいアイデアだと思いますね。
店に入ると男性の店員さんが、「食事ですか?」と訪ねてきて、そうだと答えると「今一生懸命作っているので、40分くらいかかりますが、よろしいですか?」と聞かれました。
「結構かかるんだな」とは思いましたが、私たちは時間はたっぷりあったので、「はい」と答え、案内された窓側の席に座って気長に待つ事にしました。
ほぼ全てが丸太で作られた店内
この「ラ・マルタ」に入って最初に驚くのは、ログハウス風の建物のみならず、テーブル、椅子、メニュー表など、ほぼ全てのものが丸太を切り出して作られているところです。

中でも一番驚かされたのがメニュー表で、丸太を薄く切ったものをサンドイッチ状にして、中にメニュー表が貼られています。

こんなメニュー表を見たのは生まれて初めてです!
他には椅子はまさに丸太を椅子の高さに切っただけ!といった感じで、軽く背もたれが作られています。

テーブルも丸太を切り出して作られているらしく、ちょっと狭くて使いにくくはありますが、本当にインテリアが面白く、驚かされるお店です。
コスパがおかしい!「オープンサンド」500円!
「ラ・マルタ」のメニューはカレーライスなどもありましたが、私たちはやはりSNSで紹介されていた、高コストパフォーマンスだという「オープンサンド」を注文しました。
「オープンサンド」は種類がいくつかあり、私は「ハンバーグ」、妻は「ソーセージ」をたのみました。
40分かかると言われましたが、実際に料理が来たのは注文から30分後くらいだと思います。
そして約30分後、私たちのもとへ運ばれてきたのは、想像以上の大きさの「オープンサンド」でした。

成人男性の、私の手よりも大きい。
本当に、食の細い人なら一人で食べきれないのではないかという大きさです。
そして高コスパの意味がわかりました。
札幌市内なら、この「オープンサンド」は2000円以上で売られているでしょう。
SNSで話題になるのも納得です。
そしてこの「オープンサンド」、大きいだけではなく味もしっかり美味しいです。
特にパンのパリパリになっているところが美味しかったですね。
そしてこの「オープンサンド」にはベイクドポテトが3つ添えられており、それもとても美味しかったですね。
200円の「パン」とは一体・・・?
そして「オープンサンド」と共にSNSで話題になっていた「200円のパン」も、私たちは注文していました。
「ラ・マルタ」のメニューは写真もなく、ただ「パン 200円」としか書かれていないので、ちょうど他のお客さんがSNSで紹介されていたパンを食べていたので、妻は「このパンってあれですよね?」と店員に確認していました。
そして運ばれてきた200円の「パン」は、大きな器に山盛りに乗せられた30個くらいの小さなパンでした。

うれしいのはそのパンは一種類ではなく、レーズンパンやコーンパンなど、いろいろな種類が入っていることですね。
それにしてもこの量、200円で売っていい量ではありませんね。
これだけでもお腹いっぱいになりそうです。
そしてここは「コーヒー茶屋」、ということで、私はブレンドコーヒー350円もたのみましたが、このコーヒーも普通に美味しかったです。

お客さんが書いたノートに「ラ・マルタ」の歴史を感じる
料理が来るのを待っている間、お店の中央に置かれた薪ストーブの近くに、お客さんが自由に書くことができるノートがあることに気づきました。
その数は20冊以上にも及びそうな感じです。
そのノートを読んでみると、この「ラ・マルタ」というお店には、北海道内のみならず、本州や韓国、台湾、タイなど、道外、海外の様々な地域から人が訪れ、そしていずれの地域の人にも愛されているお店なのだということがわかります。
中には何十年も前の独身時代に来て、そして結婚して子育ても終わった最近、何十年ぶりに再訪したと書いている人もいて、この「ラ・マルタ」、本当に長い歴史のあるお店なんだな、と思いました。
私たちももちろんしっかり書いてきました。
何年後かに再び訪れたとき、それを見るのが楽しみです!
コスパだけじゃない、本当に魅力的なお店「ラ・マルタ」
北海道美瑛町美馬牛地区の高コスパカフェ、「ラ・マルタ」。
たしかに「オープンサンド」の、札幌などの都市ではありえない大きさと価格には驚かされましたが、それだけではなく、ほぼ全てが丸太で作られたインテリア、お店の歴史を感じさせてくれるノートなど、本当に印象に残る、魅力的なお店でしたね。
北海道美瑛町を訪れた際、十分に時間のある方なら、本当におすすめできるお店です。
私たちも次回訪れた際には、過去のノートを読みながら、カレーライスなどの他のメニューも楽しみたいと思います!
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