雪に閉ざされ、冬期間は閉鎖されることが多い北海道のキャンプ場。
そんな雪国、北海道でも、雪の中通年営業しているキャンプ場がいくつかあります。
「定山渓自然の村」
北の大都市、札幌の奥座敷と言われることもある定山渓温泉街からやや南に入ったところに、自然に囲まれたそのキャンプ場はあります。
広大な露天風呂とインドカレーで有名な豊平峡温泉にもほど近いそのキャンプ場に、2026年2月中旬に初めて夫婦で訪れ、冬キャンプしてきたときのことをレポートしたいと思います!
「定山渓自然の村」とは
「定山渓自然の村」は北海道の中心都市、札幌市南区の定山渓にある、四季を通じて自然体験やキャンプを楽しめる、通年営業のキャンプ場です。
持ち込みテントを張って行う普通のテントサイトのほか、トイレや暖房設備完備のコテージや、モンゴルのゲルを模したテントハウスなど、多彩な宿泊施設でキャンプを楽しむことができます。
石窪ピザ、ネイチャーガイドなど、子供も大人も楽しめる体験プログラムが豊富に用意されているのもこのキャンプ場の特徴です。
最近は高価格化が進むキャンプ場業界の中で、価格がリーズナブルで気軽に利用できるのもいいところですね。
「テントハウス」について
今回私たちが宿泊した「定山渓自然の村」のテントハウスは、モンゴルの遊牧民が使用している移動式住居である「ゲル」を模した建物です。

一棟最大7名が泊まることができる広い室内の真ん中には石油ストーブがあり、冬でも暖かく、快適にキャンプを楽しむことができます。
コテージなどとは違い、トイレや炊事場に行くには離れた場所まで歩かなければならない不便さはありますが、一棟一泊3900円とリーズナブルに宿泊することができ、木材による骨組みこそしっかりしていますが、基本は布1枚だけのテントなので、コテージなどの建物よりも、より自然を身近に感じながらキャンプを楽しむことができます。

それでいて、入口ドアはしっかり施錠できますので、女性でも安心して利用することができます。
毛布、マットレスなどの寝具は用意されてませんので、快適に眠りたい方は自分で用意するかレンタルする必要があります。
また、テントハウス内は火気厳禁ですので、調理などで火気を使用する場合は、屋外のテントハウス横スペースで行う必要があります。
荷物は「ソリ」で運びます!
「定山渓自然の村」には車を横付けできる、いわゆるオートサイトはありませんので、荷物は全てのサイトで夏期間はリヤカー、冬期間はソリで運ばなくてはなりません。
私は冬キャンプの経験は何度もありますが、キャンプ道具をソリで運んだのは初めてだったのですが、意外にもソリは荷物を運びやすく、もしかしたら夏シーズンのリヤカーよりも快適かもしれないと思いました。

ちなみに私たちのテントハウスは管理センターから1番近い場所で、距離的には100メートルくらいでした。
管理センターから1番遠い位置にあるテントハウスだと、200メートルくらいはありそうですね。
飲み物は「雪」で冷やそう!
私は冬キャンプを何度もやっていますが、高額なコテージなどだと、中に冷蔵庫も設置されていたりします。
「定山渓自然の村」のテントハウスには冷蔵庫は設置されていませんが、必要ありません!
ここは冬の北海道、天然の冷蔵庫があるからです!
と、いうわけで、夜飲む予定の缶チューハイを雪の中に刺して冷やしておきました。

食べ物だとカラスなどに奪われるリスクがありますが、しっかりした入れ物に入った飲み物なら、大丈夫でしょう!
「定山渓自然の村」はレンタル品も充実!
「定山渓自然の村」は管理センターで借りることができるレンタル品も本当に充実していて、お金さえあれば手ぶらで来てもキャンプできるレベルです。
基本のテント、タープはもちろん、テーブル、バーベキューコンロ、キッチン用品、寝具、さらには湯たんぽや長靴までレンタルでき、本当に至れり尽くせりといった感じですね。

あと個人的に嬉しかったのは、管理センターにあるキャンプ、アウトドア関係の本を無料でレンタルできたことですね。
これは特に時間を持て余すことの多いソロキャンパーなどには、うれしいサービスなのではないでしょうか。
テントハウス横でBBQタイム!
外がやや暗くなってきたところで、私たちはテントハウス横のスペースで火を起こして夕食の準備を始めました。
テントハウス横のBBQスペースは小さめのテントなら張れるかな、という程度のスペースであまり広くなく、雪や雨よけの大きめのタープなどは張るのが難しいスペースだなと思いました。

この日は日中は季節外れのの雨が降っていて、「このまま降り続くといやだな~」と思っていたのですが、夜になると星空が見えるくらい晴れたので、がんばってタープを張る必要もなく、結果的に天気に恵まれました。
この日作った夕食は、牛肉のかたまり肉を串に刺して炭火で焼いて、ローストビーフのように半生のまま食べる「牛肉のシュラスコ風」。

普段食べることのない、牛肉のかたまり肉を豪快に使って作る料理。
本当に、本当に美味しかったです!
BBQのあとは焚火で焼きマシュマロ!
BBQが終わり、炭火がほぼ消えたあとは、焚火台にそのまま管理センターで購入した薪を入れ、お酒を飲みながら焚火を楽しみました。

つまみは最近流行りの?焼きマシュマロです。
マシュマロを串に刺して、焚火であぶって食べると、表面が溶けて甘くなって美味しい!
焼きすぎると火がついて焦げてしまいますが、それもまた、楽しい!
そして私たちは夏のキャンプでも焚火をやりますが、外が寒い冬キャンプでの暖まりながらの焚火というのは、本当に格別な体験だと思いますね。
星空も美しい「定山渓自然の村」
この日は日中こそ季節外れの雨でしたが、暗くなると雨はやみ、やがて星空が見えるほどの天気となりました。
やはりキャンプ場で見る星空というのは、都会の街の中で見る星空よりも、何倍も美しく見えますね。
スマホのカメラではこの星空を美しく撮ることはできないと、写真は断念しましたが、「本当に美しい星空であった」と、言葉でお伝えしておきます!
「定山渓自然の村」を利用する上での注意点
「定山渓自然の村」、スタッフの方々も親切丁寧で本当に素晴らしいキャンプ場でしたが、いくつか他のキャンプ場とは違う独自のルールや注意点がありますので、それらを紹介していきたいと思います。
薪の持ち込み禁止
「定山渓自然の村」では薪の持ち込みはできません。
焚火などで薪を使用する場合は、必ず現地の管理センターで薪を購入する必要があります。
こちらは知ったときに少し驚いたルールですね。
他のキャンプ場では当たり前に薪をもちこんで焚火をしていたので。
そして焚火をする場合、直火は禁止で、焚火台を使用する必要があります。
こちらは他のほとんどのキャンプ場でも適用されているルールなので問題ありませんね。
花火の禁止
手持ち花火ならOK、というキャンプ場は多いですが、ここ「定山渓自然の村」は全ての花火が禁止されています。
冬キャンプ中、大雪が降る可能性あり
こちらはルールではありませんが、「定山渓自然の村」の公式サイトには、「冬季は一晩で積雪が40cmを超えることもあります」との記載があります。
私たちがよく冬キャンプで利用する「オートリゾート苫小牧アルテン」のある苫小牧市とは違い、札幌市南区は豪雪地帯ですので、考えてみると当然ですね。
キャンプした日は大雪に当たらなくて本当に良かったです。
四季を通じて自然を楽しめる、素晴らしいキャンプ場
さて、私たちが「定山渓自然の村」のテントハウスで冬キャンプしてみた感想ですが、本当に素晴らしい体験でした!
私たちが宿泊したテントハウスは、しっかりしたストーブがあって暖かいですが、壁は布1枚ですので、壁際に行くと少し寒かったり、床は硬くて寝心地は悪かったり、しかしそれがまた非日常感があって、特に小さいお子様などにとっては忘れられない体験になるのではないでしょうか。
管理センターで対応してくれたスタッフの皆さまもサービス精神旺盛で素晴らしかったですね。
私たちはキャンプ場のチェックアウト後にすぐ近くの豊平峡温泉で食事(インドカレー)と温泉を楽しんでから帰りましたが、すぐ近くに温泉があるという立地も、評価できる点だと思います。
車で来ることができる北海道内のキャンパーの方はもちろん、レンタル品が充実しているキャンプ場ですので、北海道旅行に来た道外の方の手ぶらキャンプにもおすすめできる、札幌市南区の素晴らしいキャンプ場、「定山渓自然の村」を紹介させていただきました!


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