岩見沢には、町の規模のわりにラーメン店が多い。しかも安くて量が多い店が目立つ。
その中で、「量」と「満足度」で突き抜けているのが、老舗「らい久」だ。
岩見沢とラーメン文化
なぜこの町はラーメン文化が盛んなのか、理由についてはいくつかの説がある。
一つは、周辺地域の産業。
かつて岩見沢市近郊の万字や栗沢には炭鉱が存在し、労働者向けに安くてボリュームがあり、塩分もしっかり摂れ、お腹いっぱい食べたいという炭鉱マンたちの要望に応え続けるうちに、普通盛りでも他店の大盛り並みのボリュームを提供するスタイルが定着したと言われている。
実際に、おとん食堂や宇宙軒など、昭和30年代から続く老舗が点在し、炭鉱時代の味を現代に受け継いでいる。
もう一つは気候条件である。岩見沢は北海道内でも有数の豪雪地帯であり、冬季の寒さが厳しい。
温かい汁物であるラーメンは日常的な需要がある。
そこに「昔ながらの醤油」や「パンチの効いた味噌」というような、流行に流されない王道の味という特徴が組み合わさっているからなのだ。
らい久とは?
らい久は、昭和36年創業の岩見沢を代表する老舗ラーメン店です。
かつては暖簾分けの形で、記憶の限りでは岩見沢市内に3店舗ありましたが、今では本店のみ営業しています。
そのなかでも緑ヶ丘店は、比較的最近まで営業していましたが、店主が除雪作業中に屋根から転落して亡くなってしまい、閉店に至ったという悲しいエピソードがあるのです。
現在、残っている本店の営業時間は昼のみ、カウンターと長テーブルが3つの、こぢんまりとしたお店です。
席数が少なく昼時には混雑するので、相席が前提になります。
壁には、インタビュー記事や写真がずらり貼ってあり歴史を感じます。
メニューは、醤油・塩・味噌ラーメンをベースに、野菜やバターのトッピングのみ。餃子などのサイドメニューは無く、純然たるラーメン店。普通のラーメンだと1000円でお釣りがきます。
ちなみにですが、駐車場はないため、車の場合は近隣のコインパーキングを使う必要があります。
店の道路を挟んだ向かいにある”ぷらっとパーク”が近くてお薦めです。
どんなラーメン?
麺はちぢれ卵麺で硬め、具は多めのもやしに少量のにんじんとほうれん草、チャーシューと北海道らしいお麩が盛られます。
スープの味は、醤油・塩・味噌から選べ、それぞれ風味が違いますが、共通として言えるのはあっさり目。
はちみつとゴマ油を使っているそうで、まろやかさの中に甘さを感じます。
個人的には、味噌がお薦め。麺と相性が良く、この組み合わせが完成だと思いますのでお試しください。
注意して頂きたいのは、普通で麺が200〜250g。普通のお店では120〜180gなので量が多い。そこに、もやしを中心とした野菜がたっぷりとなります。
男性の方などでガッツリ食べる方には良いかもしれませんが、女性や少食の方には多め。
メニューにも少なめで注文ができると書いてありますので、無理せずに自分にあった適量を頼んでください。
もちろん普通では物足りない方には、特大、特製のドカ盛りメニューもあります。
さあ、食べてみたくなったでしょう?
空腹を前提に訪れるてください。


\ コメントくださ〜い /