北の大都市であり、グルメの街でもある北海道札幌市の数あるイベントの中でも、まだ歴史が浅いグルメイベント「さっぽろ焼き芋テラス」。
名前を聞いただけで美味しそうな香りが漂ってくるこの新しいグルメイベントに、2025年10月に初めて行ってみたときのことをレポートしたいと思います!
「さっぽろ焼き芋テラス」とは
2023年に北海道初の焼き芋専門イベントとして始まった、札幌市中央区の中島公園で毎年秋に開催されているグルメイベントです。
その名のとおり、様々な産地のさつまいもで作られた焼き芋や、スイートポテト、タルト、パフェなど、さつまいもを使った多種多様なスイーツを楽しめ、クラフトビール、ワインなど、アルコール飲料の提供もあります。
まだ歴史の浅いイベントのため、他のグルメイベントと比べると規模、知名度共に低めですが、年々注目度を増し、規模が拡大しているこれから期待のイベントです。
「さっぽろ焼き芋テラス2025」の開催場所・時期
「さっぽろ焼き芋テラス2025」の会場は北海道札幌市中央区にある中島公園の南9条広場で、地下鉄南北線の中島公園駅の3番出口を出てすぐのところです。
開催時期は10月24日~11月3日で、営業時間は11:00~20:00。入場は無料です。
「さっぽろ焼き芋テラス2025」のグルメを紹介!
私が「さっぽろ焼き芋テラス」の会場に着いたのは、かなり日が落ちてきた17時頃。
10月末の札幌は、夕方にもなるとかなり肌寒くなってきますが、それでも会場には多くのお客さんが集まって、思い思いに「さっぽろ焼き芋テラス」のグルメを楽しんでいました。
客層はやはり若い女性やカップルが多く、絶品スイーツを求める若者たちの熱気を感じることができました。
それでは「さっぽろ焼き芋テラス2025」の会場で、私が実際に食べたグルメをいくつか紹介したいと思います!
韓国発祥の新感覚スイーツ「クルンジ」
私もこの会場で購入するまでは知らなかったスイーツですが、クルンジとはクロワッサンを潰し、ホットプレートなどでバターと砂糖と共に両面をプレスして焼きあげる、韓国発祥の新感覚スイーツです。

食感はクロワッサンとはまるで違い、クッキーのようにサクサクした感じ。味はオーソドックスなスイーツですが、食感も相まってとても美味しく、そして見た目もインパクトがあるのでいかにもインスタ映えしそうですね!
「パティスリーフレール」というお店で、1枚600円で3種類の味が売られていて、かなり人気の商品のようでした。
体が温まる「おしるこ」
「さっぽろ焼き芋テラス」の数多くのスイーツの中で、次に私が選択したのは「おしるこ」。

やはり外がかなり寒いので、体が温まるものを欲してしまいます。
このおしるこはオーソドックスな味付けですが、大きな白玉が3つ入っているのがうれしいところです。
「もち工房みやび」というお店で、1杯600円で購入しました。
やきいも酒場で「グラスワイン」!
ほとんどの商品がスイーツや焼き芋の「さっぽろ焼き芋テラス」ですが、1店舗のみアルコール飲料が売られている店舗がありました。
その名も「やきいも酒場」です。
こちらの店舗ではビールや焼酎、ワインなど、様々な種類のお酒が売られており、カウンター席でそのまま飲んでいくこともできるようでした。
他の店舗では圧倒的に女性客優勢なのに対し、こちらの店舗だけは男性たちが集まって、ごきげんでお酒を楽しんでいるのが印象的でしたね。
こちらのやきいも酒場では、その名のとおりさつまいもの一種「紅はるか」を原料とした芋焼酎などもあり、少し迷いましたが、私はそのときの気分で「グラスワイン(赤)」を選択しました。

グラスワインといえども、イベント会場ですので、手渡されたのはプラスチックのカップに入ったワイン。
味はクセのない王道の赤ワインといったところ。
このワインのおかげで、ほろ酔いの楽しい気分で会場を散策することができました!
数ある焼き芋から選んだのは、徳島産「鳴門はるか」!
「さっぽろ焼き芋テラス2025」では先ほどのスイーツブースの他に、焼き芋専門店舗ばかりが並んでいる焼き芋ブースがあり、なんと焼き芋だけで9店舗もありました。
その中にはもちろん北海道産のさつまいもを使ったものもいくつかありました。
どの列に並ぶか迷いましたが、私が選んだのは京都から今回初出店したという「京都芋屋 芋と野菜」というお店の、徳島産「鳴門はるか」です。
初出店だからか、このお店は他のどの店舗よりも長い列で、寒い中、結構な時間並んでいました。
そうして、ようやく手にした焼き芋「鳴門はるか」。
サイズ的には少し小さいかなとも思いましたが、甘さ、美味しさは十分!
寒い中、甘くて温かい焼き芋を楽しむことができました!

こちらの「京都芋屋 芋と野菜」では他に京都産「あかねこまち」という品種の焼き芋も売られており、どちらも1本800円で売られていました。
キッチンカーでは温かい「豚汁」も!
このイベント「さっぽろ焼き芋テラス」、焼き芋、スイーツと甘いものばかりが売られており、甘いもの好きの女性をターゲットにした女性向けのイベントであることは間違いないですが、それだけでは満足できない男性たちのニーズにも応えるべく、奥のほうのキッチンカーではおでんや豚汁などもうられていました。
寒い夜にはおしるこもいいですが、やはり豚汁にはより引き付けられますね。
こちらの豚汁は具がたくさん入ったオーソドックスな豚汁で、やはり豚汁を食べると体がとても温まります!

豚汁を食べて冷えた体を温め、「さっぽろ焼き芋テラス2025」の会場を後にしました。
中島公園の紅葉も存分に楽しめる!
私が中島公園を訪れた、10月末の札幌はもう紅葉の見ごろの序盤、という感じで、綺麗にライトアップされた中島公園の紅葉を楽しんでいる人々もたくさんいました。
イチョウ並木はまだ緑の部分が多く、最盛期、というにはまだ早かったですが、モミジ、カエデなどは真っ赤に染まり、まさに見ごろでした。

そしてライトアップされた紅葉が、中島公園の池に映し出されている光景は本当に美しく、一見の価値があります。

この池が見えるポイントは大人気で、一大フォトスポットになっていましたね。
これから期待の新グルメイベント「さっぽろ焼き芋テラス」!
全国的にも有名になってきた「さっぽろオータムフェスト」などのグルメイベントと比べると、まだまだ知名度の低いこの「さっぽろ焼き芋テラス」ですが、札幌の若者の間ではすでにかなり人気らしく、会場は多くの若者の熱気にあふれていました。
さつまいもを使った数々の絶品スイーツや、甘くて温かい焼き芋、そしてお酒も楽しめるこのグルメイベント。
注意点は、「人気商品は割とすぐに売り切れるので、早めに会場入りしたほうがいい!」です。
「さっぽろ焼き芋テラス」。
グルメの街、北海道札幌市の、来年以降も期待の新グルメイベントを紹介させていただきました!


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