お裾分で感じた北海道

私は転勤で道東で6年ほど生活していました。
詳しくは話せませんが農家さんと関わる仕事についており、全国津々浦々と回っているのですが、北海道ならではだと思ったことを書いていきます。

北海道で仕事して思ったのは、お裾分けをとにかくたくさん頂くことです。仕事柄、他の地域でも貰う事は時々あるのですが、北海道は多種多様で、頻度、量、質共に驚くほどだったのです。

農家さんは土地柄、多くの方が畑作で、酪農を兼業でやっている方も少なくなかったのを覚えています。

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印象に残ったおすそ分け

今でも印象に残っているのは長芋。
収穫時期に折れてしまい品物にならないからと言って大量に頂き、なんのき無しに長芋料理を食べていましたが、スーパーで長芋を見かけると結構高価なんですよね。
端物だからと言って、こんな高いものを頂いてしまって良かったのか?と時々思い出します。

10月ごろのシーズンなると、職場の人全員がかぼちゃを農家さんから頂いてくるのです。
しかし私たち男性陣の殆どは自炊をしないので、事務所にかぼちゃを置いていき、いつの間に事務所のあちこちにゴロゴロとかぼちゃが転がっていて、まるでハロウィンパーティーの会場のような有様に。

とても増えすぎて置き場がなくなってきた頃、見るに見かねたパートのおばさんたちが、会議などで人が多く集まる日にかぼちゃスープを大量に作って振る舞い、おいしく頂きました。

酪農家さんに行くと牛乳をいただく事があり、バルクから自家産の牛乳ですのでパックでは味わえない味、とても貴重な経験です。
そんななか、自作でチーズを作るのが好きな方がいて、家にはたくさんのチーズが保管されてあり、カチョカバロというチーズを頂きました。

これがまたお酒にあうのです。
酪農家さんも察しているようすで、仕事が終わったら来てくれという事になり、近隣のワインを作っている農家さんも交えて、お手製のチーズやワインの飲み会は「なまら」美味しい経験でした。

魚介類も??

ある時、いつもの農家さんが事務所に大量のホタテを持ってきました。
どのように手に入れたか聞くと、仲が良い漁師さんと時々と海産と物々交換をするそうですが、食べきれない量を貰ってしまい、ここだったら人がたくさんいるだろうと思ったらしいのです。
みんなで分担して購入しようと思っていたら、ぜんぶ無料で良いとの事で驚きでした。

今でも覚えてますが、その日の昼はご飯だけ用意して、とれたてのホタテのお刺身会?を開きました。
身があまりにもプリプリしており、醤油を垂らしても弾いてしまうほどのハリのある。今まで食べたことのない食べ応えのある食感、ホタテの香りで口の中が幸せに満たされました。

他にもカニを貰ったときは、更にうれしかった!

北海道は美味しい

今は北海道から離れて違う県で生活していますが、北海道産の食べ物を見かけるとよく購入します。
その下支えとなっているのは、北海道ならではの多様な食材を農家さんから頂けたからでしょう。

おいしいがすぐそばにある北海道は、ほかの地域にはない魅力に満ちていると思います。
またいつか住んで、おいしいを感じたいです。

※画像はイメージです。

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