美しい湖面に浮かぶ線路〜北海道の幻想的なスポット

皆さん、ジブリの名作「千と千尋の神隠し」はお好きでしょうか?
目を奪われるような背景美術が多い作品の中でも、特に私の印象に残っているのはこのシーン。

主人公が電車に乗って、美しい湖の上を進んでいく──そんな幻想的なワンシーンを体現したようなスポットが北海道にあると聞き、夏の休暇を利用して行ってみました!

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北海道の自然を一望!壮大すぎる「天空の湖」

それが十勝管内に位置する河東郡鹿追町の「然別湖(しかりべつこ)」。
この湖は標高180Mと高い場所に位置していて、峠のようなやや勾配のある道路を登った先に見えてきます。
そのため「天空の湖」という別名があるんですね。

湖面の澄み渡ったブルーと壮大な十勝の空のブルーを一望でき、これぞ「北海道の大自然」ともいうべき迫力のある景色。坂道を登りきると、湖畔を眺めながら軽食を取れるおしゃれなカフェもありました。
店内は静かで広々としているので、長時間の運転で疲れた体を休めたり、自然の中でゆったりとした時間を満喫したりしたい時にもピッタリ。カップルで訪れるのにも絶好のロケーションです。

今回私は挑戦していませんが、シーズンにはカナディアンカヌーも体験できるとのこと。
ファミリーやアクティビティがお好きな方はこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。

「湖底線路」はどこにある? なぜ湖の中に線路があるの?

冒頭で紹介した映画のワンシーンのような「湖底線路」は、坂を上り切る前の横道の先に存在します。林の中に逸れていくため、見落とさないように注意してくださいね。
鬱蒼とした山道を抜けると見えてくる景色は、まさに絶景。夏の眩い照り返しの中で涼しげに揺れる水面と、その先へ消えていく線路の姿は、本当に異世界に迷い込んでしまったかのように幻想的です。

ところで、なぜ湖の中に線路があるのか?
・・・その答えについては、冬期間に凍結してしまう前の湖から遊覧船を引き上げるためだそう。北海道の厳しい寒さが、この美しい風景を生み出したのですね。

観光を楽しむための注意点!

然別湖の湖底線路、水際まで砂利道が続いているため、ハイヒールなどの動きにくい靴で訪れることはおすすめしません。動きやすい服装とスニーカーなどが必須です。
また駐車場が狭く区画がはっきりしたものではないため、観光シーズンは混雑している可能性が高く、山道に寄せて駐車する方も多いため、道幅は狭く、歩行には特に注意が必要です。

ここだけではないのですが、夏季でも、特に夜間に気温がとても下がる事もあるので、羽織るものを用意するのをおすすめします。

実際に行ってみて

とにかく「壮大」の一言。
まるで日頃の悩みがちっぽけに思えてしまうくらい、湖やその周りの木々、青く広がる大空が生み出す景色は圧倒的で、とてもいいリフレッシュになりました。

「湖底線路」は観光シーズンということもあり多少混雑していましたが、それでも記念に残る一枚が撮れたことが嬉しく、旅の思い出となりました。
皆さんもぜひこちらのスポットを訪れて、名画の主人公になってみてはいかがでしょう。

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