「道の駅ライスランドふかがわ」は国道12号線と233号線が交わる場所にあり、旭川方面へ向かう途中に一息ついたり、トイレ休憩をしたりするのにちょうど良い道の駅です。
地元の農産物や特産品も充実していますが、立ち寄った際にぜひ利用したいのが、味しるべ駅逓。
今回は、このレストランの魅力をご紹介します。
ライスランドで「釜飯」
このレストランの看板メニューは釜飯。
最初は「なぜ釜飯なんだろう?」と思ったのですが、調べてみると理由はとてもシンプルでした。
深川は良質のお米が取れる町、ライスランドふかがわも「お米のおいしさを知ってもらうこと」をコンセプトにしています。
釜飯は、ご飯と具材を一緒に炊き上げる料理ですが、チャーハンや丼ものとは違って、お米そのものの香りや食感をしっかり味わうことができます。
お米を主役にしたい深川らしい料理と言えます。
「味しるべ駅逓」で体験する炊きたての味
釜飯は注文を受けてから一釜ずつ炊き上げるため、提供まで約20分かかります。
訪れたのは平日の昼過ぎだったため、席にはほとんど待たずに案内されました。それでも、注文してから料理が運ばれてくるまでの時間はやはり長く感じます。
特にお腹が空いていると、その20分がなかなかの試練。
周りのテーブルでは次々と料理が運ばれ、美味しそうに食べている姿が目に入ります。
「すぐ出てくる料理にしておけばよかったかな」
そんな考えが頭をよぎり始めた頃、ようやく待ちに待った釜飯が運ばれてきました。
さらに数分蒸らさなければならないのですが、これまた長い。
せっかく目の前に釜飯があるのに、まだ食べられない。お腹が空いている身としては、なかなかの試練です。
そして待望の開封。
蓋を開けた瞬間、湯気がふわっと立ち上ります。
今回注文したのは豚角煮釜飯。大きな角煮がたっぷり入っていて見た目からよだれがです。
しゃもじでご飯と具材を全体的に混ぜ合わせれば準備完了。
さっそく茶碗によそって食べようとしたのですが、当然ながらまだ熱々。慌てて口に入れると確実に後悔する温度です。
具材の中でも特に目を引いたのが大きなホタテ。
好きな具は最後のお楽しみとして残しておくタイプなので、まずはご飯から攻めることにしました。
ほくほくしながら少しずつ頬張っていくと、具材の旨みが染みたご飯がとにかくおいしい。
気付けば次々と箸が進み、あっという間に茶碗が空になっていきます。
そして忘れてはいけないのがおこげ。
釜の底に張り付いた香ばしい部分をしゃもじでこそげ取ると、炊きたてのご飯とはまた違う味わいが楽しめます。
カリッとした食感と香ばしさが加わり、最後まで飽きません。
炊き上がるまで待ち、さらに蒸らし、ご飯をほぐしてからようやく食べられる。
いくつもの試練を乗り越えた先にあるからこそ、おいしさもひとしおです。
あえて深川に立ち寄る価値
正直なところ、お腹が空いている時に20分待つのは長く、目の前に運ばれてきても、すぐには食べられません。
蒸らして、ほぐして、熱さと戦いながら少しずつ食べる。
タイパが良いとはいえず、むしろ面倒な料理だと思うのですが、気付けば、おこげまできれいに食べていました。
深川は米どころとして知られていて、その理由を説明するより、この釜飯を一度食べてもらった方が早いのかもしれませんね。


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