2021年の夏、最北端の街を見たくて稚内へ。
旭川から稚内
JR北海道の宗谷本線「特急宗谷」に乗り込み稚内に向かいます。
旭川から稚内まで259.4kmの距離があり、本州だと東京から郡山、諏訪、浜松あたりまで行けます。
なので特急ですが3時間を超える長丁場となります。
道北の中心部、森ばかりでなにもない中心部を走っているのですが、抜海を過ぎたあたりで視界が広がり海が見え始めます。
「利尻富士」が見えるビューポイントがあって、運転手さんの粋な計らいなのでしょうか?徐行運転しているように思えるのです。
絶景を眺めつつ暫くすると景色はうってかわって街中になり、ようやく稚内駅に到着。
流石は最果ての駅という感じで、記念碑があり撮影ポイントも沢山あり、ここで特にお勧めしたいのは「稚内港北防波堤ドーム」。
半アーチ式の防波堤ドームはまさに、インスタ映えを狙ったスポットです。
稚内駅から宗谷岬
さて、お土産でもと稚内駅でフラフラしながら、「宗谷岬」行きのバスに乗るためにバスターミナルへ向かいます。
宗谷岬まではここから約1時間ほど。
結構な観光客が乗り込み、私も流れに乗って乗り込みます。
途中の景色はまるで異国のよう。晴れた夏の日でしたが北国なのでほどよく涼しく、気持ちいいバスの行程でした。
宗谷岬のバス停に着くと、とりあえず人が集まっているオブジェがある海の手前まで歩きます。
そうオブジェこそが、「日本最北端の地」。
写真で観たことはあるのですが、実際に訪れてみると「最北に来たんだ!」と気分が上がり感動です!
その場で出会ったばかりの観光客の若者達と写真を撮り合いをし、こういうのが観光地のノリのいいところですね。
それから周りを見回すと、少し小高い丘が見えたので登ってる、「宗谷岬公園」が見えてきました。
中には現代アートのような石碑が沢山あり、不思議な空間でした。
見渡したところ2体の像がありましたので少しご紹介します。
あけぼの像
男女の5メートルはありそうな銅像が海をバックにそびえ立っています。
この像の由来は、北海道の牛乳生産量100万トン、飼育乳牛50万頭突破を記念して作られたそうで、なんとも北海道らしいですね。
真っ青な海と青空をバックに撮影すると、とっても綺麗な絵になりました。
祈りの塔
この塔が凄かった。折り鶴のような形状の全長20Mはありそうな搭です。
これも、綺麗な海をバックにするとまるで異世界のような空間でした。
石碑の説明文を読んでみると大韓航空機撃墜事故の慰霊碑でした。
他にも、大岬旧海軍望楼や宗谷岬灯台などあり、観光地として充分な見応えがあります。
宿泊
宗谷岬を堪能して、今日の宿泊地となる稚内駅近くの「ゲストハウス」に向かいます。
中に入ってみると、とっても感じのいいスタッフさんで気持ちよくチェックインできました。
色々お話を伺っていると、ここで1泊して「利尻島」に向かうお客さんが多いとか。
なるほど、確かに電車~船の便数からして物理的に一泊は必要そうです。
宿の中はゲストハウスにありそうな共同部屋と寝室に分かれた構造です。
寝室で荷ほどきを済ませ、軽く街中を散策し、共同部屋で同宿者と仲良くなれたらいいなーって思ってコンビニで「ワイン」「つまみ」を購入。
その後、ゲストハウスに帰還しました。
楽しいゲストハウス
夕方だったので、その日の観光を終えた同宿者が共同部屋に集まっていました。
テーブル毎に数人がグループになってワイワイしています。
まず軽く部屋に入って、1人で「ワイン」をちびちび飲みながら様子を伺います。
隣のテーブルのグループも結構お酒が入っていて、人が良さそうだったので思い切って声をかけてみます。
「こんばんは。よかったらワインとか一緒に如何ですか?」
かなり勇気がいりましたが、そこからドンドンうち解けて行き、このメンバーで飲みに行こうよ!ってなります。
最後は居酒屋でどんちゃんして、連絡先を交換するという流れになりました。
最北端の街でこういう出会いって素晴らしいですね。
一生の思い出に残る旅になりました。
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