道東で本格サウナ体験!「KIELO SAUNA」

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皆さんはサウナがお好きですか? 私は、正直なところ少し苦手でした。「ととのう」という言葉は知っていても、なんとなく“サウナー”と呼ばれるような玄人向けの世界という印象があり、自分には縁がないものだと思っていました。

しかし今回、知人から「初心者でも安心して楽しめる本格サウナがある」と教えてもらい、思い切ってチャレンジしてみることに。初めてのアウトドアサウナ体験、その舞台は道東・阿寒にある森の中でした。

目次

原生林の中に佇むアウトドアサウナ

私が訪れたのは、釧路空港から阿寒方面に車でおよそ20分、スキー場「阿寒ロイヤルバレイ」のふもとにある「KIELO SAUNA」です。
一帯は手つかずの自然が残る原生林に囲まれており、サウナ施設はその風景にとけこむように木造で建てられていました。そばの大きな木にはエゾリスが現れることもあるとか。まさに“日常から切り離された癒しの空間”です。

ちなみに「KIELO」とは、フィンランド語でスズランの意味。阿寒町の町花でもあるスズランをモチーフにしたロゴもかわいらしく、優しい雰囲気を醸し出しています。

本場さながら!薪ストーブで楽しむサウナ

「KIELO SAUNA」は完全予約制になっています。受付を済ませたら、更衣室で水着に着替えサウナ室へ。施設では水着やサウナハットのレンタルもあり、手ぶらで訪れても安心です。
サウナ室内は薪ストーブのやわらかな熱でじんわり温かく、木の香りが優しく漂います。想像していたような息苦しさはなく、空気がしっかり循環していて快適でした。初心者にもやさしい設計とのことで、長時間過ごしてもつらさを感じません。

この日のロウリュウは、バーチのアロマ。サウナストーンにアロマ水をかければ、心地よい蒸気とともに爽やかな木の香りが広がります。大きな窓から見える原生林の景色と相まって「ここは本当に日本なの?」と思ってしまうような非日常感でした。

自然の中で、格別の「ととのい」体験

サウナで汗をたっぷりかいたあとは、屋外デッキに設置された水風呂へ。この日の水温は12〜13度。体がきゅっと引き締まるような冷たさに驚きつつも、水から上がってチェアに腰掛けた瞬間──全身の力がふっと抜けるような感覚に包まれました。
頭がスッと軽くなり、空と木々だけが視界に入ってくる。聞こえるのは鳥のさえずりと葉擦れの音だけ。「これが“ととのう”ということか!」と、初めてその境地を実感しました。


この日は、一人で訪れていた常連の方ともお話しできました。なんと、片道2時間かけて通っているのだとか。そんな常連の方も、初体験の私も、それぞれのペースで楽しめるサウナ──それがKIELO SAUNAの魅力なのだと思います。

北欧風カフェで心まであたたまる

サウナの後は、併設のカフェで一休み。白木を基調にした北欧風のインテリアでまとめられた店内は、森の景色と調和し、静かで心地よい時間が流れます。

メニューには軽食やデザートがあり、サウナで空っぽになったお腹をちょうどよく満たしてくれます。とくにおすすめなのが、北海道特産のハスカップを使ったソーダやヨーグルトドリンク。すっきりとした酸味が心地よく、サウナ後の火照った身体にもぴったりです。
また、店内ではKIELOオリジナルグッズの販売も。ロゴを手がけたアーティストによるイラストカードのほか、Tシャツやタオル、サウナハットなど、旅の思い出に持ち帰りたくなるアイテムが揃っています。

実際に体験してみて

「サウナ=熱くて苦しいもの」という先入観を覆してくれた、今回の体験。帰り際には「次はいつ来よう……」と考えてしまうほど、その魅力に心を奪われていました。

初心者でも安心して楽しめて、本格的なフィンランド式サウナの魅力を存分に味わえる「KIELO SAUNA」。
道東・阿寒の大自然とともに、心も体も“ととのう”極上のひとときを、ぜひ皆さんも体験してみてください!

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