街の喧噪を抜けて、自然とつながるピクニック。
子どもと遊んでも、一人で歩いても、北海道らしい広さと静けさを感じるのが山口緑地です。
山口緑地とは
札幌市手稲区にある「山口緑地」は、手稲山口の一角にたたずむ、知る人ぞ知る自然スポット。
きれいに整備された都市公園とは一線を画し、ありのままの自然を生かした広大な緑地で、その魅力はなんといっても“余白感”です。
広い芝生エリアにレジャーシートを広げてお昼寝したり、お弁当を持ち寄りピクニックを楽しんだり。
思い思いの過ごし方ができて、都会の喧噪から少しだけ離れ自分のペースで自然と向き合いたい日にはぴったりです。
バードウォッチングの名所「バッタ塚」
園内の一角には、札幌市指定史跡である「バッタ塚」があります。
その名の通り、明治時代に大量発生したバッタを駆除するために卵を集めて埋めたとされる塚です。現在ではカワラヒワ、ウグイス、ヒヨドリなど41種類の野鳥の観察できて、地元では有名なバードウォッチングスポットとなっています。
このエリアは、大人はもちろん、子ども連れのファミリーにも人気。昆虫採集を楽しむ子ども達の姿に、懐かしい夏休みの記憶を呼び起こされます。
家族で遊ぶなら西エリアの遊具ゾーンへ
西エリアには、ユニークでオシャレな遊具が並ぶ「子どもの遊び場」があります。
斜面を活かした長い滑り台やクライミング設備など、親子で一緒に楽しめる仕掛けが盛りだくさん。特に中央にそびえ立つ「ネットツリー」は、シンボル的存在で子どもたちに大人気。
園内中央には小高い丘があり、そこにある展望台からは、石狩湾や石狩湾新港、そして手稲山まで見渡せます。
特に夕暮れ時の眺めは感動的。空と大地が静かに溶け合う、そんな一瞬に出会えるかもしれません。
季節の移ろいを楽しむなら、秋がおすすめ
北海道の夏は短く、8月の終わりには既に秋の気配が漂いはじめます。
虫も少なくなり、気候も穏やかなので、ウォーキングやパークゴルフにもぴったりな季節です。
秋の魅力は木々の紅葉だけではなく、ススキやヨシといった草原の植物が色づく「草紅葉」。
夏に青々としていた草たちが黄金色に染まり、まるで金色の絨毯を広げたような景色が現れます。
特に午後、傾いた日差しを受けてキラキラと輝く様子はまさに絶景。
澄み渡る秋空のもと、ゆったりとした時間を過ごせば、心も体もリフレッシュできること間違いなしです。
山口緑地で深呼吸しよう
山口緑地は、派手な観光スポットではなく、SNS映えするような華やかさもないかもしれません。
でも、自然のリズムにまかせて深呼吸できる場所なので、静かな余白に身を置いてみませんか?
「また来たいな」と思える場所に、きっと出会えるはずです。
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