第58回おたる潮まつりに初めて参加した話

全国的に人気の観光地である北海道小樽市。
新型コロナウイルスが終息してからは本来の賑わいを完全に取り戻し、連日多くの観光客で賑わっていますが、そんな小樽市で毎年7月に開催される夏のイベントが「おたる潮まつり」です。

「おたる潮まつり」は毎年7月末に3日間開催されますが、その最終日に初めて参加してきたときのことを、レポートしたいと思います!

目次

おたる潮まつりとは

「おたる潮まつり」は1967年から始まった、北海道小樽市にて毎年7月に3日間開催される夏祭りです。
海への感謝と小樽の発展を願い、小樽の歴史や文化を次世代に伝承することを目的としています。
来場者数は3日間で100万人を超えることもある、北海道屈指の規模を誇る夏のイベントです。

車での来場はお早めに!

私は今回、札幌から自家用車で来場しましたが、お昼の時点で小樽中のコインパーキングはほぼ満車状態でした。

私は運よく空いている駐車場を見つけることができましたが、車での来場を考えている方は、早めに来なければ、来たはいいものの駐車する場所がない!ということになりそうです。

出店はオーソドックスながら、個性的な商品も

「おたる潮まつり」は、主に小樽運河から港の間の通りに多くの出店が出ており、そのほとんどは他のお祭りでもよくある「広島風お好み焼き」「たこやき」「チーズハットグ」などおなじみの食べ物ですが、いくつか個性的な商品もありましたので、それを紹介したいと思います。

燻製チップス

「燻製チップス」というこのそそられるネーミング。
ポテトチップスをいったいどうやって燻製するのか興味をそそられて購入してみたこの商品、作り方は普通のポテトチップスをプラスチックのケースに入れ、そのケースを密閉し、そこに燻製の煙をホースで注ぎ込む、というやり方。

ある程度煙を染み込ませてからケースを開けると、ほんのりとした燻製の香りを楽しみながらポテトチップスを味わうことができる、興味深く、そして美味しい一品でした。

小樽あんかけ焼きそば

「おたる潮まつり」では、小樽名物「小樽あんかけ焼きそば」の出品もありました。
量的には少し物足りないですが、味はまさにあの、何度も食べている小樽あんかけ焼きそばそのものの美味しさでした。

釧路ザンタレ

「おたる潮まつり」では、釧路名物の「ザンタレ」の出品もありました。
「ザンタレ」とは、ザンギ(鶏の唐揚げ)にこってりとした甘辛いタレをかけた釧路の名物料理です。

私は札幌市民ですので、ザンギは食べる機会が多くても、「ザンタレ」はあまり食べる機会がありませんが、「おたる潮まつり」で食べた「釧路ザンタレ」は、揚げたてのザンギに甘辛いタレがよく合い、とても美味しかったです!

ステージイベントで札幌国際情報高校吹奏楽部が登場

15:50からのステージイベントで、部員数約150名と北海道最大の規模を誇る吹奏楽部である、「札幌国際情報高校吹奏楽部」がその演奏とパフォーマンスを披露していました。

この吹奏楽部は演奏のレベルの高さはもちろん、演奏しながらダンスや振り付けを行うことで有名で、生で見ると「よくこんなに動いたり踊ったりしながらクオリティの高い演奏ができるものだ」と感心させられること間違いなしです。

ラストの曲であるサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」では、演奏のみならずボーカルも加わり、エンタメ性の高いステージを存分に楽しませていただきました!

大花火大会に向け、増え続ける来場者

日中は賑わってはいたものの、札幌市最大のお祭りである北海道神宮例祭(札幌まつり)の人混みと比較するとそれほどでもないな、と思っていましたが、クライマックスである大花火大会が近づくにつれ、人は増え続け、気がつくと札幌まつりとそれほど変わらない大群集になっていました。

「おたる潮まつり」は花火大会が終わったあとの帰りがものすごいことになる、とは聞いていましたが、これだけの人数が花火大会後一斉に帰るとすれば、恐ろしいことになりそうです。

大花火大会前に小樽のローカルバンドがパフォーマンス

皆が花火大会に向けて続々と第3号埠頭付近に集まってくる中、中央ステージでは「おたる潮まつり」のステージイベントのラストを飾る、小樽のローカルバンド、「カメレオン7」と「スターレスzero」のライブが始まりました。

私はこの2バンドはここで初めて知ったのですが、どちらも演奏レベルが高く、観客の盛り上げ方もとても上手く、大いに楽しませていただきました!

3日間のフィナーレを飾る「大花火大会」!

すっかり暗くなり、何万人もの大群衆が今か今かと待ちわびる中、ついに「おたる潮まつり」のフィナーレを飾る「大花火大会」が始まりました。

約30分間にわたる花火大会は最近流行りのBGMなどはなく、昔ながらのオーソドックスな演出で、私の周りでは皆中央ステージ前の地べたに座って、小樽の夜空に上がり続ける美しい花火を見つめていました。

約30分間の花火大会の間、打ち上げられる花火は約3000発。
花火の打ち上げ場所の向かい側の第3号埠頭には、有料観覧エリアも設けられていました。

帰りは大変!大群衆の大行進!

予想通り花火大会が終わると花火を見ていた何万人もの人々が一斉に帰り始めました。

大花火大会の煙が漂う中、美しい小樽の街の中を何万人もの人々がぞろぞろと歩いているこの光景こそ、「おたる潮まつり」の中で最も圧巻の光景かもしれません。

1年で小樽に最も多くの人が集まる3日間

全国的に人気の観光地、小樽のお祭りとはいえ、所詮はローカルイベントだと思って甘く見ていましたが、今回初めて参加した「おたる潮まつり」は私の想像を大きく上回る1大イベントでした。

普段から魅力的な小樽の街が、お祭りムード一色に染まるこの「おたる潮まつり」。

充実の「食」とステージイベント、そして何万人もの大観衆が夜空を見上げる大花火大会。

魅力的な小樽の街が更に魅力を増す3日間のイベント「おたる潮まつり」。
道内在住の方はもちろん、道外の方や海外の方にもおすすめできる、本当に素晴らしいイベントでした!

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