今から数年ほど前、大学時代色々な場所に行った。
中でも忘れられないのが、網走原生牧場観光センター。
北海道へ行くし乗馬でもしてみようかぐらいの軽い気持ちで、旅行先の近くの乗馬できる施設を適当に見つけてネット予約したのだった。
北海道はでっかいどうって・・・ほんとそれ
当日、指定された駅まで行くとワゴン車にほおりこまれ、このまま売られるんじゃないかという不安が。
到着とともにそれはなくなったが、次に想像もよらない事は本州にいる馬とは全然違う。
ひょろり、スラットしているのではなく、毛が長くがっしりして大きな馬だ。
囲われてるのか、囲われてないかもわからないほどの敷地、キラキラ光る白銀の世界に何十頭もの馬馬馬。
でっかいどう・・・て思わずつぶやいてから、恥ずかしくなったのを今でも覚えている。
乗馬なめてた
乗馬って、馬にのってスタッフが手綱持ってくれて、グランド数周するみたいなイメージだった。
着くと同時にどの馬に乗るかを指定され、そのまま乗る。
少し進むと、そのまま草原にほりだされる(スタッフはちゃんといる)。
もう、なにがなんだかだか・・・考えるな感じろと私の中の修造が叫んでる。
馬と一体化
不安になると馬も不安になる。わかっていても3メートルの高さは不安で仕方がない。
だが20分もすれば不思議なことに、ゆっくりだが馬と一体化するような感覚になり楽しくなった。
馬の鼓動がここちよきなり、思った方向に進めるようになった。
温かな体に命を感じ、体験なんて失礼なのでは?とおもう。
雄大な自然に溶ける
少し慣れたころ、そのまま海へ行こうとのことで、川の中を歩き海へでた。
雪がつもる砂浜を馬に乗り走るのは気持ちよかった。
高揚している頬、走るとひんやりとした空気が顔にあたるのがたまらない。
雄大な自然なんて文字にしてしまえば簡単だが実際、人は自然を見て泣けるものだと知った。
映画のワンシーンのような時間が続き、今でもその時の感動は忘れられない。
乗馬ってどこでもできるもんだと思ってた。
自然に溶ける、野生に戻る、言葉にできない感動を北海道で味わえた。
おわりに
学生時代に旅行した話だが、今でもその感動は忘れられない。
自然に溶けていくような感覚は、自身の子どもにも体験させてあげねばというなぞの使命感さえある。
貴重な体験を北海道だからこそできた。
あのときの光、香り、鼓動、それ以上にお尻の痛み、降りたあともしばらく揺れるような感覚は忘れない。
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※画像はイメージです。
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