オホーツク海沿岸に位置する紋別市は、流氷観光で知られる町です。
冬になると海を覆う流氷、オホーツクの厳しい自然、流氷観光船「ガリンコ号」などが有名です。
なにげなく海沿いを歩いていると、ひときわ異彩を放つ巨大なオブジェクトに出会うことでしょう。
海岸に突然現れるオブジェクト
正式には「カニの爪オブジェ」と呼ばれるこの作品。
近づいて見ると、その大きさは想像以上です。 人間の身長ほどあるという程度ではありません。
巨大な爪の前に立つと、自分が小さな生き物になったような感覚になります。
しかし、この巨大なカニの爪は、単なる観光用のモニュメントとして作られたものではありません。
誕生のきっかけとなったのは、1983年に紋別で開催された「流氷アートフェスティバル」。
この催しでは、オホーツクの自然を題材にした芸術作品が制作され、その一つとして誕生。
制作には彫刻家の長崎歳氏や地元関係者が携わり、高さ約12メートル、重量約7トンという巨大な造形物が完成したのです。
当時、この作品は現在のように陸上へ設置されていたわけではありません。
流氷の季節には海へ浮かべて展示され、白い流氷の海に赤い巨大な爪が浮かぶという、現実離れした光景を醸し出しました。
オホーツクの海に、まるで巨大なカニが姿を現したかのようなその姿は、多くの人に強烈な印象を与えたのです。
現在では海岸沿いに設置されていますが、存在感は変わることなく、紋別を象徴する風景の一つとして残されています。
映えスポット?
現在、SNSなどを通して拡散され、紋別を代表する写真スポットの一つとして知られるようになりました。
遠くから撮影すると、海岸に巨大なカニ怪獣が出現したかのような特撮映画のワンシーンのような写真を撮ることができます。
近くから撮影すれば、巨大な爪に襲われているような、まるで怪獣映画の主人公になったようなユニークな写真に仕上がります。
撮影する角度や人物の配置を工夫することで、さまざまな特撮風の写真を楽しめるのも、このオブジェの魅力。
流氷の季節だけではなく、一年を通して楽しめるフォトスポットとなっています。


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