この日は特に予定を立てていたわけではなかったのですが、ちょうど札幌ホワイトイルミネーションの初日。
大通公園会場の点灯まで、あと1時間ほど・・・街の雰囲気も少しずつ変わり始めていました。
テレビ塔から見た光
「ホワイトイルミネーションを、上から見られたら素敵かもしれない」
そんなことをふと思い、テレビ塔の展望台に向かうことにしました。
ところが考えることは皆同じだったようで、入口にはすでに行列ができていました。思いつきとはいえ、少し甘く見ていたかもしれません。
展望台に上がると、大通公園に沿って華やかな光の筋が伸びているのが見えました。
さまざまな色のイルミネーションが浮かび上がり、上から見下ろす景色はとても幻想的です。
ただ「綺麗」という言葉だけでは足りず、街全体が別の場所に変わってしまったような、不思議な感覚がありました。
この景色を見る限り、テレビ塔を選んだのは正解だったと思います。
しばらく展望台からの景色を楽しんだあと、地上へ降りました。
今度はテレビ塔を背景にして、記念写真を撮ります。
いかにも定番ではありますが、実際にその場に訪れると、これはこれで外せないと思えてくるから不思議です。
ミュンヘンクリスマス市
大通公園を歩いていくと、2丁目ではミュンヘンクリスマス市が開かれていました。
札幌の友好都市であるミュンヘンのクリスマスマーケットをモデルにしているそうで、小さな屋台が並び、クリスマス雑貨やオーナメントからはドイツらしい雰囲気が感じられます。
フードを扱う屋台も多く、ドイツビールやソーセージが並んでいました。
屋台の前には飲食スペースがあり、買ったものをその場で楽しめます。
どう考えても寒いのですが、こうなると大人はビールを飲まないわけにはいきません。
寒さは厳しいのに、気分だけは完全にドイツでした。
子どもはホットショコラを飲みながら、「甘くてあったかい」と嬉しそうにしていました。
イルミネーションを楽しむ
大通会場は5丁目まで続いており、それぞれ異なるテーマで演出されていました。
エリアごとに形や色合いが変わるため、歩いているだけでも雰囲気の違いを楽しめます。
中でも印象に残ったのは、4丁目会場にあった雪の結晶をモチーフにした光のトンネルです。
トンネルの中に入ると、結晶の光が一面に広がり、札幌の冬らしい演出だと感じました。
5丁目会場まで歩き切るとそれなりに距離があり、子どもも少し疲れた様子だったので、このあたりで帰ることにしました。
思いがけず、とても印象に残る夜になりました。
イルミネーションやクリスマスマーケットだけでなく、街全体がやわらかい光に包まれていて、日常とは少し違う時間を過ごせたように思います。
※画像はイメージです。


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