道民のソウルフード「いももち」とは?

みなさん「いももち」という北海道の郷土料理をご存じですか?
年間を通じてよく食べられ、子供からお年寄りまで幅広い年齢層に愛されている道民のソウルフードのような存在です。

今回は、この「いももち」についてご紹介します!

目次

いももちとは?

いももちは、文字通りイモでつくった「餅」のような食べ物です。
みなさんご存じのとおり、北海道といえば日本一のジャガイモ生産地であり、このジャガイモを使って作られているのが「いももち」です。

1980年代に北海道でも美味しいお米が作れるようになって、今ではおいしいお米がたくさん作られています。
そもそも米作りに適していない土地であり、それ以前は米やもち米の生産技術が未発達でした。
かわりに豊富に生産されるジャガイモを使って、餅の代用品として「いももち」作られていたのが始まりのようです。

手軽で美味しく、お腹も膨れることから開拓時代から今に至るまで道民の間で定着し、食事以外にも、子供のオヤツや酒のツマミなど、幅広く食べられるソールフードになりました。

旅行で北海道へ来た方で食べたいとおもったら、近くのスーパーマーケットや道の駅へ行くと大体売っていますので、試してみてください。

いももちの作り方とバリエーション

材料はじゃがいも、片栗粉、塩。あとはタレ用に、醤油、砂糖、みりんを用意してください。

肝心な作り方ですが、ジャガイモの皮をむいて茹でたじゃがいもを、マッシュポテトをつくる要領で潰していきます。潰す前に少し火を通して水分を飛ばしておくと良いですね。

ジャガイモはどの品種でも作れますが、食感が変わってきます。
餅のようなもちもち感を出すためには、男爵やキタアカリなど、粘りがでる品種がおすすめです。
キタムラサキなど紫のイモを使えば、綺麗な色でいつもとちょっと違ういももちになります。

さて、まんべんなく潰れたら、片栗粉と塩を少々を加え滑らかになるまでコネて生地をつくり、丸餅のようにしたり、円柱状に作って輪切りにしたりして成型しますが火を通すので、きもち薄めにするのがポイントです。

後はできあがった生地をフライパンで餅のように焼いて、出来上がり。
焼き加減はお好みで、私は表面全体がキツネ色になるぐらいにしっかり焼くのが好みです。

お好みのタレをかけて出来上がりで、砂糖と醤油の甘辛ダレが一般的で道民の方々は、やや甘めがお好きなようです。
他にもバター醤油や明太子マヨなど、さまざまにアレンジができ、各家庭や地域によっていろいろなバリエーションがあるようです。

ちなみに私は、醤油だけでシンプルに食べるのが好みです。

ジャガイモがあったら作ってみてね

いかがでしょうか?いももち、とっても好きです!
北海道では、ありがたいことにジャガイモを頂くことが多く、大好きなのでどんなにたくさんあっても、食べるためのレシピに困ることはありませんが、やはりジャガイモがたくさん手元にあると「いももち」を作って食べたくなります。

北海道はジャガイモの産地だから、ジャガイモをたくさん食べるために「いももち」が作られたのかと思っていましたが、始まりは「餅の代わり」だったのですね!
先人達が餅のように、おいしくジャガイモを食べるため開発してくれた「いももち」に感謝してこれからも食べたいと思います!

みなさんも、北海道にお越しの際は「いももち」を食べてみてください!
そして、お家でも作ってみてください!

※画像はイメージです。

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