今ではそうでもないかもしれませんが、道民は年越しそばを食べません。
北海道の独特な大晦日の食生活を紹介します。
北海道の大晦日
年末に食べる物といえば「年越しそば」ですよね?
北海道で生まれ、20数年過ごしてきましたけれど一度も食べたことが無いのですよ。
では大晦日は何を食べているのかと言えば、北海道ではおせちを食べます。
大晦日は親戚が一つの家に集まり、おせちを食べながら、みんなで紅白を見たりお話ししながら楽しく過ごし、年越しそばを食べることはなく良いお年を!と解散するのです。
お年玉もこの大晦日の夜にもらいます。
元旦には、おせちの残り物とお雑煮を食べ、初詣に行ったりと・・・そこは本州と同じように過ごします。
なぜ大晦日におせちを食べるのか?
これは旧暦に関わる理由があります。
旧暦では日没から1日が始まるとされていたため、12月31日の夜から新年という扱いです。そのため、かつては12月31日の夜から新年を祝っておせちを食べていたようです。
北海道は今でもこの風習が残っており、実際に年が明けるのは1月1日だという本州と同じ認識ではありますが、12月31日の夜におせち料理を食べているのです。
この文化は今も残っている事が多く、道民で道内で年越しそばを食べている人はあまりいないのではないでしょうか?
おせち以外に何を食べるのか?
北海道民は高確率で、おせちと一緒に元旦にお寿司を食べています。大晦日に寿司を食べるためには事前予約が必須で、お持ち帰りの寿司の提供で寿司屋は大混雑します。
寿司が年越しそばより売れているのは間違い無いでしょう。これは北海道が海鮮がよく取れるという地域柄、おせちに並んで豪華な食品が寿司だったからということが考えられます。
また家庭で作った、サケやホッケなどの北海道でとれた魚と野菜を米麹に漬けて、乳酸発酵させた寿司「飯寿司」も定番として並んでいます。
この飯寿司は北国の郷土料理だそうで、寿司とは違い少し酸っぱくてクセになる味です。
そのほかには家庭によりますがピザやローストビーフなどとにかく豪華な料理が並びます。
年越しそばは都市伝説?
私は年越しそばの存在は知っていましたが、子供の頃はドラえもん等で見ただけで、アニメの世界の設定や都市伝説じゃないのかとすら思っていました。
ですが・・・大人になって本州で過ごすようになると、本当に食べてると知って驚きました。
でもやっぱり大晦日は、豪華でにぎやかな北海道の方が好きですね。
※画像はイメージです。
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