日本で最大級の面積を誇る北海道。そこには希少な動物がたくさん存在しています。それら希少動物のなかには絶滅が危惧されている種がいくつかあります。
私たち人間は、近年、いちじるしい発展を遂げてきました。それらは間違いなく私たちの生活に反映されています。不便という言葉を忘れてしまうくらい私たちの周りは便利なものであふれています。しかし、その反面で自然界に暮らす生きものたちが大きな被害を受け、生命を脅かされているのも事実です。
生きものが絶滅してしまう理由はひとつではありませんが、私たち人間によって命を落としてしまった生きものは少なくありません。そして、それらは「どこか」で起こっているのではなく、今、「身近」で起こっていることです。とくに北海道は古来より豊富な生きものたちに恵まれてきました。
生きものや、その絶滅について考えるということは、私たちの住んでいる地球について考えることと同じだと筆者は思っております。
皆さま。
ぜひ、今一度、北海道の希少動物について一緒に考えてみませんか?
レッドリストに記載された生きものたち
レッドリストとは、絶滅の可能性がある野生生物種のリストのことをいいます。日本国内では環境省や地方公共団体、NGO(非政府非営利組織)などがレッドリストを作成しています。このうち、環境省では、日本に生息する野生生物について生物学的観点から種の絶滅の危険度を評価し、リストとしてまとめています。
おそらく、人間がこれらレッドリストに記載されることはないでしょう。しかし、だからといって私たち人間にまったく関係ないものではありません。
人間が生きていくために他の生きものの存在は必要不可欠です。今、こうして生活していけるのは生態系バランスが保たれているからに他なりません。
絶滅して当然の生きものはこの地球上にひとつとしてありません。そのはずなのに気がついたら姿を消していた、という生きものは想像以上に多くいます。1600年以降に絶滅した種の数はなんと700以上にものぼるとされています。ちなみに飼育下のみで生き残っている種の数は300程度です。
この事実を私たちはどうやって受けとめていくべきでしょうか?
加速する絶滅危惧種
2019年、国際自然保護連合(IUCN)が公表したレッドリストによると、絶滅危惧種に記載された生きものの数は2万8338種とされています。
それから2年後の、2021年。絶滅が危惧される生きものの数は3万7400種以上であると発表されました。短い期間で絶滅危惧種の数が急上昇していることがわかります。地球温暖化などの影響も含め、今後はさらに絶滅する種が加速すると予想されています。
北海道でしか出会うことができない希少動物たち
冒頭でも述べました通り、北海道は動物の宝庫です。ここからは北海道に生息する希少動物たちについてお話していきます。これからご紹介いたします動物のなかには皆さまもご存知の種がいるかと思います。ぜひ動物たちの「今」や「今後」について一緒に考えていきましょう。
ゼニガタアザラシ
ゼニガタアザラシは北海道の東部沿岸から襟裳岬(えりもみさき)にかけて分布している海の生きものです。また、ゼニガタアザラシは同じ岩礁に比較的ながく定着することで知られています。かれらは主に回遊している魚類や、タコ、イカ、エビなどを捕食します。
天敵は大型のサメ、シャチ、ホッキョクグマなどの哺乳類です。ゼニガタアザラシは群れで集まる習性がありますが社会性はありません。
最大潜水は約800メートルとされており、通常は、水深90メートル前後です。海中に姿をくらませたまま30分近く戻らないこともあることから、ゼニガタアザラシの潜水能力は高いとされています。
さて、そんなゼニガタアザラシですが、かつては毛皮の利用を目的とした乱獲の被害にあっていました。また、沿岸の整備など大々的な工事によってゼニガタアザラシたちの頭数は一気に減少します。生息数の減少が著しいと心配されるのが「絶滅」です。
じつは、ゼニガタアザラシは少し前まで「絶滅危惧種」に指定されていました。
しかし、その後、保護活動などにより個体数は回復し、2015年9月には絶滅危惧種から外されました。
このように、以前はレッドリストに記載され、絶滅危惧種として指定されていた動物が保護活動のすえに個体数を回復したという事例もあります。
種が絶滅せずに回復するというのは非常にうれしいことです。ただし、完全に絶滅の心配がなくなったというわけではありません。
そして、それら動物の絶滅危惧に私たち人間の活動が大きく関与しているということも忘れてはいけません。人的な要因によって同じ地球上で暮らす生きものたちを根絶してしまうことは避けたいですし、避けるべきです。
ウミガラス
ウミガラスは別名「オロロン鳥」と呼ばれており、北海道北部に位置する「天売島(てうりとう)」に飛来することで有名な海鳥です。
体長にして約40センチ、体重は1キロを超えるウミガラスは陸を歩く姿がペンギンに似ていることでも知られています。かれらは陸上で歩くことを不得意としていますが、泳ぎは得意です。ウミガラスは深水50メートルを潜ることが可能とされています。短い翼をすばやく動かして海面すれすれを飛行する姿は見ていて爽快です。
そんなウミガラスでは、一時期、繁殖数がゼロという衝撃の数字を示しました。ウミガラスが減少してしまった背景には「沿岸海域の汚染」や「漁網などによる乱獲」「プラスチックごみによる危害」などがあげられます。
1938年には約4万羽ものウミガラスの飛来が確認されていました。それが、2002年の時点ではたった13羽となってしまいました。それから17年後の2019年。地元のひとたちによる保護活動により天売島に飛来したウミガラスの数は増加し、62羽にまで回復しています。
とはいえ、現在もウミガラスは絶滅危惧種に指定されており、油断はできません。ここで大切なのは保護活動を継続していくことです。そのためにはひとりでも多くの意識と、理解が必要となってきます。
せっかく回復したウミガラスをふたたび減少させてしまわないよう、私たちにできることを常に考え続けていくことが重要です。
キタサンショウウオ
体長、約12〜16センチの両生類であるキタサンショウウオは、魚など、天敵が少ない湿地にて暮らしています。黒いからだにオリーブ色の模様がはいっていることが特徴です。また、からだに毒を持っていることでも有名です。
日本では北海道の釧路湿原、上士幌町のみに生息しているとても希少な生きものです。とくに釧路湿原に広く分布しており、隣接する市街地でもキタサンショウウオの姿が確認されています。
しかし近年、キタサンショウウオが生息できる環境が少なくなってきています。理由としては、湿原の乾燥化や開発など人的なものがあげられます。
現在、キタサンショウウオは環境省のレッドリストにて絶滅危惧IB類(近い将来における野生での絶滅の危険性が高い)に指定されています。これを受けた釧路市は、キタサンショウウオを天然記念物に指定し、生息域の保護に力をいれています。キタサンショウウオを文化財である天然記念物に指定することで、許可なく捕獲することが禁止されるようになりました。
このように市の働きかけによって多くの動物たちを守ることができます。ここで大切なことは″みんなで″守っていくという強い意思です。
ひとりでは不可能に思われることも、大勢で力を合わせることで可能になります。筆者もこのような保護活動へ積極的に参加していきたいと思います。
ハヤブサ
新幹線よりも速いスピードで飛ぶことができる鳥、ハヤブサ。かれらは現在では鳥類に分類されていますが、以前は猛禽類の仲間とされていました。
ハヤブサはとくに急降下が得意な鳥です。その速度は390キロにも達するといわれています。これは一般的な新幹線の平均速度である230キロを優に超えるスピードです。
からだはオスよりメスのほうが大きく、感覚としてはカラスよりやや大きいサイズといえるでしょう。また、タカやワシなどとの違いとしてあげられるのが翼の形状です。
ハヤブサの翼はその先端が尖っていることで注目されています。かれらの主食は小型の鳥です。都市部においてはスズメやハトなどを捕食する姿が目撃されています。
現在、ハヤブサは人間による狩猟や農薬などの影響を受け、生息数が減少しています。環境省によるレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。
個体数減少の主な要因は、環境の変化によるもの、有害物質によるもの、釣りやハンググライダーによる繁殖への影響と考えれています。
これはハヤブサに限っていえることではありませんが、繁殖期の動物というのは、等しく警戒心が強くなる傾向にあります。そういったなかで釣りやハンググライダー、野鳥観察、写真撮影など人間の介入があるとハヤブサは警戒してしまい、場合によっては抱卵中の卵を放棄してしまう可能性もあります。
もし、このままハヤブサの数が減ると次になにがおこるか?
そうです。絶滅です。ハヤブサが世界から消滅してしまったら、私たちは、もう子供に「新幹線よりも速い鳥がいるんだって! 知ってた?」などと話すことができなくなってしまいます。もちろん、そうなればハヤブサを目にすることもありません。そのような未来はきっとだれも望んでいないでしょう。そうなる前に守っていく必要があります。しかも、それらはちょっとした配慮で変わります。
ハヤブサの繁殖期は1〜3月です。北海道における繁殖地は海岸の断崖など。たったこれらの情報を知っているだけであなたの行動は変わるはずです。1月、2月、3月は繫殖地でのむやみやたらな行動は控え、釣りやハンググライダーはおこなわないようにしましょう。
シマフクロウ
シマフクロウは北海道にのみ分布している希少動物です。現在は、北海道内で約165羽のシマフクロウが生息していると推定されています。
全長約70センチのシマフクロウは日本で最大級のフクロウです。河川や湖沼周辺の森林に生息し、広葉樹にできた洞窟状の空間を巣にして暮らしています。かれらは生態系の頂点に位置しており、魚のほかに甲殻類や両生類、鳥類、小型の哺乳類などを捕食します。
生態系ピラミッドの頂点に君臨しているシマフクロウに天敵がいるとしたら、それは、おそらく人間です。そのように述べてしまっても過言ではありません。2023年現在、シマフクロウの生息を脅かしているのは主に人間による活動です。
たとえば、必要以上にシマフクロウの生息地へはいりこんでいくことで繫殖の妨げになる可能性があります。また、近年とくに問題視されているのが「交通事故」です。これはシマフクロウなどの鳥類や、猛禽類たちが電柱などを止まり木として使っていることが要因です。
こうした人的被害は日本だけでなく、世界でも深刻な問題として取りあげられています。
さらに、森林伐採などによる生息地や営巣地の減少、ダム建設や河川の改修などによる魚(餌)の減少なども問題視されています。
さて、ここまで5つの動物についてご紹介させていただきました。皆さまもお気づきかと思いますが、これらの動物が絶滅危惧に瀕している要因には必ずといっていいほど私たち人間が関与しています。
私たちは今一度、人間が与える生きものへの影響について考えていく必要があります。それは「いつか」ではなく「今」考えていく必要があるのだと強く思っています。
手遅れになる前に私たちにできること。それは、まず、動物について知ることです。知らないことを知ろうとする努力は今すぐはじめることが可能です。現状を知ることで、つぎに取るべき行動が見えてくるはずです。
エゾオコジョ
エゾオコジョは北海道全域に生息している動物で、別名を「エゾイタチ」といいます。体長は約16〜33センチ、体重は約150〜320グラムと小型の動物です。
オコジョと聞くとまっ白な毛で覆われた可憐な姿を想像しがちです。が、じっさいそういった”白いオコジョ”は冬毛であり、夏のエゾオコジョは腹部を除いて全体的に茶色をしています。また、イタチ科の動物は胴が長く、短足なのに対し、エゾオコジョのうしろ足は比較的長いです。エゾオコジョはこの長くて丈夫なうしろ足を使って巧みに狩りをおこなっています。加えてイタチ科の動物にしては顔や耳が丸っこいことも特徴です。
木登り、泳ぎが得意なエゾオコジョはその可憐な容姿とは裏腹に、気性が荒く、自分よりも大きなからだをした野ウサギなどを捕食します。
エゾオコジョは準絶滅危惧種に指定されている動物です。森林伐採や乱獲などの影響を受け、現在、エゾオコジョは減少傾向にあります。エゾオコジョの絶滅が懸念されている原因として以下の3つがあげられます。
- 森林伐採による生息地の減少や破壊
- 毛皮などを目的とした乱獲
- ミンクによる捕食
ちなみにミンクは北米原産のイタチ科の小型動物です。
1990年代頃、日本で毛皮が大流行した時期がありました。その際、海外から大量輸入したのが「ミンク」です。その後、一部のミンクが野生化したことで生態系は崩れていきます。
突然のミンクの出現によりエゾオコジョの餌は減少してしまいました。さらに、森林伐採などの影響によりエゾオコジョは追いつめられてしまいます。
現在は毛皮コートを羽織るひとの数も、毛皮コートを手にいれたいと思うひとの数も減りました。しかし、まったくいないというわけではありません。
毛皮コートを一着つくりあげるのに何匹のミンクが必要なのでしょう?……その答えはわかりません。わかりませんが、ミンクも、そしてオコジョも、私たち人間の犠牲者であることには変わりません。
この件において、勘ちがいをしてはいけないのが「外来種は決して悪者ではない」ということです。ミンクなど外来種と呼ばれる動物たちは、なにも自らの意思で海を渡って異国へとやってきたわけではありません。
問題は「だれが悪いのか」ではなく、「なにがいけなかったのか」という背景を含めた正しい状況把握です。そのために重要となってくるのが過去を知ることです。
過去におこった悲惨な事態を「へえ。そんなことがあったんだあ」で終わらせるのではなく、二度と同じ過ちを繰り返さないよう、「これから、どうしていけばいいのか?」と問い続けることが動物保護へと繋がります。
過去に起こった事実を受けとめ、現在、未来へ活かしていくために思考を働かせる。それができるのは私たち人間だけです。これ以上、犠牲をださないよう私たちは考え続けていくことが必要です。
ここまでご紹介しました動物は全部で6種。しかし、これらは希少動物のほんの一部に過ぎません。下記は北海道における希少動物の一覧です。いかがでしょう? 思っているより多いでしょうか? それとも、少なく感じましたでしょうか?
北海道の希少動物一覧
北海道における希少動物たち(昆虫を除く)
アシカ・エゾオコジョ・ゼニガタアザラシ・チビトガリネズミ・ヒメホオヒゲコウモリ・ウミガラス・エトピリカ・オオミズナギドリ・シマフクロウ・チシマウガラス・ミユビゲラ・ワシミミズク・イヌワシ・オオワシ・オジロワシ・クマタカ・コウノトリ・サンカノゴイ・タンチョウ・アカアシシギ・ウミスズメ・オオタカ・カラフトアオアシシギ・カンムリカイツブリ・クマゲラ・ケイマフリ・コシャクシギ・サカツラガン・シジュウカラガン・チュウヒ・ハイタカ・ハヤブサ・ヘラシギ・ミコアイサ・ミサゴ
・キタサンショウウオ
・コモチカナヘビ
・イトウ・ベニザケ(ヒメマス)・ミツバヤツメ・エゾホトケドジョウ・カジカ(中卵型)・シロウオ・スミウキゴリ
次いで、こちらは現在、レッドリストに記載されている動物のなかで北海道にのみ生息している動物たちです。
エゾヒグマ・エゾジカ・エゾウサギ・ニホンアナゴ・ニホンイタチ・ニホンカモシカ・ニホンキジ・ニホンタヌキ・ニホンヤマアラシ・ニホンアナグマ
もしかすると、これから先、ここに載っている動物たちの姿を目にすることができない日がやって来るかもしれません。そのような最悪な事態にならないように、今、私たちにできることを考え続けていきましょう。
すでに北海道から姿を消した動物
かつて北海道には、エゾオオカミという大型のオオカミが暮らしていました。かれらは優れたコミュニケーション力を発揮し、巧みに狩りをおこなっていました。
日本最大の陸棲哺乳類であったエゾオオカミ。残念ながら、かれらはもうこの世界のどこにもいません。
エゾオオカミは家族で行動を共にすることで知られています。ここで少しだけ考えてみてください。もしも、あなたの家族が、あなたと全く関係のないだれかの手によって命を奪われてしまったら・・・。あなたはどう思いますか?
エゾオオカミが絶滅した主な要因は、乱獲、狩猟、農地開発、都市化、家畜とのトラブル、環境の変化などがあげられます。そして、これらすべての出来事に人間が関わっていることは言うまでもありません。
今、北海道ではシカによる森林破壊が進んでいます。その原因のひとつとしてシカの天敵であるエゾオオカミの絶滅があります。これは、エゾオオカミの獲物のほとんどがシカだったといわれているためです。
そして、エゾオオカミを絶滅に追いやった人間がつぎにとった行動が「シカの頭数を減らす」ということです。それは豊かな森林を守るためにしかたないことなのかもしれません。しかし、こうも思うのです。もしも、エゾオオカミという種が絶滅を逃れていたなら、その生態系が壊れることはなかったのではないか、と。
皆さまはこの事実をどう思われますか?
北海道の動物たちを守るために今、できること
今、私たちの住むこの地球上に生息している生きものは175万種あまりといわれています。そのうち日本に生息している生きものは9万種以上。そのなかで絶滅が危惧されている動物の数はおおよそ3772種です。
現在、1年間に絶滅していると推定されている生きものの数は4万種にものぼります。
これは驚異的な数字です。
生きものが種として滅びるということは、もう二度と、この地球に姿をあらわすことはないということです。
今、私たちにできること。
それは動物たちのことを知り、これだけ多くの動物たちが絶滅の危機に瀕しているという事実を受けとめ、考え続けていくことです。
前にも述べましたが、この地球上に必要のない命など存在しません。これは、きれいごとでもなんでもなく過去の膨大なデータが示す事実です。
筆者は、とりわけ、動物たちの身になって考えていくということが大切だと考えています。自分事として相手(動物たち)の立場になって思考を巡らせる。たったこれだけで意識はガラリと変わります。
たしかに、ひとりの行動でできることは限られています。だからこそ、その分母を増やしていくことが肝心です。ひとりではできないことが百人では可能になります。さらに千人、万人とより多くのひとが動物保護にかんする意識を持ち、行動に移していくことで未来は必ず変わります。
すでに絶滅してしまった動物たちから学ぶことはたくさんあります。
1600年以降に絶滅した哺乳類のうち、25パーセントが自然に絶滅をしたと考えられています。そして、75パーセントの絶滅には人間が関与しています。それらは直接的なものだけではなく間接的なものも含まれます。
環境破壊によるものが約20パーセント、外来種等の影響によるものが約25パーセント、そして狩猟によるものが約33パーセントです。これらの数字を見て私たちは危機感を持つべきだと思います。あらゆる種の絶滅は決して私たちに無関係ではありません。ひとつの種が地球上から姿を消すことで、生態系のバランスは崩れだします。
レッドリストに記載されている動物や、絶滅の危機に瀕している動物を保護していくにはどのような方法があるのか。その具体例として下記に6つ、まとめさせていただきました。
- 生息地を回復させる
- 生息地を保護する
- 繁殖地の保護(むやみやたらな接近を避ける)
- 種の保存(動物園や水族館等の協力)
- 密猟、違法な取引の取り締まりを強化する
- 動物保護に関する法律の整備
ほかにも国際的な協力によってより広い範囲での動物保護が可能です。身近なところでは下記のようなことがあげられます。
- 動物保護団体への寄付
- 保護活動への積極的な参加
- 動物愛護に関する法律を守る
- 動物や、絶滅が危惧されている動物について知識を身につける
- 動物に関する情報の入手やそれらの発信
- 環境を意識し、できること(ごみの分別やリサイクル、プラスチックの削減など)を率先しておこなう
- 絶滅について、動物について、意識し続ける
とくに意識や、それに伴う行動は、周囲のひとたちへ伝播しやすい傾向にあります。それがどれほどちいさな行動だとしても必ずつぎへ繋げていくことができます。一人から二人へ、二人から三人へ、ひとりでも多くのひとに動物への関心をもってもらい、1つでも多くの種を残していきたい。それが筆者の願いです。
最後までおつきあいくださいまして誠にありがとうございました。
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