北海道はとても広大ですが、真の意味で大自然を感じることができるのは道東です。
その中でも北見市、オホーツク海とそれに接するサロマ湖の間に立地する、サロマ湖ワッカネイチャーセンターのサイクリングコースをぜひおすすめします。
サロマ湖ワッカネイチャーセンター
当センターでは、大人から子ども用の自転車の貸出を行っています。事前予約不要なので気軽に楽しめます。
サイクリングコースは片道5km、コース幅は2〜3メートルとそれほど広くありませんが、平坦な部分が大半なので走りやすく、サイクリングにしては比較的短い距離なので、小学校低学年のお子さんでもマイペースで頑張れば往復可能です。
街中だとお子さんを安心して自転車に乗せられないというお母さんも、ここでは心配なく思い切りのびのびと乗れて、お子さんもきっと喜ぶことでしょう。
サイクリングの注意
念のため注意点を補足すると、コース後半はサロマ湖とオホーツク海をつなぐ河口を渡るため、高低差のある橋があり、橋を渡ったあとはダート道になります。橋は大人でも足を着かないと登りきれない程度の角度なので、無理せず自転車を下りて押して歩くのが良いかもしれません。
ダート道は雨の後は水たまりがあったりして多少走りづらい面もありますが、1kmほど頑張って漕いでいくとご褒美が待っています。
東屋と昔ながらの汲み上げ式ポンプを使った給水機があり、珍しさもあって楽しませてくれます。
大人にとっても珍しい代物ですが、お子さんにとっては不思議すぎるものであるため、ずっとそこから離れないという子もいるかもしれません。
自然の中を走る楽しさ
コース中の景色は周り一面に手つかずの草花が生い茂っており、なかなか見ることのできない希少な花も咲いています。一つの季節で10種類程度の花が咲き誇り、季節によって咲く花の種類は異なるので、時期を変えて来てみるのもおもしろいでしょう。
人工的に植えたのではなく原生しているもので、海と湖に囲まれた特異な環境が生み出した産物と言っても過言ではないでしょう。
また、そんな豊かな自然の中には動物も生息しており、運が良ければ、エゾシカやキツネ、オジロワシの姿を見かけることもできます。
自転車を下りて途中にある脇道を少し歩くと、砂浜に出られるポイントがあります。
オホーツク海の雄大な波しぶきをしばし堪能するのも良いでしょう。
最後に
私がいったのは夏ですが、雪のない季節であれば、それぞれ違った景色が楽しめ、北海道の自然をそれぞれに感じられることでしょう。原生を自転車で爽快に駆け出してみてはいかがでしょう。
※画像はイメージです。
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