帯広市民は豚丼を食べない!? 帯広の隠れソウルフード “カレー” 3選

新型コロナウイルスワクチン接種は開始の出遅れを凌駕するペースで進み、全国的に新型コロナウイルス感染症は減少、好転していく兆しも見えてきました。
徐々に道内・道外への旅行や観光、外勤なども解除されてきています。
食材やグルメの豊富な北海道のなかでも帯広を中心とした十勝は食料自給率1100%にものぼり、道内外の人を問わず旅行先として魅力的です。

十勝・帯広のグルメといえば豚丼やスイーツを思い浮かべることも多いでしょう。
しかし実際のところ、地元市民は意外にも日常的にこれらを食べない、あるいは店に行かない(豚肉を買ってきて自宅のフライパンで、市販の豚丼のタレで焼くなど)ことはあまり知られていません。

帯広の地元民がよく通うソウルフードとして意外にもカレーが親しまれていることはご存知でしょうか?
地元のこれらのお店があるため、帯広においては他地域ではよく見かけるCoCo壱番屋、みよしの、ゴーゴーカレーといった全国・道内チェーン店は見かけません。
そこで本記事では帯広の隠れたソウルフード、人気のお店3店について紹介します。

目次

カレーショップ インデアン

帯広のカレーといえばインデアン。実際に帯広を訪れたことのある人はきっと目にしたことのある地元チェーン店です。街なかやスーパーの店舗内、国道沿いなどに点在し一部は釧路にも店舗があります。

観光で止まる可能性のあるホテルエリアに近い「まちなか店」の住所としては帯広市西2条南10丁目1-1、繁華街の端の交差点角地にあるため比較的見つけやすい店舗です(駐車場もあり)。

インデアンのコンセプトは「帯広で2番目においしいお店」(一番おいしいのは妻と母の料理だから)。特別な日に食べる料理というより、月に何度も通ったり、買い物ついでにテイクアウトや鍋を持参してルーを買いに来る、地域に密着し生活に溶け込んでいるお店です。

内は洋画の映画俳優のポスターが各店舗のオープンの年代ごとに少しずつ変わったものが貼られた変わった内装。1968年の第1号店オープン当時に先代社長の趣味が洋画鑑賞だったことが影響しているようです。

北海道のカレーといえばスープカレーを思い浮かべるところですが、インデアンのカレーはいずれもドロッとしたルーカレーとなっています。ルーの種類は3種類あり、メニューによってルーを作り分けられている。

インデアン チキンチーズトッピング

インデアン チキンチーズトッピング

定番となるのが「インデアンルー」、牛肉をふんだんい使用し数十種類のスパイスで熟成されたカレーです。その他、ビーフと玉ねぎの旨味甘みを加えた「ベーシックルー」、じゃがいも・人参・玉ねぎが入り道産食材との相性がいい「野菜ルー」の合計3種類となっている。

トッピング無しのカレーは店内462円、持ち帰り(ライス付き)453円、持ち帰りルー(ライスなし)345円(いずれも税込み)となっており、持ち帰りの際の容器は別途55円かかります。

これらにそれぞれカツ、ハンバーグ、エビ、チキン、チーズなどがあります。
店舗の記載されているメニューではベーシックルーや野菜ルーのトッピングメニューであることもあるため、「インデアンルーのカツトッピング」などしっかり伝えることがおすすめ。

辛さは普通、中辛、辛口、大辛、極辛となっています。

奥芝商店 帯広本店

札幌でも人気のスープカレーのお店。2006年の札幌総本店から始まり、道内・東京にまで13店舗ほどあります。住所としては帯広市東4条南11丁目20-1。帯広駅から徒歩10分ほどのところにあり、駐車場もあり。

店内には関係する農家・酪農家さんの顔や特徴がわかる説明書きの写真がずらり、入店してすぐの場所にはザルに上げられた新鮮な具材が展示されています。

奥芝商店ザンギカリー

奥芝商店ザンギカリー

奥芝商店は海老スープやチキンスープが定番ですが、店舗によって限定スープを提供していることがあります。帯広本店では煮干しスープが加えられた煮干し海老スープや煮干しチキンスープが限定メニューとして特徴。

またスープカレー特有のゴロゴロした野菜も十勝の農家直送の新鮮かつ惜しみなく使用され、注文時にはザルに上がっている本物の野菜の中からチョイスすることも可能。
卵についても十勝の竹内養鶏場から取り寄せた白い卵「米艶」を使用しています。

農業大国十勝を存分に体感できるお店となっています。

カレーハウス アパッチ

インデアンはターバンを巻いたインドのおじさんがロゴマークですが、アパッチカレーの「アパッチ」はネイティブアメリカンのアパッチ族が由来だそうです。店のロゴもネイティブアメリカン風な人の顔のロゴが特徴。

アパッチ族は店長さんいわく「勇猛果敢&神出鬼没」というイメージがあり名付けたのだとか。
よく聞かれるそうですがインデアンに対抗したわけではないようです。

以前にあった店舗からは2020年3月に移転しており、住所としては帯広市東11条南8丁目1-3。駐車場は7台ほどあります。

これまでのレトロな店舗とは打って変わって、現在は娘さんとともにカフェのようなおしゃれな店内となっています。一人で訪れてもおしゃれな木目のバーカウンター、店内中央にはグランドピアノとギターがおいてありキッズスペースも完備、小上がりの席は掘りごたつとなっており女性やお子さん、お年寄りのご家族と来店しても過ごしやすい店内です。

アパッチ チキンカツチーズトッピング

アパッチ チキンカツチーズトッピング

新鮮な玉ねぎを大量にじっくり炒め、数種類のフルーツを加えて甘味・酸味、まろやかさを絶妙なバランスで仕上げたルーカレーは絶品。インデアンに負けず劣らず、また行きたくなる中毒性の高いカレーです。

トッピングやメニューも豊富で定番のチキンカツ、チーズ、野菜、ザンギ、ハンバーグなど様々。その他、チキンカツ・チーズ・コーンなどまとめて乗っかった国体カレーなども。

サラダやコーヒーも合わせて食べることができ、店内の雰囲気もあいまって落ち着いて過ごすことができます。また、カレー屋さんではありますが、豚丼も長年提供しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
帯広の隠れた地元ソウルフード、カレー人気店3選について紹介しました。
泊りがけの十勝観光に行くとしたら、1食くらい食べてみるのも良いかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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