とにかく広くて市町村の数も多い北海道にはエリア分けの仕方が多数あります。
その中の1つが行政区分である総合振興局・振興局によるエリア分けです。
今回は北海道内に14ある総合振興局、振興局の中から日高振興局の基本情報や魅力を紹介していきます。
日高振興局エリアの基本情報
日高振興局エリアの総面積は約4,812?、人口は62,264人(2022年11月30日住民基本台帳)となっています。
1つのエリアながら総面積は和歌山県の面積約4,725?、福岡県の面積約4,987?とほぼ同じ面積で北海道の広さが感じられます。
同じ北海道内にある檜山振興局と並び管内に「市」を持たない振興局となっています。
日高山脈の西側に位置し、エリア面積の約8割を山林が占めており、豊富な森林資源を有しています。
競走馬の産地としても知られており、競走馬のふるさととしても有名なエリアとなっています。
日高振興局の市町村
日高振興局エリアは7町で構成されており、市や村はありません。
まずは管内の7つの町の特徴をご紹介します。
- 日高町
旧日高町(通称:山日高)と門別町(通称:海日高)が合併し飛び地の町として誕生。日高振興局エリアの玄関口 - 平取町(びらとり)
アイヌ文化の拠点のまちの1つ。日本一の野生すずらん群生地がある - 新冠町(にいかっぷ)
町内の「新冠レ・コード館」では60万枚超のレコードを所蔵するレコードと音楽のまち。特産のピーマンを使ったピーマンソフトクリームを道の駅で食べられる - 浦河町
約200もの牧場があり、競馬関連施設も多数あるサラブレットの町 - 様似町(さまに)
町全域がアポイ岳ジオパークとしてユネスコの世界ジオパークに認定されている - えりも町
とにかく風が強い、襟裳岬がある町 - 新ひだか町
特産は日高(みついし)昆布。桜の名所「二十間道路」は花見時期に混み合う
日高振興局エリアの魅力
日高振興局エリアは、北海道の背骨とも呼ばれる大山脈・日高山脈と実り豊かな太平洋に挟まれた場所に位置し、エリアの約8割が森林に占められる自然豊かな土地です。
こうした豊かな自然を生かした農業・漁業・観光業が営まれていることに加え、競走馬の生産地としても知られており、有名な競走馬を多数輩出してきた歴史があります。
また、気候面を見ると北海道内でも比較的、夏は涼しく、冬は雪の少ないエリアとなっており、この過ごしやすさや豊かな自然に囲まれた環境は、都会の会社で働きつつ地方での生活を楽しめるワーケーションやテレワークにも適したエリアと言えるでしょう。
公務員が副業!?日高振興局の先進的取り組み
公務員といえば副業禁止、一般の会社員に比べて規則も厳しいイメージがあります。
しかし、日高振興局エリアは農業や漁業といった一次産業の働き手が慢性的に不足していて長年の大きな課題となっていました。
そんなエリアの課題を解決するため、日高振興局はなんと「ナナイロひだかサポーター」と呼ばれる制度を創設し、いわゆる職員の副業を解禁。
副業の内容については、地域や社会的課題の解決に関わる公共性の高い活動に限る、週8時間以下の活動で本業を妨げない、報酬は社会通念上、相当な範囲などの制約はあるものの、職員の中には実際にこの制度を利用して、いちご農家に就業し、いちごの収穫作業をしたり、日高特産の昆布を干す作業に従事した職員もいるようです。
また、職員がナナイロひだかサポーターとして働く様子は日高振興局HPや各種SNSで公開され、日高振興局エリアで働くというのはどんな感じなのかを発信しています。
日高振興局エリアへの移住、そして現地での職探しを検討している方はぜひチェックしてみてください。
大自然に囲まれて癒されながらもアクティブに過ごせる日高振興局エリア
壮大な山々と広大な海に囲まれ、多くの競走馬たちの故郷でもある日高振興局エリア。
観光で訪れた際には、牧歌的な雰囲気と大自然を生かしたアクティビティを通じて、心身をリフレッシュできるでしょう。
また、実際に日高振興局エリアでの生活について教えてもらえるオンラインイベントや暮らしのお役立ち情報の発信、実際の農業体験などを実施し、移住希望者を積極サポートしています。
観光・移住で興味のある方はぜひチェックしてみてください。
※画像はイメージです。
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