とにかく広くて市町村の数も多い北海道にはエリア分けの仕方が多数あります。
その中の1つが行政区分である総合振興局・振興局によるエリア分けです。
今回は北海道内に14ある総合振興局、振興局の中から根室振興局の基本情報や魅力を紹介していきます。
根室振興局エリアの基本情報
根室振興局エリアの総面積は約8,534?、人口は71,771人(令和2年国勢調査時点)となっています。
地理的には北海道で1番東にあるエリアになります。
また、エリア内には世界自然遺産・知床を始め、4ヵ所の自然公園、国指定の原生自然環境保全地域や2ヵ所の道自然環境保全地域、14ヵ所の鳥獣保護区があり、まさに大自然の宝庫となっています。
産業面に目を向けると、この大自然と広大な土地の恩恵を受け、水産業や酪農業が盛んなエリアになっています。
根室振興局の市町村
根室振興局エリアには1市、4町、計5つのまちがあります。
正確には+4つのまちがありますが、後ほど詳しくご紹介します。
まずは管内の5つのまちと各市町村の特徴をご紹介します。
根室振興局管内のまち
- 根室市…花咲ガニやサンマが有名な北の水産都市
- 別海町…日本一の生乳生産量を誇る酪農王国。町人口の約7倍の牛がいる
- 中標津町…札幌と東京への便がある中標津空港がある
- 標津町…年1回、鮭1匹、年2回、ホタテ2㎏を全町民に配っている。気前がいい
- 羅臼町…世界自然遺産、知床の東側の町。昆布やウニも特産
根室振興局エリアの魅力
根室振興局エリアの魅力はなんといっても他にはない大自然です。
特に世界自然遺産・知床の自然、そしてそこに生きる野生生物の姿は日本国内どの自然とも異なるダイナミックで雄大なものと言えるでしょう。
北海道の観光地としても大変おすすめのエリアです。
また、この大自然の恩恵を受け、酪農や漁業が盛んなエリアであるため、こういった産業や大自然の魅力を伝える観光業などの仕事に興味のある人にとっては、魅力的なエリアと言えるでしょう。
北海道の大都市・札幌から離れているため不便な面もありますが、根室振興局エリア内の中標津空港は1日1往復、東京行きの飛行機が就航しています。(2022年6月時点)
うまく利用すれば、平日は都会で仕事、週末は自然を堪能の2拠点生活も夢ではないかもしれません。
北方領土は根室振興局管内のまち
現在、日本固有の領土として、領有権の返還をロシア連邦に求めている北方領土。
北方領土とは、群島、島、島、島の4島のことで、北海道本島の東の沖合いに位置しています。
特に国後島は知床半島と根室半島の間、歯舞群島は根室半島のすぐ先にあり、実際に根室の納沙布岬から歯舞群島の貝殻島まで約4kmしか離れておらず、天気が悪くなければ肉眼で北方領土を見ることができます。
日本の領土、北海道の一部だと主張する以上、この北方領土もどこかの総合振興局ないし振興局に属していなければいけません。
ということで、この北方領土は地理的に最も近い根室振興局の管轄になっており、局内には北方領土対策課もあります。
ここではあまり知られていない北方領土の島々についてもご紹介します。
- 択捉島…日本で1番大きな島かつ日本最北端の島
- 国後島…岳という火山があり、温泉が湧いている。日本で2番目に大きな島
- 色丹島…高山植物の宝庫
- 歯舞群島…5つの島からなる。木がほとんど生えてない
圧倒的大自然を満喫できる根室振興局エリア
北海道を代表する大自然エリアである根室振興局エリア。
魅力的な観光地であると共に自然に囲まれ、この自然の恩恵と共に生きる生活に憧れる方も多いのでは?
観光・移住に味のある方はぜひチェックしてみてください。
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