冬の北海道観光にはグルメや名所めぐり、スキーとスノボ、雪と氷のイベント、雪景色が定番ですが、運がよければ出会えるプラス要素として、ナナカマドの赤い実と雪のコラボレーションをご紹介します。
冬の北海道、定番観光にプラスしたい楽しみ方です。
北海道のナナカマドの実は冬にいっそう赤くなる
ナナカマドは北海道内のあちこちで街路樹としてよく利用されているので、札幌市の中心部や住宅地でも見ることができます。
夏に白い花を咲かせ、秋に赤く実が色付き、冬には実の色がいっそう鮮やかになり、美しさは冬こそ見るべきと言えるかもしれません。
ところが冬のナナカマドの美しい赤が注目されることは、残念ながらあまりないのです。
冬の北海道では雪が積もるので、人はいつも下を向いて歩きます。こうなると街路樹は視界に入りにくいですね。
特に運よく夜に大粒の雪がフワフワと降った翌朝、ナナカマドの木の近くで視線を上に向ければ、純白の雪を載せたナナカマドの赤い実を見ることができます。
これはほんとうに美しいので、観光で訪れた方にもぜひ知ってほしいものです。
赤い実はその後、小鳥たちの大切な食糧になります
ナナカマドの実は秋の初めに色付き、木の葉が落ちても腐らず木に残り続けます。
エゾヤマザクラ等多くの木の実が熟すとすぐ鳥などに食べられるのに対し、ナナカマドは冬になっても鮮やかな赤い実を着けたままなのです。
この理由はナナカマドの実が苦く、鳥たちにとって美味しいものではないためだそうです。
それでも冬になり2月を迎える頃にはこの実の苦さが薄れ柔らかくなってくるので、食料が少なくなる時期とも重なって、鳥たちに食べられるようになります。
冬になるとやって来るツグミなど渡り鳥のほか、留鳥のヒヨドリやスズメたちにとっても、大切な食糧なのですね。
ひとつひとつの木に個性がある?
公園や街路樹で見るナナカマドの多くは、種子から育てられた苗が大きくなったものです。
このためそれぞれ、例えば人間がひとりずつ顔つき・背の高さ・声が違うように、ナナカマドにも枝ぶり・木の高さ・実の着き方に個性があるのです。
街路樹として並んでいるナナカマドの木を少し離れて眺めると、その個性の幅が大きいことにすぐに気付くでしょう。美しく雪を載せた実も、その形と大きさは木によってさまざまです。
少し歩き回ってお気に入りの木を見つけるのも、おすすめしたいナナカマドの楽しみ方です。


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