立待岬と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、青い海とハマナス、海の向こうには本州が見える。
函館を代表する観光地のひとつです。
一方で、冬の立待岬は条件が一気に悪くなるので、行かない方が判断として正しい。
それでも訪れる人がいます。地元で育った私自身も、その一人。
冬の立待岬の魅力をご紹介します。
冬季の立待岬
立待岬へ続く車道は、例年12月上旬から翌年3月下旬まで冬季閉鎖となります。
ガッチリとしたゲートが道を阻み、車両は完全に遮断されます。道幅が狭く、除雪も困難なため、安全面を考えれば妥当な措置です。
しかし重要なのは、岬そのものが立入禁止になるわけではない点。
徒歩でのアクセスは可能で、筆者も冬の晴れ間を見て、何度も立待岬へアクセスしています。
たとえば、市電の谷地頭駅で下車して立待岬まで約1km、ゆっくり歩いて徒歩20分ほど。
タクシーでゲート付近まで行く方法だと、約半分の約500m。
自家用車で行く方法もありますが、駐車場を利用できませんので、やはり市電でいくのがベストだと思います。
冬だから見える景色がある
谷地頭駅から歩いていくコースを紹介します。
駅をおりてからの道のりは「立待岬」の看板がある交差点で一度曲がり、あとは道沿いに進んでいくだけなので、まず迷うことはないでしょう。
ちなみですが、閉鎖期間中なので売店は営業しておりません。道中はずっと上り坂なので、途中のコンビニで飲み物と軽く食べるもの購入してから向かうのをお薦めします。
市街地から先は墓地を抜けていきます。
雰囲として気持ちよくはないですが、遠くに見える海と函館の町並みが美しく、函館山も徐々に近づいてきて、なんだか冒険しているようなワクワクした気持ちになるかもしれません。
墓場を抜けてしばらく登って行くと頂上にたどり着き、眼の前が開けたと思うと立待岬の展望スペースが見えます。
あともうすこしなので、頑張って歩いてください。
雪のない季節に車で訪れる何倍も達成感があり、感動してしまいます。
夏とは違う静寂と絶景
冬の時期に立待岬を訪れる最大の魅力は、静寂さ、そして、海の景色。
暖かい季節は人の出入りが絶えず、落ち着かない。
そういった煩わしさが消えさり、風と波の音、雄大な海、うっすら雪化粧をまとった函館山、すべてが自分だけのものに思えてしまいます。
空気が澄む秋から冬にかけて、海峡の向こうの下北半島もはっきり見えて絶景中の絶景。
苦労して訪れた疲れすら、忘れてしまいます・・・寒い時期に立待岬へ訪れるおすすめポイントの一つです。
でも、寒いですね。
実は岬へ向かうまでの道沿いには石川啄木一族の墓、広場の中には与謝野晶子・鉄火の歌碑もあるので、ゆっくりと日本の文学に浸るつもりで思いを馳せるのもお薦めです。
ぜひ観光客が少ない時期の岬を訪れ、地元函館の人々が魅力的と語る、函館の姿を満喫してください。


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