今年のゴールデンウィークに以前から気になっていた、白老町にあるウポポイ(民族共生象徴空間)へ行きました。
私なりの施設体験レポートを書きます。
ウポポイの施設について
駐車場から入退場ゲートまでアイヌの音楽がかかっている迷路のような道を通って行きます。
途中にある、いももち、ソフトクリームなどの売店に目を奪われつつも、進んで行くと入場ゲートが見えてきます。
ゲートを通ると、1番大きな博物館、アイヌ民族が住んでいたと言われている「チセ」という家、アイヌの踊りを見ることができる体験棟。アイヌの舟に乗ることができる大きな池もありました。
自然豊かな白老町にあるだけあって、自然と調和した雰囲気よりも、なんとなく観光地として作られた感は否めませんね。
博物館の中
博物館の中にはアイヌ民族が使っていたとされる道具(刀や、食器など)、独特の刺繍が施された衣服や履物、そしてアイヌ民族のことを記した記録など様々なものが展示されています。
何台かモニターが設置され、そこからアイヌの民踊や、生活、歴史についての解説が流れています。
特に衣服の展示が多くされていて、触ることや近づくことができませんでしたが、綺麗な刺繍が施されているのが観察できます。
寒いときに着ていたとされる毛皮なんかもありました。
ゴールデンカムイで出てきた、綺麗な文様が施されている小刀や弓もあり、ゴールデンカムイが好きな人ならば楽しんで観ることができると思います。実際、私も好きなので十分楽しめました。
感想コーナーには、ゴールデンカムイがきっかけでアイヌのことを知りたいと思ったと書いている人がたくさんいたのが印象的です。
チセ
ポトロ湖のほとりにチセは何棟か建ち並んでいますが、実際に入って見学できるのは2棟のみ。そのうちの1棟ではアイヌの踊りを体験することができますが、コロナの感染予防のため予約をした人しか体験することができません。
もう1棟ではチセの中を見ることができて、中央に大きなかまどがあって、ここで煮炊きしたのかなぁと思います。
チセの外にはアイヌの遊び道具が5つほど置かれてあり、自由に遊べます。
飽きてしまった子どもたちが遊んだり、実際にアイヌの遊びを経験するのにちょうどよいです。
ただ数は少ないのが難点ですね。
体験棟と池
体験棟ではステージ上で行われているアイヌの民踊を観ることができますが、別チケットを並んでもらわなければいけません。
1公演20分ほどで、それほど長いものではなく、民踊以外にもアイヌに伝わる伝記のアニメがやっている回もあるそうです。
池には木を削って作られた大きな舟が置かれ、1日2回ほど乗れますが、これも予約が必要です。
槍で魚を捕まえていたアイヌの人たちのような気持ちになれます。
最後に
全体としては出来たばかりでどの施設もきれい、展示も解りやすいのですが、ゴールデンカムイによる補正要素を除くと少し薄い感じがします。入場料1200円と北海道の博物館としては高額な料金で、一日楽しめるか?というとその人や家族の趣味趣向次第ですね。
話のネタに一回いってみてはどうでしょうか?といった感想でレポートを終わります。
※画像はイメージです。
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