義經神社

0
(0)

北海道の各地には源義経の伝説があり、義経や弁慶にまつわるスポットが沢山あるのをご存知でしょうか?
その中でも代表的ともいえる、平取町にある「義經神社」をご紹介させていただきます。

目次

源義経と北海道

源義経は剣術や先述に優れた武将です。幼名「牛若丸」といい、五条大橋で弁慶を打ち負かしたエピソードから始まり、平家討伐など数々の伝説を残した人物。
近年では「鎌倉殿の13人」でも活躍していたのが記憶に新しいですね。

華々しい活躍をした義経ですが、義経は兄頼朝の怒りを買った事により奥州藤原氏を頼り、平泉の地へ逃げて、自刃して終わるという哀しい最期が語り継がれております。

ところが、「義経北行伝説」では平泉から更に北上して海をり、渡家臣らと共に北海道へ辿り着いた義経は、アイヌの人々から敬われる存在となったとされているのです。

義經神社について

義経は平取にたどり着き、アイヌの人々に様々な事を伝えて指導者の様な存在になり、いつしかアイヌの神「オキクルミカムイ」とされて信仰を集めたという言い伝えがあります。
「オキクルミカムイ」はアイヌに生活や文化の知恵を授けた神なので、当時のアイヌの生活に比べると進んだ技術を有していた義経はまさに「オキクルミカムイ」に見えたのかもしれません。

そして、北方調査でやってきた幕臣が、アイヌから義経の話を聞いて御神体として神社が建立したと言われています。
※諸説ありますのでご注意ください。

義經神社を訪問

義經神社は山の中腹にあり、駐車場は麓と本殿の近くの2箇所にあります。
麓からの階段は、中々の急角度の長い階段です。体力に地震のない方は、自動車で本殿近くまで行くのが良いでしょう。特に冬季は注意が必要となります。

境内を進んでいくと、この神社について書かれたパネルがあるので一読してください。
私の説明よりも詳しく書かれているので、納得行くと思います。
あと抑えておきたいのが手水舎で、茅葺き屋根のアイヌのコタンのような造り、本州では見かけた事のない個性的なデザインです。

そして立派な鳥居とその先に立派な拝殿が見えます。
鳥居が本州のものとは異なり北海道で主流の茶色でしたが、それが周りの景色と美しく調和していました。

御守りなどは拝殿内にて無人で販売されていて、義経にちなんだデザインが多くて個性的な物ばかり。
平取町は名馬サイレンスズカの産地でもあり、御朱印には躍動的な馬のスタンプが押してありました。

御朱印は住所などを記入し初穂料1,000円と共に賽銭箱に納めると、約半月後に郵送にて自宅に届きます。

資料館

境内の社務所の横には、義經資料館があり入館料は200円。
かなりこじんまりした資料館で、建物の約半分が展示室です。
展示の内容は義経関係品以外に、平取町の歴史に関するものもあって若干蛇足な感じが。
私個人としては満足ですが、それほど興味がない方はやめておきましょう。

最後に

兄頼朝に翻弄され、30歳の若さで自刃で生涯を閉じた義経の平泉での最期は、あまりにも救いのない哀しい伝承ですが、北海道の義経北行伝説はロマンが溢れています。

義経は愛馬太夫黒を大切にし、巧みに馬を操った事から「騎手武者」の異名があり、そんな義経が名馬の産地に祀られている事に何らかのご縁を感じました。

義経ファンにもそうでない方にも、静かで趣きがあり、勇気がもらえるパワースポットです。是非、義経のパワーを受け取りにご参拝ください。

面白かった?

平均評価: 0 / 5. 投票数: 0

投票がありません、最初の評価をしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

\ コメントくださ〜い /

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次