足湯、グルメもコンパクトに楽しむ!しかべ間歇泉公園のすゝめ

夏休みなどの大型連休、遠出しながら子供との思い出も作りたい。そんな時の子供連れ寄り道スポットにぴったりなのが、道南・鹿部町にある「しかべ間歇泉公園」です。

わが家が訪れたのは5月。天気も良く気温は20度ほど。6歳と2歳の未就学児を連れてドライブがてら立ち寄りました。正直なところ「間歇泉って子どもが楽しめるの?」と半信半疑でしたが、意外としっかり楽しめるスポットでした。
温泉地ならではの「足湯体験」や、食の町・鹿部らしい海の幸を使ったグルメ、観光地ならではの屋台など、子連れでふらっと訪れるにはちょうどいい規模感。しかべ焼きなどご当地グルメも楽しめ、観光地の混雑感もそれほどなく、のんびりと過ごせました。

今回は、実際に家族で訪れた体験をもとに、「間歇泉の噴出」や「足湯」「ご当地グルメ」など、子連れで楽しめたリアルな様子をご紹介します。

目次

施設概要

鹿部町にある「しかべ間歇泉公園」は、温泉と海の町ならではの間歇泉を活かした観光施設です。目玉は、約10分に1回、最大15メートルほどの高さまで温泉が吹き上がる迫力満点の「しかべ間歇泉」。噴き上がる湯の温度は103℃にも達し、間近で自然の力を体感できる貴重な場所です。有料エリアの入園料は大人300円、子ども(小・中学生)200円、未就学児は無料です。

無料エリアは主に地元の特産品や軽食を扱う売店、有料エリアには間歇泉の見学ゾーンや足湯、ゆっくり過ごせる休憩スペースが整備されています。施設の規模は大きくありませんが、未就学児連れでも無理なく楽しめるコンパクトさが魅力です。
アクセスは車が基本で、函館市内からは約1時間。駐車場は約40台分が無料で用意されており、道の駅「しかべ間歇泉公園」としてドライブの立ち寄り先にも便利です。

間歇泉の噴出ショー

この施設のメインは、なんといっても「しかべ間歇泉」の噴出ショー。間歇泉はおよそ10分おきに自動で吹き上がる仕組みで、屋外の観覧スペースから間近に見ることができます。吹き上がる瞬間には、まるで地中から蒸気の竜が現れるような迫力があり、大人も子どもも思わず歓声を上げてしまいました。

特に未就学児のような年齢の子どもにとっては、音や蒸気、吹き上がる温泉の勢いすべてが新鮮な体験。時間が決まっているわけではなく、10分に1回のタイミングで噴き上がるので、あまり長く待たされずに見られるのも嬉しいポイントです。
間歇泉をバックに写真が撮れる撮影スポットや、2階から間歇泉を見下ろせる「眺望の館」などもあり、1回のショーだけでは物足りなく感じるかもしれません。我が子も「次は上から見たい!」「今度は正面から撮って!」と、気づけば30分ほどかけて複数の場所から間歇泉を楽しんでいました。

スタッフの解説などはありませんが、掲示板にわかりやすく情報が書かれており、間歇泉の仕組みを親子で学ぶきっかけにもなりました。柵もしっかりしていますが、吹き上がる湯の温度は非常に高いため、子どもが近づきすぎないよう大人がそばで見守ることが大切です。

タオル必須の足湯体験

間歇泉を眺めながらのんびり過ごせる「足湯スペース」もおすすめです。天然温泉を利用した足湯は有料エリア内にあり、噴き上がる間歇泉を間近で見ながらゆったりと腰をかけてくつろげます。屋根付きのため、多少の雨や日差しでも問題ありません。

実際に足をつけてみると、しっかりと温かく、旅の疲れを癒してくれるちょうどよい湯加減。6歳の長男は「きもちいい〜!」とリラックスした様子でした。2歳の子は足湯を水遊びと勘違いしたのか、思わず横断しようとしてしまい、すぐに止めました。小さな子ども連れの場合は、周囲の迷惑にならないよう特に注意深く見守る必要があります。ベンチに座って足だけちょこんとつける感じで十分楽しめます。

足湯には紙タオルが用意されていますが、吸水性や使い勝手を考えると、フェイスタオルなどをあらかじめ持参しておくのが安心です。足湯に入りながら間歇泉を眺めてのんびり過ごせるのは、しかべ間歇泉公園ならではの魅力です。

グルメ&売店の楽しみ方

訪れた日はたまたま園入口付近で地元の飲食イベントが開催されており、目を引いたのが「鹿部たこザンギ」。鹿部産の水だこを使った唐揚げで、プリッとした弾力と濃厚なうまみが特徴。試しにと一本買ってひと口かじると、たこのうま味が口いっぱいに広がり、気がつけば家族全員分を追加で購入していました。

道の駅「しかべ間歇泉公園」には、無料エリアに「鹿部・食とうまいもの館(物産館)」があります。ここでは鹿部町の名産であるたらこや海産加工品などを幅広く取り扱っており、旅のおみやげ探しにも便利です。
また、その隣には「温泉蒸し処」があり、物産館で購入した卵や野菜などをセルフで蒸して楽しめる体験コーナーも。利用は無料で、蒸しあがるのを「もうできるかな」と子どもと一緒にわくわくしながら待つ時間も楽しめました。

有料エリア内には「しかべ焼き」があります。「しかべ焼き」は、地元素材のホタテとタコをふんわり生地の中に詰めたタコ焼きのようなもの。
地元の昆布出汁をかけて食べる新食感が特徴で、トッピングも豊富。
出来上がるまでに少し時間がかかるものの、足湯に入りながらゆったりと出来上がりを待つことも出来るので訪れた際には、ぜひ食べて頂きたい一品です。

しかべ焼き

訪問アドバイス

しかべ間歇泉公園はコンパクトながらも、子どもと一緒にさまざまな体験ができるバランスの良い観光スポットです。訪れる際は、まず足湯用のタオルを持参しておくと安心。しかべ焼きは注文してから10〜15分ほどかかる場合があるので、時間に余裕を持って注文しておきましょう。

週末や観光シーズンには、地元の食イベントが開催されていることもあるため、事前に鹿部町観光協会などの情報をチェックしておくと、より楽しめるかもしれません。海沿いの町ならではの景色も魅力なので、ドライブがてらの立ち寄りにもおすすめです。

おすすめポイント

  • 約10分おきに見られる迫力の間歇泉と噴き上がる音
  • 足湯に浸かりながら間歇泉を眺められるのが魅力
  • 出汁で食べる「しかべ焼き」はタコ焼きと違う楽しさ
  • 地元産の食材が味わえるイベントも定期的に開催
  • 館内はコンパクトで未就学児連れでも動きやすい

気になるポイント

  • 間歇泉ショーや足湯体験は有料エリア内にあるため、入園料が必要
  • 間歇泉は高温のため、子どもの接近には十分注意が必要
  • 小さい子供を足湯につからせる際は、静かに浸かって楽しむよう声かけを
  • しかべ焼きは注文から提供までやや時間がかかる
  • 飲食イベントは不定期開催なので、事前確認が安心

しかべ間歇泉公園

鹿部町の「しかべ間歇泉公園」は、自然の力を体感できる間歇泉や、足湯、ご当地グルメまで楽しめる親子にやさしいスポットです。
コンパクトながら充実した内容で、春~秋にかけての道南ドライブの立ち寄り先としてぜひ選択肢に加えてみてください。

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