北海道の大自然に寄り添うガーデン「上野ファーム」

夏に何度か訪れた旭川の上野ファーム。
北海道の大自然に寄り添ったナチュラルかつセンスのいい「北海道ガーデン」の代表格。
家族連れも庭ファンも、どんな方でもホッとした心楽しい時間を過ごせます。

目次

北海道の風土気候を生かした素敵なガーデン

日本の中でも北海道はヨーロッパを思わせる気候、植物が特徴の場所です。
上野ファームはもともと米農家だったのだそうですが、現在は、イギリスでガーデニングを学んだデザイナーの上野砂由紀さんが、やはり花好きなお母様と二人三脚で作り上げた素晴らしいガーデンを訪れることができます。

イングリッシュ・ガーデンのようにスタイリッシュなデザイン、かつ北海道を感じさせる草花の植栽が作り出す、他のどこにもない、ここでしか出会えない美しい景観が広がります。

マザーズ・ガーデン

約13000㎡と広いガーデン敷地内に、最初にできたのが「始まりの小道」。現在はマザーズ・ガーデンと呼ばれる場所です。80年代末の米販売の自由化の際に、ファームでも個人向け直販することになった際に、お客様に田園風景を楽しんでいただけるようにと花を植えたのが始まりだったのだそう。その後ガーデンはどんどん進化し、英国のコテージ・ガーデンのように多様な宿根草が植え込まれて、シーズンいっぱい花のあふれる夢のような景観が目の前に広がります。

寒冷な気候はイギリスに共通しますが、北海道の植物の方が勢いが強いようで、大きく育った草花それぞれが本当に生き生きとしています。入口からガーデンへのアプローチの、石造りの壁やアーチの雰囲気もとてもいい感じ。所々にひっそりと庭の小人(ノーム)たちがいたりと、デコレーションの細部まで可愛らしく、楽しくなる要素がいっぱいで、何時間でも過ごしたくなってしまいます。

11のガーデンエリアとノームの庭

その後徐々に増えていった、噴水やボーダー植栽のエリアではそれぞれに違った雰囲気を楽しむことができます。これぞというような写真撮影スポットもたくさん。さらに2016年に新オープンしたノームの庭は、池の中島のとんがり屋根の小屋が童話の世界を思わせる、やはりドリーミーな雰囲気。

整ったガーデンエリアだけでなく、白樺の小道を散策したりと、よりナチュラルな自然の風景も楽しめます。射的山という丘の上からの周囲の眺めも秀逸。

NAYA cafe とショップ

お腹が空いたら、納屋を改装したNAYA cafeで軽いランチやお茶しましょう。ショップに並ぶ品々も、センスの良いものがたくさん。さらに嬉しいのはナーサリーも併設されていて、ガーデンで見つけたお気に入りの草花の苗や種を買って帰ることもできます。その他、ガーデン入口エリアのかわいい出店では、ガーデンの花々や地元産の野菜も販売されていますので忘れずチェックを。

北海道の気候風土ならではのこのガーデンは、五感を駆使して楽しく過ごせる、かつ癒されるおすすめの場所です。ぜひ一度は訪れて見たい場所です。

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