たとえば道民でも、町名を言われてぱっと思いつかない道東の足寄町。
シンガーソングライターの松山千春さんであり、ラワンブキでも知られいるような・・・。
一見、それだけのような町かとおもいきや、化石好きにはたまらない「足寄動物化石博物館」があります。
足寄動物化石博物館
大昔、足寄町は海だったため、化石が多く見つかる町としても有名。
束柱類の化石が多く発見されていますので、こじんまりとした小さめの博物館なのですが、たくさんの化石標本が展示されていて、大人の入館料が400円なのに見ごたえたっぷりです。
束柱類とは3000万年前から1000万年前に、日本やアメリカ西海岸など北太平洋沿岸で暮らしていたと考えられている哺乳類。その代表とされる「デスモスチルス」の化石が足寄町で見つかり、束柱類の中でも最古、世界では未だに1つしか見つかっていない化石に足寄(あしょろ)の名前がつけられ「アショロア・ラティコスタ」と命名されました。
テーマごとに、クジラに関する骨格展示、足寄の周辺を中心にした地球の歴史コーナーでは、マンガン鉱物の生成される、世界でここだけしかみられない「湯の滝」についてなど、さまざまな見どころが盛りだくさん。
特にクジラは昔、海ではなく陸で生活していたというパネルがあり、読んで感心したのを覚えています。
まだまだ楽しめる博物館
この博物館は、発掘体験や模型作り等など親子で楽しめる体験メニューが豊富です。
ほとんどが予約が不要で費用も数百円程度、その時の都合やお子様の気分に合わせられるのと、夏休みであれば子どもの自由研究にも打ってつけですね。
訪問時にポスターが張ってあって、気になったのが「ナイトミュージアム」。
時期的に参加はできませんでしたが、真っ暗な博物館を巡るらしいので、かなり怖いのでは?
他にも子どもから大人まで楽しめそうなイベントが盛りだくさんで、わざわざ遠くからでも行ってみる価値はあると思います。
たまたま訪問したのですが、思った以上に楽しめた博物館でした。
暑い夏は博物館で涼みながら、楽しく勉強してみてはいかがでしょうか。
※画像はイメージです。
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