根室の金刀比羅神社例大祭

北海道の3大祭りとは 「札幌市の北海道神宮例祭」「江差町の姥神大神宮渡御祭」そして「根室市の金刀比羅神社例大祭」の3つです。今回は小さな町、根室市の大きなお祭りの話です。

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価値観の違いと熱意を味わうことが出来る「祭り」

多くの人にとってお祭りは見て楽しむものでしょう。しかし人口2万7千人の町「根室」の根室市民にとっては違うのです。かくいう私も生粋の根室市民というわけではなく仕事の都合で2年余り暮らしただけでしたが、お祭りに関しての価値観の違いと熱意を味わうことが出来ました。

根室市民は最低でも1度は祭りに参加するそうで、筆者が根室で過ごして2年間でもお祭りに参加したことがないという人に最後まで出会うことはありませんでした。

根室市市民の小学生は神輿の行列に笛や太鼓を持って多くの方は1度目の参加をするそうで、ただ行列に参加して歩くだけではなく、夏休みはほぼ毎日ぐらい練習するのです。厳しい練習を乗り越えて、中学性や高校生になって参加する方ももちろんいます。

一体感が忘れられない

北海道の市区町村の中で人口が37番目の町の祭りが、なんで北海道3大祭りなんだと思う北海道民も少なくないでしょう。しかし大きな町では生み出せない一体感が北海道の最東端である根室市にはあって、祭りの熱気が忘れられない。一体感が忘れられないという人は一生参加するというのです。

根室市民が一生懸命に練習したお祭りは3日間続き、お祭りのメインは重さ1.5トンの絢爛豪華なお神輿とそれに続く約1,300人超の1㎞を超える行列。
夜には根室市内の各地域ごとの山車の競演です。それぞれの「区」と呼ばれるグループごとに太鼓・笛の音そして掛け声で互いを鼓舞するかのように競い合います。ライトアップされた中で交差する音と光が見る者を感動させてくれます。

お祭りの出店も北海道のお祭りの中でベスト5ぐらいには入るのではないか?というぐらいの規模があり、その数はなんと200店舗。お祭り会場にあたるストリートは坂道なので、端から見下ろすとまた出店の灯りが夜の町に浮き上がるようで美しいのです。
普段は静かな町が喧噪と灯に包まれる光景は見る者の心を打ちます。

一度ご覧になって見てはいかがでしょう

根室市は水産に恵まれた土地柄なので「さんま」や「花咲がに」などの食べ物のイメージが強く、「サンマの食べ放題」や「サンマ掴み取り」のサンマ祭り。
思う存分格安で花咲カニが楽しめる「カニ祭り」なら知っているという方もいるかも知れませんが、北海道の3大祭り「根室市の金刀比羅神社例大祭」をぜひ一度ご覧になって見てはいかがでしょうか?

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