自然や美味しいものがたくさんある北海道ですが、歴史や成り立ちとなるとほとんどわかりません。
もっと深く北海道のことを知りたい。できれば、ゆっくりのんびり学びたいと思い立ちました。
そこで、北海道大学総合博物館が2016年にリニューアルしたというので、見学に行ってきました。
札幌駅から徒歩10分とお手軽に見学
北海道大学の入り口までは札幌駅から歩いて5分。都会の街中とは思えない豊富な自然と明治期のレトロな建物も残る広大な敷地を歩くこと、さらに5分。ポプラ並木の直線道路沿いにあるレンガ造りの建物が北海道大学総合博物館です。
見応えのある展示物は圧巻の1万点
国立大学の博物館ですので、大学の活動や研究などを広く知ってもらい理解してもらうことを目的に、1999年に創設されました。
学術標本だけでも400万点収蔵されており、そのうちの1万点を展示しています。
博物館内は3階建てとなっており、1階は北海道の歴史や成り立ちなどを広く知ることのできるように、いろいろな分野の展示物を見て回れます。
2階・3階になると各学部ごとの研究内容や収集物がわかりやすく展示されています。
酪農業の盛んな北海道らしく、農学部や獣医学部にちなんだ植物や骨格などの標本展示や、疫学などの医学部にちなんだ生物展示なども見どころと言えます。
迫力のある大型恐竜の骨格展示
古生物学でも有名な北海道大学ですので、アンモナイトや恐竜をはじめとした化石の展示も一見の価値があります。最近では、全国でも珍しい草食恐竜の全身骨格が出土したことでも有名ですが、その指揮をとった教授もこの博物館の学芸員です。恐竜好きなら良く知っているデスモスチルスやニッポノサウルスなどの全身骨格も、レプリカながら見応え十分です。
見学者に楽しく優しいスポットも提供
博物館内には、軽食の用意のあるカフェも併設されていて、見学に疲れたら小休止をすることもできます。隣には土産物スペースもあるので、大学オリジナル商品でちょっと面白い北海道土産を購入することもできます。
小さなお子様連れでも楽しめるように、タッチパネルで答える「北海道クイズ」コーナーもあって退屈しません。エレベーターもありますのでベビーカーでも安心です。
まとめ
ゆっくり見るなら1時間~2時間は、すぐに経ってしまいますが、学部や分野ごとに展示スペースが分れてますので、興味のあるところだけを見て回れば30分くらいでも見学できます。
見学は無料ですが、博物館維持のために募っている寄付にも楽しい仕掛けがあります。
博物館をかたどった箱にお金を入れると、あの有名な農学博士の名セリフが聞こえてくるのです。
思わず何度も聞きたくなって、たくさん寄付してしまいます。
ちょっとした旅の隙間時間にもうひとつ見学したい。
そんなときには、北海道を賢く知ることのできる北海道大学総合博物館に行ってみてください。
北海道大学総合博物館 の施設情報
住所: 〒060-0810 北海道札幌市北区北10条西8丁目
TEL・FAX: 011-706-2658
営業時間: 10:00-17:00
定休日: 月曜日
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