夏の夜空を彩る熱い炎!沼田町夜高あんどん祭り

沼田町は空知管内の北の端っこにある、人口わずか3000人ぐらいの小さな小さな町。
そんな沼田町では、8月中旬の金・土曜日の二日間、夜が極彩色に染まる勇壮なお祭りが開催されます。
「沼田町夜高あんどん祭り」北海道三大あんどん祭りに選ばれた、おらがマチの誇りです。

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沼田町夜高あんどん祭りへ行こう!

このお祭りの始まりは、昭和52年に開拓者沼田喜三郎の出身地、富山の伝統行事「あんどん祭り」にちなみ継承され、今では沼田町の夏の風物詩どころか、道内から全国に至るまでに有名なお祭りとなったのです。

その理由は、道内ではここでしか開催されない「喧嘩あんどん」であり、北海道の三大あんどん祭りの一つ。
高さ約7メートル、重さ約5トンという大物のあんどんが、渾身の力をこめてぶつかり合うのですから、まさにその迫力は推して知るべし!

祭りの来訪者数は毎年およそ6万~9万人。町の住民の数から考えればすごいことです。

コロナで自粛していたあんどん祭りですが、令和4年は感染対策も万全にして祭りを決行。初のYouTube実況Liveも開催、世界中に発信され、待ち焦がれていた観客の熱気と歓声に包まれました。

さて地元の沼田高校は、毎年、学校祭で生徒一丸となって巨大あんどんを製作していましたが、現在は少子化で過疎化し廃校になってしまいました。残念な話です。
それでもあんどんの灯を絶やさないように、毎年、歴戦をくぐってきた猛者が夜空の下、熱く火花を散らします。

緊迫の祭り本番

祭りの当日は日が高いうちから、いなせな腹掛け姿の若者たちが山車を引き、法被姿の踊り子たちが舞を披露します。やがて日が暮れるころ、力強く鳴り響く和太鼓の音が聞こえ始めると町に住む人達は気もそぞろ。

いよいよ、あんどん祭りの本番。練り進むあんどんの豪華絢爛さといったら言葉で表すことが出来ないほどです。
夏の夜空に赤く燃えたつ雄姿の美しいこと。

やがて歓声とともにあんどんのぶつかりあいが始まり、その姿は戦いに挑む獅子のようです。
あんどんを引く、総勢60名の男たちの背中にも闘志がみなぎっています。
祭りでは子供たちも手に小さなあんどんを手にして、「ヨイヨサー!」の掛け声とともに力いっぱい踊り大活躍です。

こうして極彩色がまばゆい祭りの夜は、喧騒と熱気のなかで終わりを告げ、明日からはまた、静かな日常が始まります。
でも人々の心の中には、いつまでも熱気に満ちた夢のような一夜が根づいているのです。

※画像はイメージです。

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