函館と津軽海峡に突き出た絶景の岬、立待岬

子供のころからたびたび訪れた思い出の場所、立待岬。

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北海道屈指の観光地の函館

函館は幕末の開港以来、北海道の玄関口として栄えてきました。
函館ゆかりの有名人も数多くいますが、中には死後も函館に骨をうずめた人もいます。

その代表が石川啄木。
啄木は東京で亡くなった後、妻の実家があった函館の立待岬に埋葬されました。

函館山は標高334mと決して高い山ではありませんが、とても存在感がある山です。
なぜなら、海の上に突き出たような山だからです。

函館山はもともと独立した島でしたが、海流の影響などで島と対岸との間に砂州ができ、対岸と陸続きになります。
やがて砂州の部分に函館の港や市街地がつくられました。

函館の夜景はとても独特の美しさをもちますが、それは、砂州の上に街が築かれるという珍しい構造だからです。
函館山は、牛が寝そべっているように見えるので「臥牛山」という別名を持ちます。

一番高いところが牛の頭で、ロープウエイで昇ることができる場所。

立待岬は

そして、今回紹介する立待岬は、牛のしっぽにあたります。
立待岬は市街地から見て函館山の左端に位置し、海に突き出た岬は、高さ30メートルの断崖。

そこから望む津軽海峡は格別の美しさです。
立待岬の先端部分からみると、見渡す限りの大海原が迎えてくれます。まさに、絶景といえるでしょう。

立待岬にはハマナスがたくさん植えられています。
そのため、夏にはピンク色の可愛らしい花が咲き乱れるんですよ。
夏限定の売店も近くにあるので、夏の晴れた日に訪れることをお勧めします。

この岬にたどり着く途中に、石川啄木一族の墓があります。
啄木が箱館に葬られた理由は、啄木が友人に手紙で「死ぬときは函館で死ぬ」という書き残したからです。

墓には「東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」という有名な一種が刻まれています。
函館の街を見下ろす素晴らしい場所に葬られた啄木は、いったいどのようなことをおもうのでしょうか。
啄木一族の墓には、啄木の父母、妻、子供たち、娘の夫らが葬られています。

立待岬は夏場に訪れてほしい名所です。
夏の晴れた日の絶景は、函館でも随一のものだと思います。

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