月寒あんぱん

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「月寒あんぱん」は、北海道で長い歴史を誇る名物の菓子パンです。
元々は札幌近辺でしかあまり知られていませんでしたが、人気作品「ゴールデンカムイ」に登場した事から話題になりました。

「月寒あんぱん」ってどんな「あんぱん」なのでしょう。

目次

月寒あんぱんの誕生と歴史

月寒あんぱんの起源は、明治時代にさかのぼります。
1874年(明治7年)、大沼甚三郎氏が東京でヒットした「桜あんぱん」を参考に考案し、月寒村で販売を始めたのが「月寒あんぱん」の始まりです。
このあんぱんは、地元の住民に好まれるようになり、最盛期には10軒以上もの業者が手掛けていたと言われています。
しかし、月寒あんぱんの歴史は平坦ではありませんでした。第二次世界大戦中、戦争の影響により物資の不足し、次々に業者は休業を余儀なくされ、月寒あんぱんの歴史は終わったかに思われました。

戦後になり、ようやく再開されたものの、かつての名店はすべて閉店してしまい、生産を再開できたのは「株式会社ほんま」のみ。
それからも「株式会社ほんま」は尽力し伝統的な味を守り続け、2006年には創業100周年を迎えました。

アンパン道路と「ゴールデンカムイ」

1911年(明治44年)、町役場が月寒に移転し、道路が新しく作られるのですが、その作業に歩兵第25連隊が応じます。
作業時の栄養補給として月寒あんぱんが配られた事から、後に「アンパン道路」と呼ばれるようになりました。
おそらく、このエピソードに着目し、明治時代の軍人が主要なキャラクターとして登場する人気作品「ゴールデンカムイ」に登場し、日本全国に知れ渡るようになったのです。

現在では「ゴールデンカムイ」のキャラクターが描かれたパッケージやコラボ商品も販売され、ファンにとっても非常に魅力的な商品です。

月寒あんぱんのおすすめ

「月寒あんぱん」の美味しさの秘密といえば、パンとは違った生地に包まれた素朴で優しい甘さアンです。
どちらかといえば、皮が集めのおまんじゅうで、初めて手にとった方は「これはあんぱんなのか?」と思うでしょう。
アンの種類も豊富で、こしあん、かぼちゃあん、黒糖あん、抹茶あん、黒胡麻あんなどと、その時の気分で選べるので、飽きることがないでしょう。
賞味期限が一ヶ月もあり、空港やコンビニでも売っている事がありますので、お土産にもよいです。

北海道を訪れた際には、是非その味わいを楽しんでみてください。

※画像はイメージです。

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