冬の北海道では、観光客だけでなく地元の家庭にとっても「どこで雪遊びをさせるか」は毎年悩みやすいポイントです。近所の公園での雪遊びも気軽で良いですが、せっかくであれば設備が整った場所で、ある程度安心して遊ばせたいと考え、千歳市にある「ノース・スノーランド in 千歳」に訪れました。
しっかりとスタッフが要所で見守ってくれるこの施設は安心して雪遊びをさせることが出来る場所だなと感じました。
実際に訪れた際の様子をもとに、施設の雰囲気や雪遊びの内容を親目線でまとめます。
施設概要
「ノース・スノーランド in 千歳」は、夏季は「ザ・ノースカントリーゴルフクラブ」として営業しているゴルフ場の敷地を、冬季に雪遊び用として活用している施設です。営業期間は例年12月下旬から3月上旬頃とされていますが、実際の開始・終了時期は積雪状況や年によって異なります。
新千歳空港から車で約20分程度という立地から、道外や海外からの利用者が多い傾向があります。また、時期や条件によってはJR千歳駅から送迎バスが運行されており、車を利用しない場合でもアクセスしやすい点は特徴の一つです。
駐車場や建物はゴルフ場の既存施設を利用しており、公園型の雪遊び場とは異なる環境で過ごせます。施設内は、入場料で利用できるエリアと、別料金が必要なアクティビティに分かれています。
入場料で利用できるチューブ滑り

この施設で多くの人が利用しているのが、入場料のみで利用できるチューブ滑りです。チューブには、親子で一緒に乗れる大きめのサイズや、子どもや大人が一人で利用するサイズなど、複数の種類が用意されています。斜面に設けられた滑走路にチューブを置き、滑り降りるシンプルな内容ですが、傾斜があるため滑走距離は比較的長く感じます。
リフトなどの昇降設備は設置されていないため、滑走後はチューブを持って斜面を歩いて戻る必要があります。登り口では、子どもたちが並ばずに走って先に行ってしまう場面や、いわゆる横入りのように見える行動を見かけることもありました。スタッフが強く注意する様子はあまり見られず、その点はやや気になる部分でもありました。
その一方で、斜面の上部や下部には複数のスタッフが配置されており、利用者を乗せたチューブを押し出してくれます。希望すればチューブを回転させてくれることもあり、子どもにとっては嬉しいサービスになっていました。
我が家の6歳の長男は、最初こそ滑るのを怖がっていましたが、一度滑ってしまうとその後は何度も繰り返し挑戦していました。「奥のお兄さんが一番回してくれるんだ」と、頂上にいるスタッフの中でもお気に入りの方を見つけたようで、何度もチューブを押してもらっていました。
2歳の次男は一人ではまだ滑ることはできませんが、保護者と一緒に二人乗りのチューブで何度も楽しそうに滑り降りていました。
滑走路の下にいるスタッフは、滑り降りてくるチューブと歩行者がぶつからないよう常に周囲を見守っており、その点は安心感がありました。子どもは繰り返し楽しみますが、大人は体力を使う場面も多く、短時間でも運動量は多めです。実際に大人も子どもも手袋や帽子を外して汗を拭いている姿が見られるほどでした。寒冷な気候でも体が温まりやすい点は、このチューブ滑りの特徴といえます。
海外利用者が多い雰囲気と有料アクティビティ
敷地内では、海外からの観光客と思われる利用者を多く見かけることがあります。団体で行動しているケースもあり、時間帯によっては賑やかに感じることもあります。
別料金で体験できるアクティビティとして、スノーモービルやスノーラフティングなどが用意されています。これらはエンジンを使用するため、体力的な負担は少なめですが、我が家は海外観光客の方で混雑していた点や子供たちがやりたがらなかったので今回は利用しませんでした。
その他(雪遊びスペース、センターハウス)
無料アクティビティ(入場料のみで体験可能)として雪遊びスペースがあります。ここではミニ雪だるまなどをつくるためのいくつかのアイテムが多数おいてあり、小さい子供を遊ばせる自由スペースのような場所となっています。
来訪日は雪の質が軽く、雪だるまを作るのには相応しくない雪室ではありましたが2歳の次男は一生懸命バケツに雪をつめていました。たくさんの家族がいる中ではバケツなどのアイテムが枯渇気味になることも多く、譲り合いながら使う必要があると感じました。
屋外での雪遊びが中心となる中で、比較的利用しやすいと感じたのが休憩環境です。敷地内にあるセンターハウスは、暖房が効いた屋内スペースとして利用でき、冷えた体を温める場所として重宝しました。屋外エリアから近いため、子どもが寒がった場合や衣類が濡れた場合にも移動しやすい点は助かります。
館内にはキッズスペースが設けられていますが、大きいサイズではないので二組くらいの兄弟が遊んでいるとそれ以上の利用は窮屈に感じるかもしれません。また、レストランも併設されていますが、価格設定は一般的な飲食店より高めに感じる人もいるかもしれません。
訪問アドバイス
センターハウスと各アクティビティの間には駐車場へ向かう道路があります。子供達だけで先に行かせるのは危険なので注意しましょう。
服装と体調管理、そして混雑への備え 雪遊びが中心となるため、防寒対策は欠かせませんが、チューブ滑りは想像以上に運動量があります。滑った後に自力で坂を登るため、大人も子どもも汗をかきやすくなります。インナーで体温調整ができる服装や、脱ぎ着しやすい上着を選ぶと快適に過ごせます。
また、チューブ滑りでは並び方が緩やかな場面もあるため、小さな子ども連れの場合は保護者がそばで順番を意識しながらサポートすると安心です。雪遊びスペースでは混雑時はアイテムの貸し出し数が足りなく感じることがあります。
海外からの団体利用と重なることで受付や一部エリアが賑わうこともあります。時間に余裕を持ち、譲り合いの気持ちで利用することが快適に過ごすポイントだと感じました。
おすすめポイント
- 新千歳空港から比較的近い立地
- 入場料でチューブ滑りが利用できる
- 屋内休憩スペースがあり体を温めやすい
- 屋内にキッズスペースがある
- スタッフが多く、チューブ滑りの滑走を滑走代の上と下で管理してくれる
気になるポイント
- チューブ滑りは自力での登り返しが必要
- 雪の質なども含めて、天候に左右されやすい
- チューブ滑り、雪遊びは入場料のみ、それ以外のアクティビティは別途料金がかかる
- 雪遊びのアイテムはすべて使われているときがある
- チューブ滑りの横入りなどは、スタッフはあまり監視対象に入っていない
ノース・スノーランドin千歳
ノース・スノーランド in 千歳は、ゴルフ場の敷地を活用した開放的な雪遊びが楽しめる冬季限定の施設です。
チューブ滑りは想像以上に運動量があり、子どもはもちろん大人も汗ばむほど体を動かせます。
スタッフがしっかり見守ってくれるチューブ滑りや雪遊びスペースで家族全員で楽しんでみるのはいかがでしょうか。


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