北海道の新たな名物(といっても認知されてからかなりの月日が過ぎたが)スープカレー。その名付け親の店、が札幌にある。
知る人ぞ知るそのお店「マジックスパイス札幌本店」は札幌市営地下鉄「南郷7丁目」駅から歩いて数分のところにある。東京・下北沢や名古屋、大阪にも支店があるため、もしかしたら北海道に行ったことがない方でも、「マジックスパイス」に行ったことはあるという方もいるかもしれない。
異界で見る夢のような外観
まずは店の外観をご覧いただきたい。
異国、いや異界のスパイスがきいたサイケデリックな夢でもみているのかという外観。
中も異界の夢でもみているかのような極彩色の内装で、魔法にかけられたようだ。
魔法が効き過ぎた(ので、対策する)
さてテーブルに通されてメニューをみてみると、ちょうどよく「初音ミク マジカルミライ」とのコラボメニューがある。よし、カレーはこれにしよう…というところで、辛さをどうするか少し考える。
実は筆者、マジックスパイス札幌本店は2度目の来訪。
一度目は北海道の食材をふんだんに使った札幌店限定メニュー「北恵道(ほっけいどう)」の悶絶を注文した。
辛さの指標で「悶絶」って何だ?と思う人もいるだろう。
マジックスパイスは辛さの指標が独特で、辛いものから順に・虚空・天空・極楽・涅槃・悶絶・瞑想・覚醒となっている。スタッフに確認したところ「瞑想」は一般的なカレーの中辛レベルとことだった。スープカレーは普通のカレーより多少辛いくらいが好みだったため、当時は悶絶をチョイス。ちょっと辛いなーと感じたものの、スプーンはどんどん進んで美味しく食べられた。
だが筆者の日頃の不摂生・運動不足がたたったのか、そのあとで旅行中だというのにスパイスの魔法(おそらくいったん体力を使って、使った分以上に体力や健康を回復する魔法)にかけられてしばらく動けなくなるほど調子が悪くなった※。
というわけで前回の轍を踏まないよう、今回は辛さを控えめに…。
「ミクねぎスープカレーの瞑想でお願いします」
※しばらくしてからきちんと元気になって動けるようになったのでご心配なく。
ミクねぎスープカレーをいただく
さて、ミクねぎカレー。
こちらは「初音ミク マジカルミライ」とのコラボメニュー。チキンのほか、大ぶりに切られたネギがどっさりと入っている。チキンは柔らかく煮込まれていて簡単にほぐれる。一方でネギはしっかり焼いた後にカレーに入れているのか、歯応えを残した仕上がり。ネギを噛み締めるとじわりと葱油が口の中に広がり、摩訶不思議に入り組んだスパイスの風味とハーモニーを奏でる。
今回頼んだ「瞑想」。個人的にはちょっと辛さが物足りないかな?と思ったが、前回のように魔法が効き過ぎてしばらく行動不能になるよりは良い。とはいえマジックスパイスが初めてで、かつ人並みの辛さ耐性があるならば悶絶を頼んでみるのが良いだろう。
美味しくカレーを完食し、お会計を済ませて宿へ向かう。
やっぱり魔法にかけられた
さて、スパイスの魔法が効き過ぎた前回を反省し「瞑想」を頼んだ筆者の体調はどうなったかというと。
行動不能こそならなかったが、しばらくして急激に眠くなり宿につくなりすぐ就寝、日頃の睡眠不足を取り戻すかのように11時間ほど寝続けたのであった…。
辛さが控えめでも、スパイスの魔法はしっかり効くらしい。
札幌に来た際は、マジックスパイス本店ででスパイスの魔法にかけられてはいかがだろうか。
マジックスパイス本店 店舗情報
住所:札幌市白石区本郷通8丁目南6−2
TEL:011-864-8800
営業時間:11:00-15:00 / 17:30-22:00
(※土日祝は通し営業)
定休日:水・木曜日
公式サイトはこちら
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